しらす干しといえばご飯のお供にとても相性が良い食品ですよね。しらす干しは水分量がまだかなり残っている状態でしらすのふわふわとした美味しさを感じることができる調理法です。
さらに水分を飛ばしているだけあって通常の食品よりも少し長く保存することができるのもメリットですね!
今回の記事では、
- しらす干しとはどのような食べ物なのか
- しらすの栄養素
- しらす干しの賞味期限
- しらす干しの賞味期限きれても食べられるの?
これらについて解説していきたいと思います。
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目次
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しらす干しとは?
概要 | 様々な魚の仔稚魚の総称 |
生息域 | 太平洋沿岸 |
旬の時期 | 春(3〜5月)、秋(9月〜10月) |
主な水揚げ | 瀬戸内海、伊勢湾、駿河湾、相模湾など |
保存方法を詳しくご紹介する前に、しらす干しの基本情報を押さえておきましょう。
しらすは様々な魚の仔稚魚の総称です。私たちが主に食べているのはカタクチイワシの仔魚である場合が多いです。その仔魚を塩茹でしてから、水分量を50 – 60%程度に乾燥されたものが「しらす干し」と呼ばれています。さらに25 – 35%程度まで乾燥させると「ちりめん」になります。
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しらすの栄養がすごい
しらすには、カルシウムをはじめとするミネラル類やビタミン類が豊富に含まれています。高栄養で低脂質なのでヘルシーで、ダイエット中にもオススメの食材です。
- カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多様な働きを持ちます。
- ビタミンA:ビタミンAは、抗酸化作用、皮膚や肌の粘膜を作る、人間の視覚情報の伝達に関わるビタミンです。体内にある活性酸素を協力に除去し、肌の生成にも関わるため美肌作用、体内へのウイルスや細菌の侵入を防ぎます。加えて、視覚情報に関わる神経伝達に不可欠なロドプシンの生成の主成分にもなっています。
- ビタミンD:ビタミンDは、カルシウムの働きをサポートし主に骨形成を助けます。加えて、筋肉や神経伝達において不可欠なカルシウム濃度の調整も担っています。細菌の研究では、ウイルスや細菌に対する免疫効果の向上する。抗うつ作用も注目されています。
- ビタミンB12:ビタミンB12には、細胞分裂に関わり、特に乳児や人間の血球の文化には不可欠な栄養素です。細胞分裂の際の、DNAの複製に関わるため、不足すると正常な組織が作られず体の機能維持に影響が出ます。神経伝達や脂質代謝にも関わる酵素です。
- マグネシウム:マグネシウムは、健康な骨を作る上でビタミンDを活性型にする働きや、エネルギー代謝、たんぱく質の合成を担います。マグネシウムは、体内の酵素の要になる触媒や酵素反応を助ける働きを含めると300種類以上サポートしています。血圧の調整機能もあり、片頭痛や冷え性の改善にも効果があるとされています。
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しらす干しの賞味期限
しらす干しの賞味期限は冷蔵保存で「1週間」となっています。買ったその日に使う量と、後から使う量に分けて保存することがお勧めです。
しらす干しの保存方法
しらす干しのパックは封を開けてない状態であれば、そのまま冷蔵庫で保存することが可能です。開封後であればジッパーが付いた密閉できるジップロックのような袋に入れて空気に触れないようにして冷蔵庫に入れてください。
しらす干しは冷凍すると長持ちする
しらす干しは冷凍保存も可能です。冷凍保存することで「約2~3週間ほど」保存することができるようになります。
1回に使う量に小分けしてラップに包み、ジッパー付きの保存袋に入れて冷凍庫に保存します。保存袋に入れる時はしっかり空気を抜いて、なるべく平らにすると全体が均等に冷凍されるので品質に差が出なくなります。
解凍する方法
冷凍したしらす干しは料理に使うのであれば、凍ったまま料理に加えてOKです。ご飯にかけるのであれば、使う半日くらい前に冷蔵庫に移しておき自然解凍させるのがおすすめです。
しらす干しは冷凍してもじゃこ同士がくっつかずにパラパラの状態で冷凍されるので、料理に使いやすいのもメリットのひとつです!
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賞味期限切れのしらす干しは食べられる?
しらす干しは比較的日持ちの長い食品ですが、気づいたらあっという間に賞味期限が過ぎていたということも少なくない食品です。
では賞味期限切れのしらす干しはどれくらいまでなら食べられるのかについて解説していきたいと思います。
以下のような状態になってなかったら食べられる
賞味期限が少し切れていても基本的には食べることができます。以下のような状態に変化していないかを確認して、少しだけ食べてみて様子がおかしくなかったら問題なく食べることができるでしょう。
- 黄色や茶色に変色している
- 水分が出てべちゃべちゃしている
- カビが生えている
- 身が崩れている
- 酸っぱい匂いを感じる
- 生臭い臭いを感じる
- 食べた時に口に刺激を感じる
- ネバネバドロドロしている
このような状態になっているしらすはかなり腐敗が進んでいる証拠ですので絶対に食べないようにしましょう。
特に免疫力が落ちている小さな子どもや高齢者、妊娠中のお母さんなどが腐った食べ物を食べてしまうと重篤な食中毒を引き起こしてしまう可能性がありますので、絶対に食べないようにしましょう。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、
この記事をまとめると
- しらすはイワシの稚魚で、非常に豊富な栄養素を含む食材
- しらす干しの保存期間は冷蔵で1週間程度
- しらす干しは冷凍することで長持ちする
- 賞味期限が切れていても冷凍しているなら大丈夫
- 賞味期限が少しくらい切れていても腐っているサインがないのであれば食べることができる
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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