シャキシャキとした食感がおいしく、冬場から春先にかけて旬となるセリですが、どのような食べ方をされていますか?「春の七草」で知られるせりですが、七草として食べる以外の食べ方を知らないという人も多いかもしれません。
- セリとはどのような野菜なのか
- セリの旬とは
- セリの下処理とおいしい食べ方
たっぷりセリを食べることがない人も、セリを知ることで食べてみたくなるはずです。ぜひ,
ご一読ください。
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目次
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春野菜「セリ」とは
春野菜であり、馴染みのある名前ではあるセリですが、一体どのような野菜なのでしょうか?
春の七草のひとつ
セリは数少ない日本原産の野菜といわれています。水辺や湿地に自生しており、奈良時代から食べられていたともいわれています。春の七草にも数えられている野菜であり、独特な香りが特徴的です。
セリの香りは胃を丈夫にしたり、解熱・解毒作用があるとされているので、調子が悪い時にはぜひ食べてほしい野菜の1つです。
セリの名産地
セリの産地として有名なのが宮城県です。宮城県・茨城県・大分県の順に生産量が多いですが、生産量の半数が宮城県になります。「仙台せり」などという名前で見たことがあるかもしれませんが、仙台市で作られているわけではありません。仙台市の隣である「名取市」が県内の生産量の8割を占めているそうです。
名取市でのセリの生産は約400年前からといわれているので、古くから食べられていることが分かります。
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セリの旬の時期
セリの旬とはいつごろになるのでしょうか?
1月から4月が旬
春の七草、七草がゆを1月7日に食べるので、セリの旬が冬から春ということが分かりますが、実際には1月~4月が旬です。セリは水辺や湿地(栽培する時には水耕栽培されています)で育てられているので、収穫の時には冷たい水に入って収穫することになります。
名産地である宮城県の冬は雪も降りますので、寒い中で収穫をしているのかと思うと、有り難い気持ちで食べたくなります。
旬のセリは食感が魅力的
セリといえばその食感を思い浮かべる人も多いはずです。シャキシャキといった食感を活かした調理法をすると、さらに美味しく食べることができます。茹でたりしてもシャキシャキ感は損なわれることがないので、どのような料理に使っても食感を楽しめます。
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セリの主な食べ方
食感がおいしい旬のセリですが、どのような食べ方があるのでしょうか?
サラダで旬のセリを味わおう
旬のセリの場合は新鮮なうちにサラダなどで食べるのもおいしいです。生で食べることができるセリですが、洗っただけのセリにはえぐみがあります。そのままで食べるよりも下ゆでをしたものをサラダとして食べることをおすすめします。
やっぱり鍋がおいしいセリ
セリは1月~4月にかけておいしい野菜です。冬場は鍋がおいしい季節であり、セリを鍋に入れて食べるのが一番のおすすめです。今回はせりの根っこまで食べるセリ鍋の作り方について紹介します。
<セリ鍋の作り方>
材料
- セリ
- 鶏モモ肉
- ごぼう
- 豆腐
- きのこ
- 長ネギ
- 調味料(鶏ガラスープ・かつおだし・みりん・酒・薄口醤油)
作り方
- 根っこも食べられるセリなので、全体を5cm幅に切る、他の野菜や肉などは食べやすい大きさに切る
- ダシを煮たたせ、その中にセリと豆腐以外を入れて煮る
- 煮立ってきたら、豆腐とセリの根っこを入れてさらに少し煮る
- 豆腐が熱くなってきたらセリの葉と茎を入れて火を止める
- 蓋をして数分置くとセリのシャキシャキ感が残ったセリ鍋が出来上がる
セリは酸味とえぐみを感じる野菜ですが、肉と共に食べることで、肉の臭みを消してくれます。シャキシャキとした食感もさらに食欲をそそるので、たくさん食べることができます。
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セリの下処理の仕方
酸味とえぐみがあり、そのままで食べることはおすすめしないセリの上手な下処理の方法を紹介します。
基本は良くゆでる
セリはそのまま食べるとアクが強いので、えぐみを感じてしまいます。塩を入れたお湯などでさっと茹でて、氷水に落として水にさらしておくことでアクが抜けます。アクを抜くことで、サラダや和え物、鍋などに使えておいしくたべることができます。
根っこも使う場合
セリの名産地宮城県では「セリ鍋」にセリの根っこを使います。セリの根っこ?食べられないのではないか?と思うかもしれませんが、根っこの部分が一番おいしいといわれています。長く育った根っこを豆腐を入れるタイミングで入れて、少し煮込んでから煮込んでから食べると根っこのシャキシャキ感がおいしいセリ鍋になります。
まとめ
旬の時期に食べてほしいセリの下処理と食べ方、レシピについて紹介しました。
この記事をまとめると
- セリとは日本原産の野菜であり、奈良時代から食べられていた
- セリの旬は1月~4月
- セリはえぐみやアクがあるので、下ゆでをしてから食べるとおいしく食べられる
名産地の宮城では、セリ鍋は根っこも食べるといいます。セリは冷えの改善にもセリは良いといわれているので、シャキシャキ感も感じられてとてもおいしいです。鍋以外にもさまざまな料理に使うことが可能なセリをおいしく食べましょう。