料理の彩りと香り付け、薬用効果も期待できる便利なハーブですが、適した保存方法をご存知ですか?ハーブは生のままでは傷みやすく日持ちしません。鮮度を保ったまま保存する方法はあるのでしょうか?この記事では
これらのテーマについてご紹介します。最適な保存方法を知ってハーブを活用してくださいね。
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目次
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ハーブを冷蔵する
ハーブを保存するには低温であること、適度に湿度を保つことが重要です。また、保存前にハーブを洗うときはボウルなどに水を張り、その中でサッとさらすか、茎を持ってやさしく振り洗いします。葉に傷がつくとそこから黒く変色したり傷んでしまうのを防ぐためです。また、洗った後水気がついたままにしておくのも黒くなったり、傷みやカビの発生の原因になりますので注意しましょう。
保存期間は一週間程度
ハーブは冷蔵庫の野菜室で保存できます。低温で保存するのが基本ですが、バジルは冷えすぎると黒くなりやすいので新聞紙などで包んでから保存します。保存期間はおよそ一週間程度です。
キッチンぺーパーとタッパーを使う
冷蔵庫での保存方法は次の通りです。
- ハーブを洗ってしっかりと水気をきる
- 湿らせたキッチンペーパーをタッパーに敷き、その上にハーブを置く
- ハーブの上にもふんわりとキッチンペーパーを乗せる
- 蓋をして野菜室で保存する
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ハーブを乾燥させる
ハーブを長期保存するには乾燥させるのがおすすめです。料理だけでなくバスソルトなど、用途は様々。使いやすくてとても便利です。
環境が良ければ1年程度保存可能
煮沸消毒したガラス瓶などの保存容器に乾燥剤を入れて保存すると長持ちします。直射日光の当たらない冷暗所で保存しましょう。乾燥させたハーブは湿気に弱いため、冷蔵庫で保存すると出し入れする時に結露の恐れがあります。
電子レンジで簡単に
ハーブを乾燥させる方法を紹介します。
- ハーブをよく洗ってしっかりと水気をきる
- 茎と葉に分けてちぎる
- 耐熱皿にキッチンペーパーを敷き、重ならないように葉の部分のハーブを置く
- 500wの電子レンジで2分間加熱する
- 湿気が残っているなら10秒追加して再加熱する
- ポロポロとしっかり乾いたらOK
- 清潔な保存容器に入れて保存する
使いたい時に使いたい量を手軽に使えるので重宝します。
こだわるならつるして
乾燥電子レンジを使わず、自然乾燥もOKです。
- 虫がついていないか確認した後、軽く水で洗って水を拭き取る
- 茎のついたハーブを小分けにして紐で結ぶ
- 直射日光が当たらず風通しの良い場所に吊り下げて乾燥させる
ハーブを束ねる時、量が多すぎると中まで風が通りません。カビを発生させてしまう原因になってしまうので注意しましょう。茎から摘み取った葉や花は、ザルなどに重ならないよう広げて並べ乾燥させます。時々裏表をひっくり返したりしてしっかり乾燥させましょう。香りを消さないように乾燥させるには、日に当てないことと短時間で乾かすことが大切です。湿度の高い季節は避け、乾燥しやすい季節の方がおすすめです。
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ハーブは冷凍保存も可能
ハーブの葉を摘んでビニール袋に入れ、袋を少し膨らませた状態で封を閉じ冷凍庫で保存する方法もあります。袋に入れるときは詰め込みすぎず少しずつ入れるようにしましょう。冷凍庫は扉の開け閉めによって庫内の温度変化が起こりやすいです。手前側は温度が上がりやすいので、奥の方にしまっておくのがお勧めです。
保存期間は数週間程度
冷凍庫で数週間程度保存することができます。日が経つと苦味を増すハーブもあるので、出来るだけ早めに使うようにすると美味しく味わえます。解凍後は香りが落ちてしんなりしてしまうため、生食には向きません。炒め物など加熱調理して使いましょう。
ペーストにして冷凍
ハーブをニンニクと松の実、オリーブオイル、塩と一緒にミキサーにかけてペースト状にすれば、冷凍保存も可能です、ジッパー付きの袋などに入れて平らにして冷凍すると、使うときに必要量をおって使えるのでとても便利です。ミキサーがない時はハープはみじん切り、ニンニクをすりおろしてオリーブオイルと塩と混ぜ合わせれば出来上がります。冷凍庫で約1ヶ月ほど保存できます。
バターに混ぜ込んで
冷凍みじん切りにしたハーブとお好みですりおろしたニンニクを常温に戻したバターに混ぜ、ラップや保存容器に入れて冷凍庫へ入れるだけで風味豊かなハーブバターができます。保存期間は約1ヶ月ほど。使いやすい大きさに切ってから保存しておくと、使うときに便利です。
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アイスキューブにする
ミントやバジルなどのハーブを水と一緒に製氷器で凍らせるとアイスキューブができます。ハーブが空気に触れないため、酸化や乾燥を防ぐことができます。冷たい飲み物に入れると見た目も華やかに。スムージーにすればミネラルを手軽に補給できます。ソースやスープなど加熱した料理にも活用できて便利です。
まとめ
ハーブの保存方法についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
この記事をまとめると
- ハーブは冷蔵庫の野菜室で一週間程度保存できる
- ハーブは乾燥させると環境が良ければ一年程度保存できる、乾燥させる方法は電子レンジか吊り下げる
- ハーブばペーストにする、バターに混ぜる、アイスキューブにすることで冷凍保存も可能
新鮮なうちに使い切れないハーブも適切に保存すれば長持ちします。香りを楽しんだり料理の下ごしらえに使ったり、用途は様々。日常生活にぜひハーブを取り入れて活用してくださいね。
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