酢の賞味期限は10年もつ?長持ちする保存方法や酢のアレンジ方法も

料理に使っても良し、飲んでも良し、いろいろなものに使うことができるお酢ですが、賞味期限はどのくらいか知っていますか?お酢が腐ったなどと言うことは聞いたことがありませんが、腐ったりするものなのか、気になったりします。

  • 酢の賞味期限
  • 長持ちをさせる方法はあるのか
  • 酢の意外な活用方法について

賞味期限、万が一お酢をダメにしてしまった場合の活用方法や、酢を長持ちさせる方法について紹介していきます。ぜひ、ご一読ください。

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酢の賞味期限

酢は腐りにくいもの、または腐らないというイメージがありませんか?実際に腐ることはあるのでしょうか?

約2年が目安

酢の賞味期限は厄2年ととても長く、未開封で保存条件が良ければ10年くらい経っても使用できます。これは、酢が殺菌効果に優れており、腐りにくい調味料であるからです。常温保存で問題がなく、日の当たらない冷暗所で保存することで長持ちします。

10年近くも放置している場合、使う勇気が必要かもしれませんが、酢は長持ちするということです。

開封した場合も半年が目安、冷蔵庫に保存していれば1年度もは使えます。黒酢やリンゴ酢などは、普通の酢(穀物酢)などよりも賞味期限が早く、冷暗所で3ヶ月、冷蔵庫で半年以内で使い切ると良いです。

酢は腐らないが劣化はする

酢は腐ったりすることはありませんが、長期保存をすることで、酸化や味の変化をしてしまいます。酸味が抜けてしまい酸っぱくないお酢になってしまうこともあります。開封してしまうとさらに早く劣化をしてしまうので、早目に使い切るようにしましょう。

ダシや砂糖などが入っている「調理酢」などは、殺菌効果が弱いので、他の酢よりも傷みやすくなっています。賞味期限を守って使うようにしてください。

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酢を長持ちさせる方法

腐ることはない酢ですが、劣化はしていきます。劣化を遅らせたり防いだりする方法はあるのでしょうか?紹介していきます。

清潔な容器で冷蔵

購入した際の瓶やペットボトルなどで保管をすれば問題ありませんが、使いやすいように小分けにして使用することもあります。その場合、清潔な容器にて保存をしましょう。

容器の種類によっては、香りが飛んでしまうことがあるので、きちんと密閉できるタイプを使ってください。保存は常温保存は避けて、冷蔵保存をすることで劣化を防ぐことが可能です。

湿気や熱・日光はNG

空気や日光、熱に触れることで、酢の味と風味が劣化したり酢の香りが飛んでしまう、嫌なにおいが発生するということがあります。殺菌作用のある酢なので、体調不良になるということはほとんどありませんが、おいしさは損なわれてしまうので、冷暗所などのような場所で保存をしてください。

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酢を使ったアレンジ方法2選

健康にも良く、ダイエット効果のある酢ですが、どのようなアレンジが可能なのでしょうか?

酢+大豆製品がおすすめ

健康・美容に酢が効果的だというのはご存じだと思いますが、その中でも特におすすめなのが「酢+大豆製品」です。特に今回おすすめしたいのが「酢大豆」です。四半世紀前に大ブームとなったダイエット・健康食ですが、最近その効果が再注目されています。

酢大豆の作り方

<材料>

  • 酢…100g
  • 大豆…200cc

<作り方>

  1. 大豆を良く洗い、水気を切る
  2. フライパンで大豆を20分ほど炒る
  3. 粗熱を取って、保存容器に入れる
  4. 酢を注ぎ、冷蔵庫で3日ほど漬ける
  5. 大豆が酢を吸収し、酢がなくなってきたら継ぎ足しをする

酢大豆は1日5~6粒ほどを目安に食べるようにしてください。酢大豆を食べることにより、コレステロール値の低下や便秘、美肌などに効果があります。ダイエットだけではなく、健康にも良く、簡単に作ることができるので、ぜひお試しください。

定番から変わり種までいける酢の物

酢が使われてる料理といえば「酢のもの」を思い浮かべる人も多いかと思います。酢のものは定番のわかめときゅうり、たこときゅうり、なます、などもありますが、ちょっと変わった組み合わせもおいしく食べることができます。

中華風ピクルス

<材料>

  • きゅうり 1本
  • セロリ 1/2
  • にんじん 1/3
  • すし酢…100cc
  • 水…150cc
  • 塩…少々
  • ラー油…お好みで

<作り方>

  1. 野菜を一口大にカット(サイズを揃えると漬けこむ際に楽です)
  2. 塩で軽く揉み、出た水分は捨てる
  3. すし酢など調味料を混ぜておく
  4. タッパーなどに野菜を入れて調味料を入れて漬けこむ)

食べる時には1週間をめどに食べ切るようにし、冷蔵庫で保存するようにしてください。いつものピクルスとは味が異なり、食べやすいのでピクルスが苦手な方やお子さんでもたくさん食べてくれます。

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酢の意外な活用方法

酢は料理などに使うだけではなく、さまざまな活用をすることが可能です。料理以外の活用方法を紹介します。

掃除でフル活用できる

酢には殺菌効果があるので、掃除に使うことができます。酸化してしまったり、料理に使えそうにないと判断した酢を使ってみましょう。

掃除に向いている酢は、穀物酢やホワイトビネガーになります。臭いが気になるという人はホワイトビネガーを使うと気にならないはずです。

原液では使用せず、酢と水1:2の割合で割って、台所の拭き掃除などに使ってください。使った後のまな板にスプレーをすると抗菌にもなりますし、臭いを消す効果もあります。酢の臭いは、時間が経過することで薄くなるので、臭いが残ってしまうことは少ないです。

食材のアク抜きに最適

「酢水にさらす」という言葉をきいたことがありますか?

これは、野菜(ごぼう・れんこん・うどなど)のアク抜きと変色を防ぐために、酢水につけておく、下ごしらえの1つです。アク抜きをすることで、渋みやえぐみ、苦味を抜くことができます。

アク抜きだけならば、水でも大丈夫です。酢水を使う理由は「アクによる変色を防ぐ」ためです。れんこんやごぼうなどをそのまま放置しておくと、切り口が黒くなってしまうことがありますが、黒くなるのを酢水で抑えます。

酢水は水1カップに酢を大さじ1程度で大丈夫なので、食品の臭い移りを心配する必要はありません。

まとめ

酢の賞味期限と保存方法、賞味期限が過ぎた酢の活用方法について紹介しました。

この記事をまとめると

  • 酢の賞味期限は約2年、黒酢やリンゴ酢などは1年が目安
  • 未開封であれば冷暗所で保存、開封後は冷蔵庫で保存して使い切るようにする
  • 殺菌作用があり、掃除に使ったり、アク抜きと変色を防ぐために使われます

賞味期限が過ぎていても腐ったりすることがない酢ですが、劣化してしまいおいしくなくなってしまいます。出来るだけ賞味期限内に消費するようにし、賞味期限が過ぎ劣化してしまったものは、掃除やアク抜きなどに使いましょう。