味のアクセントになり便利な粒マスタードですが、使う機会が少なく、使い切るのが難しい調味料だと思う方もいらっしゃると思います。せっかく買ったのにいつのまにか賞味期限が切れてしまったり、冷蔵庫に何年も前の粒マスタードが出てきた…なんてことありませんか?今回は、
- 粒マスタードってなに?
- 保存方法・期間は?
- 酸味が強い粒マスタードは腐っている?
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目次
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粒マスタードってなに?
マスタードシードをそのまま使った調味料
マスタードは、マスタードシードと呼ばれるからし菜の種から作られる、ペースト状の調味料です。粒を残さずにペースト状にしたものをマスタード、粒を残しているものを粒マスタードと呼んでいます。種子の挽き方の度合いで、粘り気・酸味・辛味・食感などが変わります。
プチプチ食感が特徴的
皮ごと潰しただけのマスタードシードから作られているため、プチプチした食感が楽しめます。スパイシーではあるけれども辛みが若干少ないため、ソーセージやサンドイッチなどにたっぷりと使うことが多いです。
和辛子との違いは?
和辛子はオリエンタルマスタードという、強い辛み成分のある種子から作られています。揮発性の成分を含んでいるため、口に含んだ時にツーンと鼻にくる辛さです。揚げ物や和え物などに添えたり、水で溶いて使うこともあります。
フレンチマスタードとの違いは?
フレンチマスタードは、イエローマスタード、ブラウンマスタードといった、辛みが穏やかな種類の種子の外皮を取り除き、塩、酢、香辛料などと練り合わせたものです。まろやかで上品な辛みとクリームのように滑らかな舌触りが特徴です。
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保存方法・期間
保存期間はこれくらい
粒マスタードにはたくさんの種類があり、メーカーや入っている材料によって賞味期限は異なります。パッケージに記載されている日付は未開封での賞味期限ですが、未開封だと10ヶ月~2年くらいもつようです。開封後は瓶入りは1~2ヶ月、チューブタイプは3~4ヶ月で使い切るようにしましょう。
また、保存料の入っていない粒マスタードや、手作りのものなどは市販の粒マスタードより賞味期限は短くなります。1~2カ月で食べ切りましょう。
保存方法は?
粒マスタードの保存方法は、未開封であれば常温保存で、開封後は冷蔵保存です。未開封の時は密閉されているため、酸化しにくくカビも入りにくい状態です。ただし、日の当たる場所に置いてしまうと腐りますので、涼しくて暗く、湿気の少ない場所で保存しましょう。
開封後は、空気が入り、酸化してしまうため冷蔵庫で保存します。冷凍保存は材料が分離してしまうため向いてません。
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酸味が強い粒マスタードは腐っている?
酸っぱいにおいがすると、傷んでるのかどうか気になりますよね。
もともと酸味がつよい調味料である
粒マスタードは、元々酸味がある調味料ではありますが、明らかに異常な酸っぱい臭いがした場合は腐り始めている可能性が高いです。中身のスパイスや水分が分離してカビが生えているかもしれません。この場合は腐ったことによる酸味ですので、捨てるようにしましょう。
腐っているかどうかを見分ける方法
- 見た目…水分が分離していたり、白カビが生える、色が変わっている
- 臭い …異常な酸っぱさ
- 見た目では変化がなくても、納豆のように糸を引いている
こういった状態になった粒マスタードは使うことができません。処分しましょう。
悪くなる前に消費しよう
粒マスタードが腐る原因は、温度変化と汚れによるものです。冷蔵庫から取り出して常温の部屋に置き、使い終わって再度冷蔵庫へ戻す…といった、温度差が10℃以上ある行為を何度も続けていると腐敗が進みます。粒マスタードの温度があまり変わらないよう、冷蔵庫から出したらすぐにしまうようにしましょう。
また、使う際は瓶やチューブのままではなく、使う分のみを小皿等に取り分けて出すといいですね。チューブや瓶に細菌が付着すると、冷蔵庫で保存していても腐敗が進んでしまいます。必ず清潔なスプーンを使い、チューブの先も清潔に保ちましょう。
まとめ
いかがでしたか?
この記事をまとめると
- 粒マスタードはマスタードシードを皮ごと潰して作る、ペースト状の調味料
- 未開封であれば常温保存で、開封後は冷蔵保存する。保存期間は未開封だと10ヶ月~2年くらい
- 粒マスタードは元々酸味がある調味料だが、異常な酸っぱい臭い・分離している・糸を引いているなどは腐っている可能性大
粒マスタードは、煮込み料理に加えたり、茹でたてのジャガイモに塗るだけでも、いつもと違った味にしてくれる調味料です。保存期間に注意して、新しい味に挑戦してみてはいかがでしょうか。
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