和風洋風問わず活用の幅が広いハーブであるセージですが、普段使われているセージはどのようなものが多いでしょうか?ドライセージを使う人がほとんどかもしれません。
ドライセージのように乾燥しているものなどは賞味期限が過ぎていても使える?とついついそのままのしてしまう人も多いです。
- セージの特徴について
- セージの賞味期限とは
- セージの上手な保存方法とは
ドライセージだけではなく、フレッシュセージの保存についても紹介しているので、自宅の庭で育てているセージも上手に保存をしてみましょう。
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目次
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セージの特徴
セージとは
セージとはシソ科の多年草です。セージの別名はサルビアであり、赤い花の咲くサルビアの仲間で、サルビアであっても、庭に咲く赤い花のサルビアがセージの代用にはなりませんので注意してください。葉の表面がビロードのようになっており、灰色がかった色合いがセージの特徴となっています。
ビロードの部分が白い毛のようになっていますが、腐っているなどと言うことはありません。やわらかな葉を刈り取ったものが、スパイスになります。
セージの香り
セージの香りは「よもぎ」のような香りとでもいうのでしょうか?とてもさわやかさでほろ苦さも感じる香りです。臭いの感じ方は人それぞれで、ハッカのような香りだという人もいます。
どちらにしてもさわやかな香りであり、その香りは強い香りなので、肉などの臭み消しとして利用ができます。
栄養成分・効能
セージの栄養成分は以下の通りです。
(100g中)
- カロリー…384kcal(1杯(小さじ1)8kcal)
- タンパク質…0.13g
- 脂質…0.2g
- 炭水化物…1.34g
- ナトリウム…12mg
- カリウム…160mg
セージには、精油に含まれるツヨンをはじめとして、タンニンなども含まれています。血行を促進する効果があるので、生理不順の改善、更年期特有の症状にも効果があります。めまい・耳鳴り・肩こりや疲労感の改善にも効果があるようです。
セージの賞味期限
開封前
開封前であれば袋などに記載されている賞味期限で確認をするようにしましょう。セージの賞味期限は約1年であり、未開封で色などに変化がなければそのまま使っても問題はありません。
乾燥されている商品の場合は、未開封であれば腐ってしまうなどと言う劣化はあまり見られません。保存状態が良ければ5年から10年の保存が可能です。
しかし、一度開封してしまうと風味や香りが落ちていくので、使う予定がない場合は開封しないことが一番です。
開封後
開封されたセージの賞味期限は半年が目安となります。先にも説明をしましたが、開封することによって風味や香りが落ちていきます。
セージの場合は、元々強い香りであるので、香りが落ちてきた時点で、劣化してきていることが分かるはずです。
セージにも種類があり、それぞれによって劣化のスピードも変わります。
葉のまま乾燥させたものよりも、粉にしたパウダースパイスのほうが劣化が早いので、開封後半年たたなくても風味が落ちていることがあります。
傷むとどうなる?
セージが傷んでしまうと香りだけではなく、色が変化してしまいます。黄色やベージュ色のように色が変色してしまいます。全体が湿っている場合も傷んでいると思っても間違いはありません。何らかの理由で水分が入ってしまい、腐っている可能性もあります。
完全に傷んでいる状態になると茶色に変化してしまうので、黄色い状態でみつけた場合、まだ使えるので早めに料理などに使いましょう。
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セージの保存方法・使い方
フレッシュセージの保存
劣化する前に使い切ってしまいたいセージですが、保存方法によっては5年~10年保存が可能です。ここまで長期保存をしなくても、未開封の状態くらいは保存をしたいものです。
乾燥セージは賞味期限が長いですが、フレッシュセージの場合は消費期限が短く、長くても3日ほどで傷み始めてしまいます。フレッシュセージは野菜と同じなので、きちんと保存をしないとすぐに傷んでしまうので注意しましょう。ジップロックなどに入れて、冷蔵庫での保存をしてください。
乾燥している場合
パウダー状になっている場合には、少量を購入し使い切ることがおすすめです。大袋を購入した場合には小分けにしてジップロックなどに入れて、湿気がない場所で常温保存してください。冷蔵や冷凍をしてしまうと、水分を含んでしまい、カビが生える原因となってしまいます。
食べ方のおすすめ
セージは肉・魚の臭い消しなどに使われたり、ソーセージなどに入れたりします。あらゆる料理に使われるセージですが、特におすすめなのが「セージバター」です。パウダーセージでも良いですが、できればフレッシュセージを刻んでバターと混ぜると、セージの香りがしっかりとするバターが完成します。
パスタやニョッキやラビオリなどの生パスタと和えると、シンプルだけどさわやかなセージの香りが広がるおいしい1皿となるでしょう。
まとめ
セージの賞味期限と保存方法について紹介しました。
この記事をまとめると
- セージは他のハーブよりも香りが強く、よもぎやミントの香りと例えられる
- フレッシュセージは3日ほどと消費期限は短いが、ドライセージの場合は1年以上の賞味期限がある
- フレッシュセージは密封して冷蔵保存、ドライセージは小分けにして湿気のない場所で常温保存が良い
セージはドライか生でその保存方法が大きく異なりますが、生であれば香りを味わう料理、ドライセージの時には煮込み料理など風味を生かした料理と使い分けて食べるようにしてください。