mctオイルの1日摂取量はどれくらい?おすすめの使い方は?

ダイエット効果やアスリートのエネルギー源として注目を集めているMCTオイル。近年では、スーパーの油コーナーでもMCTオイルを見かける機会が増えたのではないでしょうか。

でも、イマイチMCTオイルを食べるタイミングや摂取量が分からない…。そんな方も少なくないかと思います。実はMCTオイルは、摂取する量を間違えると酷い下痢を引き起こしてしまう可能性もあるんですよ。

そこで今回の記事では、MCTオイルに関連して1日の摂取量や効果について解説をします!

  • MCTオイルってなに?
  • MCTオイルの使い方
  • MCTオイルの効果

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MCTオイルってなに?

そもそもMCTオイルってなに?そんな方に向けて、MCTオイルについて解説をします。

MCTオイルとは、ココナッツやパーム油に多く含まれる「中鎖脂肪酸」を100%抽出した油です。MCTオイル自体は無味無臭で、サラダにそのままかけて食べたり、コーヒーに混ぜて飲まれる場合が多いです。

特徴

MCTオイルの大きな特徴は「吸収の速さ」です。一般的に油は「短鎖脂肪酸、中鎖脂肪酸、長鎖脂肪酸」3つの種類に分類することができます。この中でも1番速く吸収されるのが「中鎖脂肪酸」つまり、MCTオイルなのです。

また、MCTオイルは吸収が速いので、すぐにエネルギーに変換することができます。そのため、ケトジェニック・ダイエット(糖質制限ダイエット)をする方は特にオススメのできる油です。

他の食用油との違い

MCTオイルはいくつかの点で、他の油と違う特性をもちます。

・吸収が速い

・加熱したらダメ

・無味無臭

・食べすぎると危険

MCTオイルは、一般的な油と同じような使い方をすると、十分な効果を得られない可能性があります。

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MCTオイルの使い方

では、MCTオイルはどのように使うのがいいのか?ここでは、MCTオイルの正しい使い方について解説をします。

1日の摂取量

MCTオイルの1日の摂取量の目安は「15〜30g」です。この量は、MCTオイルを摂取する目的によっても異なります。例えば、ケトジェニック・ダイエットのような油をエネルギー源とする食事方法の場合、さらに多くの量を摂取する必要があるでしょう。

しかし、ここで気をつけないといけないのが「摂取量」です。なぜなら、MCTオイルは消化・吸収に優れているため、おなかを下しやすいからです。始めてMCTオイルを摂取される方は、少ない量から摂取するようにしましょう。

加熱してはダメ?

MCTオイルは「加熱してはダメ」な油です。その理由は、MCTオイルの発煙点が影響しています。

サラダあぶらやオリーブオイルなどは発煙点、発火点がある程度高いのですが、 MCTオイルの場合は140℃程度に熱すると煙が出て燃え出してしまいます。そのため、一般的な油のように加熱して食べるというよりは、そのままサラダにかけたり、コーヒーに混ぜたりして摂取するのが一般的な摂取方法になります。

いつ摂取するのがいいの?

MCTオイルは摂取タイミングも重要です。よりMCTオイルの効果を感じたい方は、下記のようなタイミングで摂取するのがオススメです。

・朝食のコーヒーに混ぜて(エネルギー補給)

・ダイエット中、小腹が空いた時に(腹持ちがいい)

・運動前(エネルギー補給)

MCTオイルはすぐにエネルギーに変換されるので、アスリートの休憩中や競技前に摂取するのもオススメです。しかし、MCTオイルは摂取量によっては、下痢になりやすい油なので、前もって下痢にならない適切な量を体感として把握しておきましょう。

おすすめの使い方

MCTオイルは加熱できない油のため、使い方が分からない方も多いかと思います。ここでは、MCTオイルのオススメの使い方をご紹介します。

・コーヒーに混ぜて

・サラダにかけて

・味噌汁に混ぜて

・ヨーグルトやスムージーに混ぜて

上記のように、MCTオイルはそのまま食べることで、MCTオイル本来の効果を体感することができます。

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MCTオイルの効果

MCTオイルは体に良いと聞くけど、本当なのでしょうか?また具体的にどのような効果があるのか?ここでは、MCTオイルの効果について解説をします・

ダイエットに効果的

MCTオイルはダイエット効果的です。なぜなら、MCTオイルは消化・吸収スピードが速くエネルギーに変換されやすく体脂肪としても蓄積されにくいからです。

また、日進オイリオ株式会社研究所で行われた研究では「MCTオイルが体脂肪蓄積抑制に有効である」と発表されています。

最近, 中鎖脂肪酸トリアシルグリセロール (MCT) および中・長鎖トリアシルグリセロール (MLCT) の体脂肪蓄積抑制効果がヒトの長期摂取試験で示された。このMLCTは, 中鎖脂肪酸が比較的少量であるが体脂肪蓄積抑制に有効であり, 汎用食用油として有用である。(引用元:cinii論文)

上記の理由から、MCTオイルはダイエットに効果的であるということが言えるでしょう。

素早く栄養になってくれる

MCTオイルは一般的な油と比べて、おおよそ4倍の速さで消化・吸収されてエネルギーになります。

なので、すぐにエネルギーが必要なアスリートや仕事の休憩中にMCTオイルを摂取することで、効果をより感じることができますよ。

下痢になる?

MCTオイルをたくさん摂取して、便通をよくするという話しも聞きますが、これはオススメできません。なぜなら、MCTオイルは下剤ではないからです。また、MCTオイルを摂取しすぎてしまうと、酷い下痢になるのでご注意下さい。

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まとめ

今回の記事では「MCTオイルの1日の摂取量」について解説をしました。

最後にもう一度、本記事の要点を振り返っておきましょう。

この記事をまとめると

  • MCTオイルはココナッツやパーム油から抽出した100%中鎖脂肪酸のこと
  • MCTオイルを摂取しすぎると、下痢になる
  • MCTオイルの加熱調理はダメ

いかがでしたでしょうか?MCTオイルは適切な量を摂取すれば体にいい効果をもたらしますが、摂取量を間違えると下痢を引き起こします。摂取量には十分に気をつけるようにしましょう。