片栗粉は唐揚げの衣用に使用したり、料理の際にとろみを出したいときに使用したり、色々用途があり、なにかと便利な食材ですよね。
皆さんもよく使用していることだとおもいますが、片栗粉はダイエットには不向きなのでしょうか?片栗粉の食べ過ぎは体に悪いのでしょうか?
今回は
- 片栗粉は食べると太る?
- 片栗粉の食べ過ぎは体に悪い?危険性は?
- ダイエット中の片栗粉の代用品
これらのテーマでご紹介いたします
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目次
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片栗粉は食べると太る?
片栗粉とは、じゃがいもからでんぷんを精製したものです。片栗粉の主成分は炭水化物でタンパク質は含みません。でんぷんがその炭水化物の原料です。
このでんぷんはじゃがいもからたくさん取れるもので、体内に入るとブドウ糖となります。また、すぐにエネルギー源となることから、昔は病に倒れた時に溶かして飲まれることもありました。
しかし現在ではカタクリ自体の生産量が少なくなってきていて、近年の片栗粉は 大量生産しやすいジャガイモから製造される ケースがほとんどです。
大さじ1杯あたりのカロリー
片栗粉の大さじ1杯あたりは約9gで、カロリーは約30キロカロリーです。
片栗粉は大量摂取しなければカロリーとしては高カロリーではありませんし、片栗粉を調理に使うことで料理にとろみがつきカロリーコントロールに役立ちます。
大さじ1程度の片栗粉でも十分にとろみがつき、食事の満足感を高めることができます。無理なくごはんや麺の量を減らすことができるので全体のカロリーは低くなりますので上手く利用しましょう。
大さじ1杯あたりの糖質量
片栗粉大さじ1杯あたりの糖質量は7.3gです。片栗粉の糖質量がどの程度のものなのかわかりづらいと思うので、他の食材と比較してみました。他の食材と比較した表は以下の通りです。(大さじ1杯で比較)
品名 | 糖質量 |
マヨネーズ | 0.2g(大さじ1杯12g) |
焼肉のたれ | 5.9g(大さじ1杯18g) |
オイスターソース | 3.3g(大さじ1杯18g) |
トマトケチャップ | 4.6g(大さじ1杯18g) |
粒入りマスタード | 0.8g(小さじ1杯5g) |
小麦粉と比較すると?
小麦粉大さじ1杯あたりのカロリーは34kcal 、糖質は6.6gです。片栗粉と比較するとカロリーは小麦粉の方が低いですが、糖質は片栗粉の方が高いです。
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片栗粉の食べ過ぎは体に悪い?危険性は?
腹痛・下痢
生の片栗粉は消化しにくいため、一度に多量の片栗粉を摂取すると消化しきれないでんぷんが胃の中に残り、腹痛や胃もたれを引き起こしてしまう可能性があります。
なので片栗粉を生で摂取する際は、片栗粉の量に注意しましょう。大福に付いている片栗粉の量であればさほど問題はありませんが、 多量に摂取するのは避けましょう。
お腹が張る
片栗粉はデンプンやスターチを豊富に含んでいるため、お腹が張りやすくなります。デンプン質が多いと、 腸内細菌によって十分な発酵がなされるため、多くの体内ガスが発生する からです。
消化に悪い?
生の片栗粉は消化に悪いです。赤ちゃんや小さな子供など胃腸が弱い人は摂取しないようにしましょう。大福や団子など生の片栗粉が付いているものは、念のため避けましょう。
大福や団子で使用する片栗粉はきな粉やうぐいす粉で代用できます。子供が食べる場合は代用した方がいいでしょう。料理のとろみ付けや肉のつなぎなどに 加熱して使用する分には問題ありません。
1日の摂取量はどれくらい?
片栗粉の1日の摂取量は特に決まっていませんが、大量摂取してしまうと糖質の過剰摂取になってしまいます。
世界保健機関(WHO)は肥満や虫歯予防の観点から砂糖の摂取量の目安を公表しているのですが、砂糖などの糖類を1日に摂取するカロリーの5%未満に抑えるべきだとするということを公表しています。
これは平均的な成人で25g程度(角砂糖で8個程)の量です。このことから、片栗粉の糖質も1日の摂取量は予想ができますね。
しかし、1日に摂取する糖質は、私たちは 自然と食事で他の食材から摂取している のです。他の食材で糖質を摂取していることを忘れずに、片栗粉の摂取量を考えましょう。
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ダイエット中の片栗粉の代用品
おからパウダー
片栗粉は糖質が高いので、ダイエット中は避けたほうがいいでしょう。唐揚げをつくるときに片栗粉の代用となるのが、おからパウダーです。
衣の材料の片栗粉をおからパウダーに代えるだけです。片栗粉大さじ1杯あたりの糖質は 7.3g に対し、おからパウダーの糖質は 0.87g です。
ダイエット中には片栗粉をおからパウダーで代用したほうが効果が期待できそうなのはおわかりですね。
まとめ
この記事をまとめると
- 片栗粉はダイエット中は避けたほうがいいでしょう。片栗粉は大さじ1杯あたりの糖質量が7.3gと高めのためのため、大量に摂取してしまっては太ってしまうからです。
- 生の片栗粉は消化しにくいため、一度に多量の片栗粉を摂取すると消化しきれないでんぷんが胃の中に残り、腹痛や胃もたれを引き起こしてしまう可能性がありますので大量に摂取するのは避けましょう。
- ダイエット中の片栗粉の代用品にはおからパウダーがあります。
片栗粉は思ったよりも糖質量が高いのでおからパウダーなどで代用して糖質を抑えたいですよね。
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