らっきょうといえば、古くから日本の初夏の味覚として、お漬物などを中心によく食べられる食材です。独特の風味から苦手という方もいれば、美味しいと言い1年中食べられる方もいます。
そんならっきょうですが、種類がいくつかあることをご存じでしょうか?実は花らっきょうや玉らっきょう、山らっきょうなど様々な種類があります。今回は、そんな様々ならっきょうの種類や特徴について紹介していきます。
今回紹介していくテーマは、
- 花らっきょうとは
- 甘らっきょうとは
- ヤマラッキョウとは
これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。
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花らっきょうとは
まずは花らっきょうについて紹介していきます。花らっきょうとはどのような特徴を持ったらっきょうなのでしょうか?また、味や用途などはどのようなものなのでしょうか?詳しく見ていきましょう。
特徴
花らっきょうとは、福井県三里浜の砂丘地帯で栽培・収穫されたらっきょうのことを指す「ブランドが付いたらっきょう」です。この地で伝統的に行われる栽培方法で作られたらっきょうだけが「花らっきょう」と呼ばれます。
高級ならっきょうとして有名で、植え付けから収穫までに3年の月日を要するらっきょうです。らっきょうは分球することで皮が薄くなり、繊維が細かくなるため食感が良くなると言われています。
花らっきょうは通常のらっきょうよりも栽培期間が長いため、より多く分球しており、小粒であることが特徴です。食感は他のらっきょうに比べると群を抜いて良いと言われています。
味
花らっきょうは食感の良さが一番の特徴です。通常のらっきょうは、1年程度で収穫されるところ、花らっきょうは3年もかかります。冬を2度超すことで味は凝縮し、粒も多く分球することで食感が良くなります。
使い方
花らっきょうの食べ方といえば、オーソドックスな甘酢漬けがおススメです。らっきょうを調理するには1粒ずつ皮をむくため、非常に手間暇がかかります。しかしその分栄養素も多く、健康のためにはおススメと言える食べ物です。
甘酢漬けを作っておけば長期保存も可能ですから、1日4粒程度を目安に毎日食べると良いでしょう。
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甘らっきょうとは
市販のお漬物として「甘らっきょう」と呼ばれる商品も販売されています。甘らっきょうとはいったいどのようならっきょうなのでしょうか?品種の違いなのか、それともただ単に甘く調味されたらっきょうなのか、詳しく見ていきましょう。
特徴
甘らっきょうとは、らっきょうの甘酢漬けの事を指すようです。らっきょうを使用したレシピなどで甘らっきょうという言葉がよく使用されているようですが、これはらっきょうの甘酢漬けの事のようです。
らっきょうの甘酢漬けはその名の通りらっきょうを甘酢で漬けこんだお漬物です。らっきょうの食べ方としては一番定番と呼べる食べ方でしょう。
味
味の特徴は甘酸っぱい味とらっきょうの香り、それとシャキシャキとした食感が特徴です。らっきょうには硫化アリルと呼ばれる玉ねぎなどと同じ成分が含まれているため、玉ねぎの甘酢漬けと似た風味がします。
この独特の「ねぎ臭さ」がクセになるという人もいれば、苦手という方もいます。らっきょうらしさを一番味わえる食べ方と言えるでしょう。
使い方
甘らっきょうはそのまま食べることはもちろんですが、様々な料理の材料として使うこともできます。餃子の種に細かく刻んだ甘らっきょうを入れたり、粗めにカットしてトマトなどとマリネとして食べたり、使い方は様々です。
風味がアクセントとなり、料理の印象を大きく変えてくれる食材です。是非色々なお料理に使用してみてくださいね。
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ヤマラッキョウとは
最後に紹介するのは「ヤマラッキョウ」と呼ばれるらっきょうです。あまり聞かない名前の種類ですが、いったいどのような特徴を持ったらっきょうなのでしょうか?詳しく見ていきましょう。
特徴
ヤマラッキョウとは、湿地に生える多年草の植物で、山に生えることからその名が付きました。栽培されている通常のらっきょうと花がとても似ていることから、山に生えるらっきょう=ヤマラッキョウという名がついたともいわれています。
通常のらっきょうよりも花の数が多いことや、冬になると枯れることなどの特徴を持っています。
味
山らっきょうは通常のらっきょうとは違い、野草の扱いのようです。あまり詳しい情報は見当たりませんでしたが、食用されることはあまりないようです。味も良くないとの情報が記載されていました。
使い方
ヤマラッキョウは一般的に食用される事はあまりないようですが、食べられないことはないようです。軽く茹でて甘酢や酢味噌をつけて食べる方法や、春~秋にかけてであれば葉も柔らかく、天ぷらや油いためでも食べられるようです。
野草で収穫できた際は是非試してみてくださいね。
まとめ
今回は、らっきょうの様々な種類や特徴、調理方法などについて紹介していきました。
この記事をまとめると
- 花らっきょうは福井県のブランドらっきょう
- 甘らっきょうはらっきょうの甘酢漬けの商品名
- ヤマラッキョウはらっきょうの近縁種で野草の扱い
いかがでしたか?らっきょうといっても様々な種類があることがわかりました。漬物としてであれば1年中食べることは可能ですが、たまには初夏の時期だけの生のらっきょうなども味わってみてはいかがでしょうか。
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