中華料理に欠かせない調味料・甜麵醬(テンメンジャン)。聞いたことはあるけど、どんな調味料なのか知らない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、そんな甜麵醬について
- 甜麺醤とはどんな調味料?
- 甜麺醤の代用調味料6選
をテーマに紹介していきます。甜麵醬が自宅にないときの代用品も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
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甜麺醤とはどんな調味料?
まずは甜麵醬とはどんな調味料なのかチェックしましょう。ここでは、甜麵醬の特徴や味・どんな料理に使われているかについて紹介していきます。
特徴
甜麵醬(テンメンジャン)は小麦と塩と麹が原材料の調味料です。味噌作りには大豆が使われるのに対して、甜麵醬は小麦が使われているという違いがあります。
甜麵醬を料理に加えるとコクが出る、万能調味料です。中国の四川省が発祥で、「甜」は甘い、「麺」は小麦粉、「醤」は調味料という意味があります。
どんな味?まずい?美味しい?
甜麺醤は、甘くてコクのある味が特徴的な甘辛い味噌です。
甜麵醬の芳醇でフルーティーな香りは、料理の雰囲気をより上品に仕上げます。甜麵醬をいつもの料理にプラスするだけで、料理の幅がグンと広がることでしょう。
使い方
甜麵醬を使った代表的な料理は、北京ダック・回鍋肉・ジャージャー麺などが挙げられます。
基本的にお肉とお野菜との相性が良く、炒め物に入れるだけでコクと旨みが簡単にアップします。
にんにくや生姜などの香味野菜との相性も抜群。豚肉とキャベツの炒め物やニラと牛肉の炒め物など、身近な家庭料理でも甜麵醬があれば気軽に本格的な中華料理を楽しめます。
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甜麺醤の代用調味料6選
甜麺醤を買い忘れた、頻繁に使うものではないから常備していない。そんな方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、甜麺醤は中華料理を作る際は味の決め手になるため、必要な調味料のひとつです。
甜麺醤がない時に自宅にあるもので代用できるのでしょうか。ここでは甜麺醤の代用品や、代用品にならないものについて紹介していきます。
豆板醤
甜麵醬と豆板醤はそもそも原材料が違うため、味や風味が全く異なります。この二つはスーパーなどで近くに並んでいることが多い調味料ですが、お互いの代用品にはならないので、気をつけてください。
豆板醤は名前の通り、豆を使った発酵調味料。そら豆・大豆・唐辛子などを使って作られます。
塩辛さとコク・独特な風味があり、加熱すると風味が増すのが特徴です。豆板醤は中国が発祥で、麻婆豆腐や担々麺・炒め物などの料理で活躍している調味料です。
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コチュジャン
豆板醬とよく似たコチュジャンですが、もち米やお米に麹や唐辛子を加えた発酵調味料です。別名「唐辛子味噌」。
コチュジャンは朝鮮半島が発祥とされています。辛みのなかに甘みがあり、韓国料理には欠かせない調味料です。
ビビンバに乗っている赤い味噌の正体はこのコチュジャン。そのほか、焼き肉をサンチュで包んで食べる際に使われています。
トウチジャン
豆鼓醤は豆の風味が特徴の中華調味料で、黒大豆・食塩が主な原材料です。強い塩味とうまみが特徴。
トウチを使いやすくペースト状にしたものなので、トウチ味噌や黒大豆味噌とも呼ばれます。
炒め物や煮物によく使用されており、甜麵醬と一緒に麻婆豆腐や回鍋肉に加えると料理の風味が上がります。
そのため、トウチジャンは甜麵醬の代用品というよりも共に使用し、料理の格を上げるために使用するのがいいでしょう。
オイスターソース
オイスターソースは牡蠣の煮汁から作られた中華の調味料。そのため中華料理との相性が抜群です。日本では別名「牡蛎油」とも呼ばれています。
オイスターソースを使用した料理といえば、青椒肉絲や焼きそばなどが代表的ですが、炒め物・煮込み・麺料理など中華メニューに幅広く使われています。
オイスターソースだけで味付けすることもあれば、隠し味として少量使うこともあります。
甜麵醬の代用品として使用するなら、合わせみそと混ぜて使用しましょう。
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ウェイパー
中国語で味の王様という意味を持つウェイパー。鶏骨・豚骨スープをベースに、新鮮な野菜エキス・スパイス・調味料を精選配合した中華スープの素です。
味・コク・風味たっぷりの万能調味料で、チャーハンや炒め物、その他様々な料理に加えるだけで本格的な味が楽しめます。
ウェイパーは中華だしなので、甜麵醬の代用にはなりません。
ラー油
ラー油は、16世紀から17世紀に中国で作られた調味料です。中華料理の中でも四川料理で、辛みを足す際によく使用されています。
ゴマ油に唐辛子などの各種香辛料を入れ加熱し、一定の温度になったら火を止めます。余熱で成分を抽出し、油に辛みを移して作られます。
ラー油のラーは熱を伴う辛さという意味があります。甜麵醬は甘みのある調味料なので代用は難しいでしょう。
まとめ
甜麵醬の代用品について紹介してきましたが、いかがでしたか?
この記事をまとめると
- 甜麵醬は、小麦・塩・麹を原材料とした、中国発祥の万能調味料。
- 甘みとコクが特徴で、北京ダックや回鍋肉に使用されている。
- 豆板醤やコチュジャンは辛みがあり、代用品にはできない。
甜麵醬の代用品には八丁味噌がおすすめです。味噌・砂糖・醤油・しょうが・ごま油・水を混ぜ合わせて加熱しましょう。
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