杏仁豆腐でアレルギーが出る?アレルギー持ちでも食べたい場合は?

杏仁豆腐が好きな方、多いと思います。ですがこの杏仁豆腐、食物アレルギーを持つ人にはちょっと厄介な食べ物なんです。そこで今回は

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杏仁豆腐のアレルギー成分

杏仁豆腐にはどんなアレルギー成分が含まれているのでしょうか？

杏仁ではなくアーモンドナッツが使われる事がある

杏仁豆腐の基本的な作り方で使われる原料は、とてもシンプルです。

• 杏仁霜（きょうにんそう）
• 砂糖
• 牛乳
• ゼラチン

杏仁霜に砂糖と牛乳を加え、ゼラチンや寒天を使って固めたものが杏仁豆腐です。

杏仁豆腐の「杏」とはアンズのこと。「杏仁」とは、アンズの種の中にある白い実のことを指します。その白い実を粉状にしたもののことを、「杏仁霜」と呼びます。

杏仁霜はとても高価なものです。そしてその風味はアーモンドによく似ています。

そのため杏仁豆腐と謳いながらアーモンドパウダーやアーモンドエッセンスが使われていることがあるのです。

ナッツアレルギーの人がアーモンドで代用された杏仁豆腐を食べると、アレルギー反応が出る可能性があるのでじゅうぶん注意してくださいね。

また杏仁霜そのものはアンズの種の中の実を粉にしたものなので、ナッツ類に分類されます。

ただし一般的には、杏仁霜をナッツアレルギーの人が食べてアレルギー反応が出る可能性は高くないとされています。

とはいえ症状は人によりますし絶対とは言い切れないので、不安な人は避けるのがベターです。

乳製品が使われる場合が多い

杏仁豆腐には基本的に牛乳が使われます。乳アレルギーの人は意外と多いので、杏仁豆腐でアレルギー症状が出る可能性は高いです。

また杏仁を粉末にした「杏仁粉」や「杏仁霜」という商品は、杏仁豆腐の原料となるものです。これに牛乳や糖類を混ぜて杏仁豆腐を作れるなら、牛乳を使わなければいいだけでは？と思いますよね。

でも待ってください。

実は杏仁粉や杏仁霜には「脱脂粉乳」や「全脂粉乳」、「ミルクパウダー」などの乳成分が含まれていることが多いんです。

そのため安易に粉末だからと安心していては危険です。杏仁豆腐には乳成分が含まれている可能性が非常に高い、ということは頭に置いておいてくださいね。

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乳成分アレルギーでも杏仁豆腐が食べたいなら

杏仁豆腐は乳成分が含まれている可能性が非常に高いスイーツです。それでも食べたいとき、ありますよね。そういう場合の対処法についてまとめました。

甜杏仁豆腐を使用

甜杏仁豆腐は、言ってみれば杏仁豆腐の粉。この粉末に牛乳を混ぜれば杏仁豆腐になる、という商品です。この甜杏仁豆腐、粉末に乳成分が含まれていないのがポイントです。

一般的に自分で粉を溶かして作る粉末タイプの杏仁豆腐には、その粉の中に「乳糖」や「脱脂粉乳」、「ミルクパウダー」などの乳成分が含まれています。

そんな中で甜杏仁豆腐は乳成分不使用。乳アレルギーの人でも食べられる杏仁豆腐なんです。

甜杏仁豆腐の原材料は

• 粉糖
• 杏仁粉
• ゼラチン

のみのシンプルなもの。アレルギー特定原材料中で該当するアレルゲンは「ゼラチン」だけです。

この甜杏仁豆腐を使えば、乳成分不使用の杏仁豆腐が簡単に作れますよ。

牛乳の代わりに豆乳で

甜杏仁豆腐は牛乳を混ぜるだけで杏仁豆腐が作れる製品ですが、この牛乳は豆乳で代用できます。

豆乳は未開封なら常温保存が可能なので、ストックしておくのにも便利ですよね。

1. 豆乳を鍋に入れて火にかける
2. 温まったら甜杏仁豆腐の粉を入れてよくかき混ぜる
3. 粉が完全に溶けたら火を止める
4. 耐熱容器に流し入れ、粗熱を取ったら冷蔵庫で冷やし固める

いかがですか？とても簡単に乳成分不使用の杏仁豆腐ができあがりましたね。

ココットなどに小分けにすればそのまま食べられますし、大きな耐熱容器にまとめて作ってコロコロと切り分けるのもかわいいです。

お好みでフルーツやジャム、メープルシロップを添えても。またカラフルなゼリーと混ぜて盛り付ければ、華やかなスイーツに仕上がりますよ。

ご自分で好きなようにアレンジして楽しんでみてくださいね。

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ナッツアレルギーでも杏仁豆腐が食べたいなら

では、ナッツアレルギーの人が杏仁豆腐を食べたい場合はどうすればよいのでしょうか？

安いものは高確率でアーモンドを代用している

杏仁霜はとても高価な原料なので、安価な杏仁豆腐は高確率でアーモンドを使用しています。

そもそもアーモンドパウダーは、高価な杏仁霜の代わりとして誕生しました。

日本で売られている杏仁豆腐にはかなりの確率で使われていますので、必ず原材料を確認するようにしましょう。

杏仁霜はナッツアレルギーの症状が出にくい

杏仁霜はナッツ類に分類されますが、一般的に杏仁霜ではナッツアレルギーの反応は出にくいとされています。

ですが中国の一部では、アーモンドと杏仁の区別がされていないことがあるそうです。

というのもこのふたつは同じバラ科サクラ属で似たような実をつけるため、そもそも見た目での区別が難しいんだとか。

よく似ているだけで生物学上は別物なのですが、さらに厄介なことに英語で杏仁霜は「Almond powder」と訳されます。

そのため「杏仁霜」という商品名でも、実際にはアーモンドパウダーが含まれているものと含まれていないものがあるんです。

つまりナッツアレルギーの人が杏仁霜に挑戦してみたいという場合は、その商品が「アーモンド」なのか「アンズ」なのかをしっかりと確認する必要があるんですね。

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まとめ

杏仁豆腐、意外と奥が深いものなんですね。

アレルギーについては本人が一番理解していると思いますが、ひどければ死に至ることもある重大なものです。

安易に判断せず、しっかりと見極めることが大切ですね。

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