洋菓子の賞味期限切れは食べられる?3日・5日・1週間は?腐ると?

洋菓子は基本的に日持ちが短いイメージですよね。期限を過ぎてしまうとまずいのでしょうか?今回は

  • 洋菓子の賞味期限、消費期限について
  • 洋菓子が日持ちしない理由
  • 期限切れの洋菓子、いつまで食べられる?
について、ケーキ屋でのアルバイト経験を持つ筆者の体験談も踏まえて、詳しく解説していきたいと思います。

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洋菓子は日持ちしない?その理由は?

洋菓子はなぜ日持ちがしないのでしょうか?その理由について説明します。

生クリームが使われることが多いから

基本的に生クリームには余計な添加物等が含まれていないので、日持ちがしないものが多いです。

時間が経てば風味は損なわれ品質も落ちるため、当日のおいしさを保証できないのがその理由です。

冷蔵庫で保存していればほとんどの場合翌日でも食べられますが、生クリームが乾燥して変色したりといった変化は見られます。

一番おいしく食べられるのはやはり当日中。その日食べきれる量を選ぶのが賢明です。

その点コンビニなどで販売されているケーキには保存料が使われていることが多く、意外と日持ちがしたりしますよね。

フレッシュな果物が使われることが多いから

生のフルーツはカットしたり水洗いしたりすると、比較的すぐに傷んでしまいます。

フルーツは鮮度がとても大事。ケーキにのせるためにヘタをカットしただけでも、その部分から傷み始めます。

そのため安全に食べられる期間を当日中と定めていることが多いのです。

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そもそも賞味期限ってどう決めるの?

洋菓子についている賞味期限。これはどのように設定されているのもなのでしょうか?

賞味期限の設定の仕方

賞味期限は、過ぎたからと言ってすぐに食べられなくなるようなギリギリのものではありません。

賞味期限を1日切れたくらいで腐るものであれば、その賞味期限の設定自体に問題があると言えます。

賞味期限とは
おいしく食べられる期間を保証するもの
目で見て腐っているという状態は最終段階。その前にすでに見えない菌は繁殖しているのです。

つまり賞味期限が切れてすぐに腐ったのであれば、期限が切れる前から菌は繁殖していたということ。

そんな期限の設定は、基本的にはあり得ないのです。

生菓子は消費期限が設定される

生菓子には劣化の早い生クリームやフルーツが使われていることが多く、当日中の消費期限であることがほとんどです。

消費期限とは、安全に食べられる期間を示したもの。過ぎると品質が著しく劣化する恐れがあります。

とは言え、実はそもそもケーキ屋でのケーキの販売期間は、ほとんどの商品が2日間です。

カスタードクリームを使ったものやパイなど当日中のものもありますが、それほど種類は多くありません。

つまり、販売時点ですでに消費期限は2日間に設定されているんですね。

焼き菓子は賞味期限か消費期限

焼き菓子は基本的に賞味期限が長いと言われています。これは砂糖をたくさん使ってじっくりと火を通して作られているため

また種類によってはお酒が使われていることもあり、その場合はさらに長持ちします。

賞味期限の時点ですでに日持ちがしているので、そのままそれを消費期限とすることが多いです。

また、販売時点で賞味期限に加えて消費期限まで設定することはほぼないため、期限の設定は1つにまとめられているのです。

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賞味期限切れのお菓子は食べられる?

それが賞味期限であるなら、多くの場合食べることはできます。ただしその場合は自己責任です。最終的な判断は自分で。できる限り慎重に行ってくださいね。

1~2日なら

正直なところ、賞味期限を1~2日過ぎたくらいでは問題なく食べることができます

多くの方はホールケーキや焼き菓子など、期限切れとわかっていても翌日くらいまでは食べているのではないでしょうか?

前述の通り生ケーキでも販売期間は2日間であることが多いため、まず2日間は持つということですよね。

とは言え賞味期限切れのお菓子を食べるのは自己責任。万が一何かあっても誰も責任を取ってくれませんので、各自で判断するようにしてください。

また、賞味期限を過ぎた時点でまず味は落ちていることは、理解しておいた方がいいでしょう。

3~6日なら

まず気を付けるべきはフルーツです。しっかり確認をして、カビなどが生えていないかよく観察しましょう。

またクリームが分離していたり、すっぱいにおいがしていないかも確かめてください。

正直なところ、消費期限当日中の生ケーキでさえ、多くの場合食べることは可能です。

筆者は当日中のケーキを5日後くらいまで食べたことがありますが(もちろん自己責任です)、それで具合が悪くなったことはありません。

たださすがに3日以上経過するとスポンジとクリームからは水分が抜け、かたくなってしまっていました

また表面のクリームの風味も損なわれ、決しておいしいものではありませんでした。

こんなものを食べてカロリーを摂取する必要があるのか?とさえ思いました。結局完食しましたが……。

期限切れのお菓子が焼き菓子であれば、風味は落ちていても問題なく食べることはできるでしょう。

1週間以上なら

焼き菓子であれば、バターなどの油分が酸化し、風味が損なわれている可能性は高いです。食べられないことはないでしょうが、おいしくはないかもしれません。

これが生ケーキであるなら、食べるのは控えた方がいいと思います。

  • スポンジにカビが生える
  • フルーツにカビが生える、もしくは溶ける
  • すっぱいにおいなど、異臭がする

このような状態になっていれば、もったいないですが迷わず破棄してください。

特にスポンジのカビは底の部分だったりして、表面からは見えない可能性も高いです。

また、見た目になんともなくても食べてみたらおかしかった、という場合もありますので注意してくださいね。

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まとめ

この記事をまとめると

  • 洋菓子が日持ちしない理由は生クリームとフルーツ
  • 生菓子の消費期限は基本的に当日中
  • 期限が切れたからと言ってすぐに食べられなくなるわけではないが、食べるのは自己責任

賞味期限切れの洋菓子を食べた経験は、多くの人があると思います。期限が昨日だったりした場合は余計に、もったいないと思ってしまいますよね。

食べられたとしてもおいしさは当然落ちています。食品を無駄にしないためにも、食べきれる適量を選ぶようにしてくださいね。

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