食物に関するアレルギーのなかでも、エビやカニの甲殻類は加熱すれば食べれるのではと思いますよね。では、甲殻類アレルギーは生だけが症状が出るのでしょうか。この記事では、
- 甲殻類アレルギーとは
- 甲殻類アレルギーの疑いがある場合は
- 症状が出た時の対処法は?
以上について、詳しく解説していきます。生食だけでどのような症状が現れるのか、もしくは加熱すれば問題ないかを含めて詳しく情報を知りたい方は、ぜひ最後までこの記事を読んでくださいね。
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目次
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甲殻類アレルギーとは
甲殻類アレルギーは、エビやカニなど甲殻類に分類される食材を食べた時に現れます。また、生だけでなくても現れます。
トロポミオシンというタンパク質が原因で引き起こされる甲殻類アレルギー。では、どのような症状を引き起こすのでしょうか。
甲殻類アレルギーを起こす食材
- エビやカニなどの甲殻類
- タコ
- イカ
- ホタテ
- カニカマ
- ダニ
以上のように生だけでなく、加工食品なども引き起こしやすいです。生じゃないからといって油断をせずに食べる時は、必ず含まれている原材料などを確認してから食べましょう。
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症状
甲殻類アレルギーの主な症状はこちらです。
- 蕁麻疹
- 喉のかゆみ
- 吐き気
- アナフィラキシーショック
- 呼吸困難
甲殻類アレルギーは、軽度のものから重度のものまで幅広いです。
死亡事例は?
甲殻類アレルギーに限らず、アナフィラキシーショックが起こった場合に死亡する事例が世界中にあります。
特定の食べ物を食べた場合は、蕁麻疹が出るだけといっても後々アナフィラキシーショックを起こして命の危険を脅かす可能性があるため、軽視してはいけませんよ。
心肺停止の時間
- 蜂・・・15分
- 食物・・・30分
加熱すれば大丈夫?
甲殻類アレルギーは、加熱しても意味がありません。加熱したくらいでは原因となりうる成分の構造は壊れないので、熱しても症状は起こります。
また、生食に限らず調味料や加工食品でも起こるのでアレルギーを持っている人は、原材料も注視しましょう。
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甲殻類アレルギーの疑いがある場合は
先ほどご紹介したような食材を食べてみた時に、蕁麻疹やかゆみなどの症状がでた時は甲殻類アレルギーの疑いがあります。特に食物に関することは、一歩間違えれば命の危険も脅かします。
自分がどのようなアレルギーを持っているのかを知っていることは、普段から食べる食材も気をつけられるので対処も出来ますよ。少しでも何か異変を感じた時は、検査を受けると良いですよ。
検査
本当に甲殻類アレルギーなのかを確認するためには、病院で検査を受けましょう。
- 血液検査・・・摂取した血液からIgE抗体の数値を見て判断する方法
- パッチテスト・・・皮膚に原因の物質が塗られたパッチを一定時間貼り、赤みなどの症状が出ないか確認する方法
治る事はある?
甲殻類アレルギーなどの食物に関するものは、完全に治ることはありません。ですが、病院で処方される薬によって症状は軽減できますよ。普段から、生だけでなく原材料にも注意しながら食事を取りましょう。
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症状が出た時の対処法は?
では、普段の食事を食べた時に症状がでた時の対処法は、どうすれば良いのでしょうか。
大量に摂取してしまった時は、吐き出してうがいをするのもひとつの方法です。また、普段から水分を多めにとっていきましょう。特にうがいもおすすめです。
食物アレルギーは、普段の食事のなかで生食だけでなく、原因となるものを必要最低限除去する必要があります。
応急処置の方法
食物関連のなかでも、特に危険なのがアナフィラキシーショックです。アナフィラキシーショックは、病院から処方されるエピペン注射を太ももに打つことで、気管支が広げられるので症状が落ち着きます。
また、アナフィラキシーショックは多くの場合8時間以内に発症する場合が多いですが、2日後にも現れる場合もあります。少しでも気になることがあれば、一度病院へ行って検査してもらうと安心ですよ。
どれぐらいで治まる?
症状によって治る時間は異なります。しかし、食べてすぐの時であれば30分程度で治ることが多いです。
一方で、アナフィラキシーショックは1日以内でほとんどの場合は治りますが、症状の状態によっては数日間安静にしておく必要もあります。不安を感じる人は、主治医へ相談すると良いでしょう。
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まとめ
甲殻類アレルギーは、生食だけでなく加工した食材でも症状がでます。今回の記事で解説したことをまとめますね。
この記事をまとめると
- エビやカニなどを食べて発症する甲殻類アレルギーは生食だけなくカニカマのような加工食品やダニでも吐き気や蕁麻疹のような症状が現れる
- また、生食は加熱しても原因となる構造が壊れないのであまり意味がない
- アレルギーの疑いがある時は、病院へ行って血液検査やパッチテストなどで原因の物質を知っておくと、今後の日常生活の中で注意ができる
- アレルギーは、治ることはないが病院で薬を処方してもらい、症状を軽減されられるので、一度医師に相談することもおすすめ
特に食物アレルギー関連は、一方間違えると死の危険もあるので自分の症状を知った上で自分の身の安全を守るために、普段から食べるものにも気をつけるようにしましょう。
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