薬味や生姜焼き・ジンジャーエールなどにして楽しむ生姜。ピリッとした風味が特徴的ですが、ひと口に生姜といっても新生生姜や葉生姜など様々な種類が存在します。
この記事では、そんな生姜について
- 新生姜と生姜の違いは?
- 葉生姜とは
- 生姜毎のおすすめレシピ
をテーマに紹介していきます。それぞれの生姜の違いについて知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
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新生姜と生姜の違いは?
1年を通して市場に出回っている黄色っぽい生姜と、夏だけに出回る白っぽい新生姜。このふたつの違いは、収穫時期にあります。
春に植えて夏のうちに収穫したものが新生姜で、秋に収穫して数カ月貯蔵してから出荷するものが一般的な生姜です。
そんな生姜と新生姜ですが、その違いを味・使い方・栄養素に分けて紹介していきます。
味
- 生姜・・・繊維質で辛みが強い。
- 新生姜・・・辛みが少なく、水分が多い。
使い方
- 生姜・・・生姜は、新生姜と比べると香りも味も刺激的。油との相性もよく、炒めるとより香り高くなります。千切りや薄切り、すりおろしを魚や肉を煮込むときに入れることで、臭みを消す効果もあります。生で食べられないこともありませんが、その場合はかなり細かく切るのがおすすめです。生で食べる場合、すりおろして薬味として使用しましょう。麺類を食べるときにスープに溶かしたり、豆腐や焼き魚、肉に添えたりするのがおすすめです。基本的には食べる直前に生のものをすりおろして使用するほうが辛みも香りもしっかりと楽しめます。しかし、時間がない場合には、チューブで販売されているものや、時間のあるときに、まとめてすりおろして冷凍保存しておいたものを使用しましょう。また、身体を温めてくれる働きがあるので、温かい飲み物にすりおろした生姜を入れるのもおすすめです。
- 新生姜・・・新生姜は、よくお寿司と一緒に食べられるガリに使われています。このガリは新生姜を甘酢に漬け込作られています。生食に向いており、辛みも少ないのでそのまま食べられます。
栄養
新生姜も根生姜も栄養成分にはほとんど違いはありません。ただ新生姜は水分が多く、根生姜は水分が少ないので、100gあたりの栄養価が新生姜より高めです。
生姜特有の辛みは、ジンゲノールという成分によるものです。ジンゲノールには強い殺菌作用があり、風邪予防に最適。
ジンゲロールは加熱するとショウガオールになり、新陳代謝を活発にして体を温める効果があります。冷え性の方にもぴったり。
また、食欲増進や胃の消炎作用に役立つシネノールという成分も含まれています。
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葉生姜とは
葉生姜とは、根茎がまだ小さく柔らかいうちに葉が付いたまま若取りしたものです。主に小生姜と呼ばれる小ぶりの品種が使われます。
葉生姜では東京都台東区谷中で収穫される、谷中生姜という品種が一番有名でしょう。ここでは、そんな葉生姜の味や使い方・栄養について紹介していきます。
味
葉生姜の根茎は柔らかく、辛味も一般的な生姜ほど強くありません。風味がよく、生のまま齧れます。
芽の付け根の赤みが強く出ているものは、品質が良いと言われています。
使い方
葉生姜は、甘酢漬け・醤油漬け・天ぷら・もろみそなどさまざまな方法で楽しめます。
甘酢漬けは、魚の臭みも消してくれる上、甘酸っぱさと香りが口の中をさっぱりとさせてくれます。
また、甘酢漬けにしたものを細かく刻んでご飯に混ぜて食べてもとても美味しくいただけます。
栄養
葉生姜は、カリウム・カルシウム・ビタミンB2・葉酸・ビタミンCなどを多く含みます。これらの栄養は、一般的な生姜よりも多く含まれています。
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生姜毎のおすすめレシピ
ここでは、生姜・新生姜・葉生姜それぞれのおすすめレシピを紹介していきます。
生姜
ごはんのお供や、炒め物や煮物に活用できる生姜の佃煮を紹介します。
材料
- 生姜 100g
- ※砂糖 大さじ2
- ※酒 大さじ2
- ※醤油 大さじ2
- ※みりん 大さじ1
- ごま油 大さじ1
作り方
- 生姜を細切りにします。
- 中火で熱したフライパンにごま油を引いて炒めます。
- ※を追加し、水分が無くなるまで中火で炒めたら完成です。
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新生姜
新生姜は甘酢漬けにするのがおすすめです。そのまま食べても薬味として食べても美味しくいただけます。
材料
- 新生姜 200g
- 酢 1カップ
- 砂糖 大さじ5~7
- 塩 小さじ1/2
作り方
- 新生姜は皮の赤い部分を残し、スプーンなどで表面の皮を薄くそぎ取ります。その後薄切りにしてください。
- 酢・砂糖・塩を鍋でひと煮立ちさせます。
- 耐熱容器に新生姜を入れ、2を注ぎます。
- 粗熱が取れたら蓋を閉めて、冷蔵庫で2日ほど寝かせて完成です。
ガリ特有のピンク色を出すポイントは、新生姜の皮の赤い部分を残すことです。
葉生姜
葉生姜は、酢醤油で漬け込んだ、醬油漬けがおすすめ。葉生姜の程よい辛さと酢醤油の酸味が、おつまみに最適です。
材料
- 葉生姜 4本
- ※醤油 小さじ1.5
- ※酢 小さじ1
作り方
- 葉生姜の葉の部分は根から3cmほど残して切り落とします。
- 葉生姜を薄くスライスします。
- ビニール袋に葉生姜と※を入れて空気を抜き、1時間おいたら完成です。
まとめ
生姜・新生姜・葉生姜の違いや特徴を紹介してきましたが、いかがでしたか?
収穫時期の違いによって辛みが変わる生姜。それぞれの特徴を生かした調理方法で、毎日の食卓を彩りましょう。
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