粉ミルクが泡立つ原因・理由|飲ませても大丈夫?泡立たせない対処法

哺乳瓶の中の粉ミルクが「泡立ってるな~。」と感じたことはありませんか?何故、粉ミルクが泡立つのでしょうか?泡立った粉ミルクは赤ちゃんに「飲ませても大丈夫なの?」と疑問ですよね。

粉ミルクは泡立たせない方法などはあるのでしょうか?

今回は

  • 粉ミルクが泡立つ理由・原因は?
  • 泡だったミルクを飲ませても大丈夫?
  • 粉ミルクで泡立たせない方法
  • 泡が出た時の対処法

これらのテーマでご紹介いたします。

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粉ミルクが泡立つ理由・原因は?

粉ミルクとは生乳や牛乳が原料となっている物を粉末状にした物の総称です。生乳のままだと保存性が低いので、生乳の水分を除去し、粉末に加工されています。

水分が取り除かれただけとなっており、カルシウムやミネラルといった栄養素は生乳とほとんど変わりありません。

粉ミルクには、缶コーヒーや紅茶飲料に使用される全紛乳や脂肪分だけを取り除いた脱脂粉乳(スキムミルク)や、赤ちゃんが母乳の代わりに飲む乳児用調製粉乳といった種類があります。
哺乳瓶に入れた粉ミルクは何故泡立ってしまうことがあるのでしょうか?みていきましょう。

キャップがきつく閉まっている

哺乳瓶の中の粉ミルクが泡立ってしまう原因のひとつは、哺乳瓶のキャップがきつく閉まっているということです。

キャップをきつく締めてしまうと 空気が通りにくくなり 、飲み続けているとシェイクのような泡だらけのミルクになってしまうことがあります。

赤ちゃんがミルクを飲んでいる時にミルクが「泡立ってきているな。」と感じだ場合は、キャップを少し緩めて空気を入れましょう。

ミルクがこぼれない程度のゆるさにしてみてください。緩めた後は、締め直すことも忘れないでくださいね。

熱湯で作っている

粉ミルクは、熱いお湯で溶かしてから急激に冷ますと泡立ってしまうことがあります。粉ミルクを作る時の 最適なお湯の温度は70度 です。

ミルクを溶かす前に、熱湯をまず、70度までゆっくり冷ましてから、ミルクを溶かしましょう。

熱湯でミルクを溶かしてしまうと、その他にデメリットがあります。熱湯でミルクを溶かしてしまうと、せっかく粉ミルクに含まれているビタミCが20%程も破壊されてしまうのです。

熱湯でミルクを溶かしてしまうことによって摂取出来ない栄養分があるというのは、とてももったいないことですよね。

混ぜ方が強い

粉ミルクを作る時に、混ぜ方が強いと泡立ってしまいます。哺乳瓶は空中に円を描くようにイメージしてかき混ぜましょう。

粉が溶けにくいようならば、湯冷ましを数回に分けて継ぎ足していきましょう。混ぜるときは 泡立たないように優しく振ることが大事 です。

哺乳瓶のふたを閉めて、泡立たない程度に軽く横に振って混ぜます。縦に振る混ぜ方は、泡立ちやすいので優しく横に振って作りましょう。

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泡だったミルクを飲ませても大丈夫?

泡立ったミルクを赤ちゃんに飲ませても大丈夫です。粉ミルクが泡立つということは、 哺乳瓶の中の通気ができている証拠 なのです。

粉ミルクが泡立つ過程は以下の通りです。

  1. 赤ちゃんの吸引力が強くなってきます。
  2. 赤ちゃんがミルクを飲むスピードが速くなります。
  3. 空気の排出が間に合わなくて哺乳瓶の中が真空状態になってきます。
  4. なかなかミルクが出てこないのでお子さんが疲れて少し乳首から口を離します。
  5. 哺乳瓶の中の真空状態のところに、一気に空気が入り泡立ちます。

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粉ミルクで泡立たせない方法

ゆっくりお湯を入れる

粉ミルクを作るときに、お湯を一気に入れてしまうと泡立ってしまいます。ゆっくりとお湯を入れることが重要です。

哺乳瓶をあまり振らない

粉ミルクで作ったミルクを入れた哺乳瓶をたくさん振ってしまうとシェイクされ、泡立ってしまいます。粉ミルクで作ったミルクが入っている哺乳瓶は、あまり振らないことが大切です。

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泡が出た時の対処法

哺乳瓶をまわして泡を消す

哺乳瓶を手首を軸にくりくり横にゆっくりまわしてみましょう。縦に混ぜると泡が立ってしまうことが多いです。

また、哺乳瓶の乳首の通気孔(空気を抜く穴)を大きいものに代えると、哺乳瓶への空気が入りやすく泡立ちが軽減する可能性もあります。

また、通気孔(空気を抜く穴)にカスは詰まっていないか、哺乳瓶の乳首が劣化していないかも確認してみましょう。それらが、ミルクの泡立ちの原因かもしれない可能性もあります。

時間を置く

泡立ってしまったミルクは、時間を置くと泡が消えることがあります。少し時間を置いてみましょう。しかし、 置きすぎはミルクの雑菌を繁殖してしまうことになります ので、長時間置くのはやめましょう。

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まとめ

この記事をまとめると

  • 粉ミルクが泡立つ理由・原因はキャップがきつく閉まっていたり、ミルクを熱湯で作っていたり、粉ミルクとお湯を強く混ぜてしまったということが考えられます。
  • 泡だったミルクは哺乳瓶の中の通気ができている証拠なので、赤ちゃんに飲ませても大丈夫です。
  • 粉ミルクで泡立たせない方法は、粉ミルクを作るときにゆっくりとお湯を入れることと、粉ミルクを混ぜて作ったものが入った哺乳瓶をあまり振らないことです。
  • 泡が出た時は、ミルクの入った哺乳瓶を持つ手首を、くりくりと横にゆっくりまわしたり、ミルクの入った哺乳瓶をそのままテーブルの上などに置き、時間を置くことで泡が軽減する可能性があります。

粉ミルクが泡立つのは問題ないことなので、赤ちゃんが飲んでも大丈夫なのですね。しかし、ミルクを飲み終えた後は、必ず赤ちゃんをゲップさせることを忘れないようにしてくださいね。

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