季節の変わり目・お疲れ気味・風邪や感染症予防などに重要な「自己免疫力」を、日々の食事などで意識されている方も多いのではないでしょうか?
健康効果の高い食材は様々ありますが、特に納豆やおくらなどの「ネバネバ食品」は体に良い!と認識されていますよね。
今回はネバネバ3兄弟の末っ子「長芋のネバネバ成分」について、詳しく見ていきましょう。
長芋は、冬に旬を迎えますが収穫期間が長いため春頃まで楽しめる食材です。長芋の「最大の特徴・ネバネバ」の秘密についてお伝えしていきます!
- 長芋がネバネバする理由とは??成分を詳しく解説!
- 長芋の“ネバネバ成分”がもたらす、体に嬉しい効果6つをご紹介!
- 長芋の食べ過ぎによる不調とは??
スポンサードリンク
目次
|
|
長芋がネバネバするのはなぜ?
長芋とは
ヤマノイモ科の属する芋の1種
- 広く流通しているため、比較的安価で馴染みのある方が多い
- 粘り気は余り強くなく、水分を多く含んでいる
- 加熱調理をされることも多く、生食と加熱調理で食感が異なる
などの特徴が挙げられます。
原因成分
長芋がネバネバとする原因に
長芋に含まれる“ムチン”と“ペクチン”
と呼ばれるぬめり成分が挙げられます。
- ムチン:炭水化物と蛋白質の複合体のことで、胃粘膜を保護する・消化のサポート・整腸作用・便秘解消効果・抗ウイルス作用など
- ペクチン:水溶性食物繊維の1種で、整腸作用・コレステロールの吸収抑制作用・血中コレステロール濃度の低下作用・血糖値を下げる効果など
で長芋の最大の特徴と言える
ネバネバの正体
スポンサードリンク
長芋のネバネバによる効果・効能
ここからは“長芋のネバネバ成分”で期待できる嬉しい効能を6つご紹介していきます。
便秘解消
長芋の
ネバネバ成分には食物繊維が豊富
- 便秘解消効果
- 腸の働きを活性化
- 整腸作用
などの効果に期待できます。
糖尿病予防
長芋の
ネバネバ成分×長芋に含まれるレジスタントスターチ
- 他のおかずなどの消化吸収の速度を抑える
- 血糖値の上昇を穏やかにする
などの作用が挙げられ
糖尿病予防効果
一緒に摂取する食材を意識すると効果的
高血圧予防
長芋の
ネバネバ成分×長芋に含まれるカリウム
- 過剰摂取となっている塩分(ナトリウム)の排出を促し、血圧を下げる作用
- ナトリウムの血中濃度をコントロールする働き
などの作用が挙げられ
高血圧予防効果
むくみ解消
長芋には
ネバネバ成分×長芋に含まれるカリウム
- 過剰摂取となっている塩分(ナトリウム)の排出を促す効果
- 余分な水分の排出を促す効果(利尿効果)
などの作用があるため
むくみ解消効果
動脈硬化予防
長芋には
ネバネバ成分×長芋に含まれるアルギニン・ビタミンC
- 血流の改善作用
- 抗酸化作用
などの作用があるため
動脈硬化予防の効果
美肌効果
長芋には
ネバネバ成分×長芋に含まれるビタミンB群・C・アルギニン
- 高い保水力を維持、保湿効果
- 肌や粘膜を健康的に保つ
- 代謝を促す
- コラーゲンの生成をサポートする
- 疲労回復効果、抗酸化作用
などの作用があるため
美肌維持にも効果的
スポンサードリンク
長芋の食べ過ぎは体に悪い?
長芋は様々な効能に期待できる優秀食材ですが、食べ過ぎてしまうと不調を引き起こす場合もあります。
腹痛・下痢
長芋を食べ過ぎてしまうと、主な不調に
- 腹痛
- 下痢
- 吐き気・ガスが出やすくなる
- 糖質の過剰摂取
- 太る
などが起こることがあります。長芋に含まれている
レジスタントスターチと呼ばれる難消化性デンプンの過剰摂取
1日の摂取量
長芋の様々な効能を享受するためには、長芋の食べ過ぎは良くないことは言うまでもありません。
長芋の
成人・1日あたりの摂取目安は約100g程度
単体で食べるよりも、食べ合わせ食材を意識
スポンサードリンク
まとめ
この記事をまとめると
- 長芋がネバネバとする原因に長芋に含まれる“ムチン”と“ペクチン”と呼ばれるぬめり成分が挙げられる
- 長芋のネバネバ成分×長芋に含まれる他の豊富な栄養素の相互作用により、①便秘解消効果②糖尿病予防効果③高血圧予防効果④むくみ解消効果⑤動脈硬化予防効果⑥美肌効果・疲労回復効果などに期待できる
- 長芋に含まれるレジスタントスターチ(難消化性デンプン)は過剰摂取してしまうと、①腹痛②下痢③吐き気などの不調を引き起こしてしまう原因となることがある
スポンサードリンク