牛乳は、昔から栄養素が豊富なため多くの方々に飲まれてきた飲料です。タンパク質はもちろん、ビタミンや脂質など多くの栄養素をバランスよく摂れるため、適量であれば毎日飲んでも良いと言われるほど貴重な栄養源です。
しかしこれは適量であればという原則のもとに成り立つもので、飲み過ぎてしまえば逆に体の不調を招く可能性もあります。飲み過ぎてしまった場合は具体的にどのような症状が出るのでしょうか?そこで今回は、
- 牛乳を飲み過ぎるとどうなる?
- 一日の適量は?
- 毎日飲むと起こる体の変化は?
これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。
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目次
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牛乳を飲み過ぎるとどうなる?
健康に良いと言われている牛乳ですが、飲み過ぎてしまった場合はどのような不調が見られるようになるのでしょうか?具体的な症状について詳しく紹介していきます。
お腹が痛くなる
日本人は牛乳に含まれている乳糖が体質に合わないという方が多いです。乳糖不耐症という言葉を耳にしたことはありませんか?日本人は乳糖不耐症の方が多いのです。
お腹が痛くなることは、このように、牛乳の飲み過ぎが原因とは言えない場合もあります。しかし、もし牛乳を飲んでお腹の調子が悪くなった、という経験がある場合は乳糖不耐症を疑う必要もあります。
血液が酸性に傾く
人間の体は本来弱アルカリ性の性質を持っています。しかし、牛乳やお肉などのタンパク質が豊富な酸性の食べ物を食べ続けることで、体が酸性の傾向へと傾く場合があります。
体が酸性の傾向に傾くと、以下のような体の不調が現れる可能性があります。
- 便秘など腸内環境の異常
- 体の疲れ
- ストレスを感じやすい
- 思考や話す内容がネガティブになる
- 老化が促進する
この他にも様々なデメリットがあります。牛乳は1日コップ1~2杯程度にし、適度な運動や規則正しい食生活を心がけましょう。
牛乳貧血
子どもや乳幼児は特に注意が必要と言われているのが「牛乳貧血」です。牛乳にはカルシウムが多く含まれていますので、カルシウムの過剰摂取により鉄分や亜鉛を体に取り入れにくくなる可能性があります。
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一日の適量は?
牛乳は適量であれば健康にとても良いですが、飲み過ぎてしまうと逆に体へ悪影響を及ぼす可能性があります。具体的にはどのくらいが適量と言えるのでしょうか?
適量
牛乳の適量は1日の摂取カルシウム量を基準に考えると良いでしょう。カルシウムの基準摂取量は年齢や性別によって違います。
- 18~29歳の男性の場合:800mℊ
- 30~74歳の男性の場合:750mℊ(75歳以上は700mℊ)
- 18~74歳の女性の場合:650mℊ(75歳以上は600mℊ)
このように年齢や性別によってカルシウムの摂取目安量は違います。牛乳コップ1杯(約200ml)に含まれるカルシウムの含有量は227mℊです。
その他の食品からもカルシウムは摂取しますから、1日の適量はコップ1~2杯程度が良いとされています。
適量を飲んで得られるメリット
牛乳を適量飲むことで様々なメリットを得られる可能性が高まります。
- 基礎代謝アップ
- 便秘の改善
- 骨粗しょう症の予防
- 貧血対策
- 精神安定など気持ちを落ち着かせる効果
この他にも、牛乳を適量飲むことで様々なメリットを受けられる可能性が高くなります。是非効果的に牛乳を食生活に取り入れましょう。
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毎日飲むと起こる体の変化は?
牛乳を毎日生活に取り入れた場合は、どのような体の変化がみられるのでしょうか?様々なメリットのうちのいくつかを紹介していきます。
脳卒中のリスク低下
「牛乳を週に7~12杯飲んでいる女性は脳梗塞のリスクが47%低下する」という研究結果があります。(岩手県医科大学:岩手県北地域コホート研究より)
10年間で、延べ1万4111人を調査した結果です。男性では牛乳を飲むことによるリスク減少は見られなかったようです。
血圧を下げる
牛乳には多くのミネラルが含まれています。その中でも特に、カリウム・カルシウム・マグネシウムは顕著に多く含まれています。
これらのミネラルは血圧を下げる効果があることがわかっています。高血圧は脳卒中の危険性を高めますから、牛乳を飲むことで脳梗塞のリスクを下げる効果が期待できます。
ビタミンが豊富
牛乳にはビタミンA・ビタミンD・ビタミンE・ビタミンKなど、様々な脂溶性ビタミンが含まれています。ビタミンは体に必要な栄養素で、しっかりと摂取することで様々なメリットをもたらします。
- 目を健康にする
- 皮膚や粘膜の保護
- 疲労回復効果
- 抗酸化作用による老化防止
この他にも様々な健康効果が期待できます。牛乳をうまく食生活に登場させることで、心身の健康に繋がりますね。
まとめ
今回は、牛乳を飲み過ぎてしまった場合のデメリットや、うまく飲むことで得られるメリットなどについて紹介していきました。
この記事をまとめると
- 牛乳は1日に1~2杯程度が良いとされている
- 毎日飲むことで脳卒中リスクの低下・高血圧予防など様々な健康効果が期待できる
- 逆に飲み過ぎてしまうと様々なデメリットを引き起こす可能性も
いかがでしたか?牛乳は学校の給食などでも毎日飲まれるなど、子どものうちはよく飲まれる飲み物です。適量であればとても体に良いですが、飲み過ぎてしまうと体の不調を引き起こす可能性もあるということもわかりました。
1日コップ1~2杯、この用量を守り、長く飲み続けることが健康への近道となりそうですね。
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