皆さんは1日に何杯くらい緑茶を飲んでますか?「食事の時だけ」「1日何杯かわからないけど四六時中飲んでいる」という方もいると思います。緑茶は日本人に馴染みのある飲み物ですので、量を意識していない方も多いでしょう。花粉症やインフルエンザ、口臭などの予防効果もあると言われていますが、実は飲みすぎると身体に悪い影響を与えるようなのです。今回は、
- 体に良いはずの緑茶で気持ち悪くなる?
- 飲みすぎによる症状
- 緑茶の一日量は?
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目次
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体に良いはずの緑茶で気持ち悪くなる?
緑茶は、ガンや脳梗塞、糖尿病などの予防になったり、ダイエットや美肌効果があると考えられていますが、飲みすぎるとどのような症状が出るのでしょうか。
飲みすぎると様々な症状が出ることがある
極端な量を摂取すると、神経過敏や睡眠障害、顔面硬直、嘔吐、胃腸症状などがあらわれることがあります。 また、緑茶だけでなく水分の摂り過ぎでも吐き気や頭痛、下痢、頻尿、めまいなど「水中毒」を引き起こすこともあります。
飲みすぎによる症状
緑茶を飲みすぎるとよくないとされる理由を4つご紹介します。
カフェインの摂りすぎによるもの
お茶に含まれるカフェインは、1日100mgの摂取から睡眠の質を落とす(睡眠時間の短縮や眠りに入るまでの時間の延長)とされています。
緑茶にはカフェインが豊富に含まれているので、飲みすぎてしまうと中枢神経が刺激され、睡眠の質に影響してしまう可能性があります。ほかにも、めまいや動悸、興奮や不眠、下痢など、人によって症状は異なると思いますがさまざまな不快な症状が出ると考えられています。
タンニンの摂りすぎによるもの
タンニンは鉄との相性が悪く、鉄の吸収を阻害してしまいます。鉄が不足するとヘモグロビンが十分に作られないため、貧血の要因となってしまいます。その結果、酸素が体にうまく運搬されず、顔色が悪くなったり、動悸やめまいが発症したりしてしまいます。
特に、貧血気味の方は、食事の前後、食事中は濃い緑茶を飲むのは控えたほうが良さそうです。理由は、タンニンが鉄の吸収を妨げる作用があるためです。
シュウ酸の摂りすぎによるもの
緑茶や抹茶・紅茶などに多く含まれるシュウ酸は尿路結石のリスクを高めることが知られています。尿路結石が出来てしまうと、結石の大きさや位置によっては無症状の場合もありますが、側腹部から背中への激しい痛み(疼痛発作)や頻尿・残尿感、血尿などの症状が現れることもあります。
尿路結石を予防するためには、水分の摂取は必須です。しかし、緑茶に多く含まれるシュウ酸は尿中でカルシウムと結合すると結石を生み出してしまいます。
ポリフェノールによる影響
お茶に含まれるタンニンというポリフェノール成分は、歯の着色汚れ(ステイン)の原因になります。お茶を飲んだ直後にうがいや歯磨きをすれば歯の着色汚れをある程度防げますが、いつもそれができるとは限りません。
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緑茶の一日量は?
では、緑茶は1日に何杯までなら飲んでも大丈夫なのでしょうか。
一日最大10杯までといわれている
ちなみに、WHO(世界保健機関)による1日のカフェイン摂取限度は300mg。 緑茶のカフェイン量は100g(湯呑1杯)あたり20mgほどですから、1日10杯程度であれば問題ありません。
ペットボトルなら2本まで
緑茶の種類や濃さ、飲む人の体格や体質によって、身体の不調につながる摂取量が異なるためどのくらいならOKと一概に言えませんが、大体1Lくらいまでであれば問題ないと考えられています。500Lのペットボトルであれば2本までとなります。
人によっても飲みすぎになる量は違う
緑茶の体への影響は個人差が大きいため、健康に及ぼす影響を正確に評価することは難しいようです。飲んだ時に不調を感じた場合は飲む量を少なくするなど、自分で調整するのが良さそうです。
まとめ
いかがでしたか?
この記事をまとめると
- 緑茶は極端な量を摂取すると神経過敏や睡眠障害、顔面硬直、嘔吐、胃腸症状などがあらわれることがある
- 緑茶の飲みすぎるはカフェイン・タンニン・シュウ酸・ポリフェノールを摂り過ぎることになる
- 緑茶の種類や濃さ、飲む人の体格や体質によって、身体の不調につながる摂取量が異なる
緑茶は飲みすぎなければ健康へのプラス効果が多い飲み物です。自分の摂取量を把握して、症状や対処法を知り、緑茶パワーをいただきましょう!
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