体の中をきれいに掃除をしてくれる食物繊維が含まれたしらたき。しかし、食べ過ぎることで便秘や腹痛の原因になることがあります。せっかく健康にいいものを食べているのに、体に悪影響があるのはなんだかもったいないですね。そこで今回は、
- しらたきの健康効果
- しらたきで便秘になる原因
- しらたきの1日の摂取量
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目次
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しらたきの健康効果
カロリー・糖質
しらたきは100gあたり6kcal、糖質0.1gと全体の約97%が水分でできているので、とても低カロリー・低糖質でダイエット中の食事におすすめの食材です。
栄養・健康効果
しらたきは約97%が水分でできているので、とても低カロリー・低糖質です。ダイエット中の方におすすめの食材です。エネルギーとして吸収されるものは少ないですが、他にも色々な効果がありますので主な栄養素と一緒にご紹介いたします。
しらたきに含まれる食物繊維はグルコマンナンといい、水を吸って膨張するため、満腹感を得られます。また、小腸での栄養素の吸収を緩やかにし、食後の血糖値の上昇を抑える働きもあり、お通じを改善する効果があります。食物繊維の多くは多糖類の仲間ですので、消化されずに排泄されるため、カロリーなどのエネルギー源にはなりません
・カルシウム
カルシウムは骨や歯の構成成分になる他、細胞の維持、筋肉の収縮、神経興奮の抑制、血液凝固の促進など様々な働きをしてくれます
・カリウム
カリウムはナトリウムとともに、身体の水分量を調節するはたらきがあります。塩分をとり過ぎたときは、カリウムが尿と一緒に身体の外へ排出するよう促してくれます。むくみの解消にもなります
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しらたきで便秘になる原因
「食物繊維」のとりすぎ
健康にいいからと食物繊維や発酵食品の取り過ぎでSIBO(シーボ)という腸内細菌増殖症が発症することが最近わかりました。食生活の乱れやストレスなどによって腸内細菌が異常に増えると、お腹の張り、ガス、下痢や便秘などの症状がみられます。他にも、慢性的な疲れやだるさ、集中力の低下、がん、動脈硬化、心不全、肝不全などSIBOは色々な病気につながる危険性があります。
過敏性腸症候群など腸の病気をしてる方は、腸活よりも炭水化物の食事療法の「低FODMAP食」をおすすめします。
下痢・腹痛になる?
便秘ではなく下痢になる方は不溶性ではなく水溶性の食物繊維の取り過ぎの可能性があります。糖の吸収を穏やかにしてインシュリンの急上昇を抑えてくれたりとダイエットに効果的ですが、水分を含んで便を柔らかくする働きもあるので、とりすぎには注意してください。
腸閉塞のリスク
しらたきを食べ過ぎると腸に詰まってしまい腸閉塞になる危険性があります。しらたきの主成分である不溶性食物繊維は消化されないまま腸へと運ばれます。食べ過ぎると排出されなくなってしまうことがあり、詰まってしまうと腸管が膨張し、腹痛や膨満感などの症状が起こります。これが腸閉塞です。
単純性の腸閉塞である場合、消化管が働く度に激しい痛みを伴います。複雑性の腸閉塞である場合、腸管が締めつけられたりねじれたりなどし、血行障害を引き起こします。腸に血液が送られなくなってしまい、壊死してしまうことがあります。緊急手術が必要な状態です。
しらたきの食べ過ぎで腸閉塞を引き起こした場合には、腸が詰まってしまっていることによる食欲不振・吐き気・嘔吐・膨満感などの症状が起こります。ダイエットなどでしらたきばかりをたくさん食べて、腹痛にみまわれたら軽度の症状であっても病院へ行くことをおすすめします。
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しらたきの1日の摂取量
1日の摂取量(目安)
しらたきの主成分のグルコマンナンによって満腹感を得られ、食べ過ぎを防ぐ効果がありますのでダイエットにぴったりな食材です。
1日の摂取量は250gです。食べ過ぎは体に負担をかけることになりますので、大量に食べるのはやめましょう。水溶性食物繊維と不溶性食物繊維を1:2の割り合いで食べることがバランスのいい食物繊維の摂取の仕方です。
他の食物繊維を含む食品も注意
食べ過ぎると便秘の原因になる不溶性食物繊維が多く含まれる食品は、きくらげ、凍みこんにゃく、わらび、おから、とうがらし、まいたけなどがあります。整腸作用がある食物繊維ですが、便秘気味やストレスでお腹が痛くなりやすい人は不溶性食物繊維のとりすぎには注意してください。
便秘の人はぜん動運動の機能が弱まっているため、便の体積が大きくなり過ぎると便スムーズに排泄できず、便秘が悪化する原因になります。便秘を解消したい場合には、便を軟らかくする働きがある水溶性食物繊維を意識してとるとよいでしょう。
まとめ
この記事をまとめると
- しらたきは低カロリー・低糖質でダイエットに効果的
- 食物繊維の取り過ぎはSIBO(シーボ)という腸内細菌増殖症が発症する危険性があります
- 便秘が気になる方は不溶性だけではなく、便を柔らかくする水溶性の食物繊維も一緒にとるといい
いかがでしたでしょうか?今回ご紹介した低FODMAP食は、もともとオーストラリアのモナッシュ大学で過敏性腸症候群の患者さん用に開発された食事法です。食物繊維をとりすぎて体調を崩された方は試してみてはいかがでしょうか?
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