春の味覚といえばみなさんは何を思い浮かべますか?なんといっても外せない春の味覚といえば「たけのこ」ですよね♪シャキシャキ食感と独特の風味は最高です。実はたけのこは種類が豊富で、実に約600種類以上ものたけのこが存在するようですよ!
今回は、そんなたけのこの種類の中でも有名な、「破竹(淡竹)」について紹介していきますよ。
通常市場などにはあまり出回らない種類ですが、国内の竹やぶではよく見る竹です。たけのこ掘りなどで収穫する場合は、淡竹を見かけることもあると思います。
淡竹のたけのこが手に入った場合はどのように調理すればよいのか?どんな味なのか?具体的な保存方法など、詳しく紹介していきます。今回のテーマは、
- 破竹(はちく)とはどんなもの?
- 破竹の食べ方・焼き方
- 破竹の賞味期限・日持ちはどれくらい?
- 破竹の保存方法
これらのテーマで紹介していきます。ぜひ最後までチェックして見てくださいね。
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目次
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破竹(はちく)とはどんなもの?
まずは淡竹とはどのようなたけのこなのでしょうか?特徴について詳しく紹介していきます。
特徴
実は破竹とは「淡竹」とも書き、同様に「ハチク」と呼びます。竹の呼び方としては「淡竹」が正しいようです。破竹とは、字の通り「竹を破る勢い」という意味で使われ、勢いが激しくて止められない様を表します。
しかしながら、特段「ハチクは淡竹だ!」「いや、破竹だ!」など使う人によって違うため、正直どちらでも良いのかもしれません。
淡竹は中国が原産の竹です。掘り出されたばかりの状態であれば灰汁が少なく、癖もないため生の状態でも食べられるため刺身などで提供される場合もあるほどです。掘り出されてから時間が経ってしまうと、次第に灰汁が強くなります。
葉は枝先に2~3枚ほどつき、色は全体的に白っぽい色をしています。節の輪が2本あり、少し角ばっていることが特徴です。市場にはあまり出回らないため、スーパーなどでもあまり見かけないかもしれません。
どんな味?まずい?美味しい?
淡竹の特徴は、灰汁や癖が少なく淡白な味わいであることが特徴です。収穫したばかりの鮮度状態であれば、生のまま食べることも可能と言われるほどです。
当然食感も良いですし、豊かな風味も味わえるため、たけのこ好きであれば美味しいことは間違いありません。
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破竹の食べ方・焼き方
淡竹のたけのこを使ったおススメのレシピをいくつか紹介していきますよ。定番の煮物から炒め物まで、様々な方法を紹介していきますよ。
きんぴら
淡竹を使ったきんぴらは、食感と風味を楽しめる一品です。人参などと一緒に細長く切り、ごま油などでいためるととても美味しいです。淡竹の甘みと食感を存分に味わえるメニューとなっています。
甘辛煮
淡竹に限らず全般のたけのこに言えることですが、甘辛煮はとても相性が良いです。豚バラ肉や好みの野菜と一緒に煮込むことで、とても美味しい甘辛煮ができますよ。ざっと見ただけでも様々な甘辛煮のレシピがあり、
- 豚バラ肉とナスの甘辛煮
- 新ジャガイモと淡竹の甘辛煮
- 万願寺ししとうとたけのこの甘辛煮
様々な甘辛煮のレシピがありましたよ。たけのこの他にも春の味覚はたくさんありますから、色々な春野菜と共に甘辛煮を作るのも良いかもしれませんね。
煮物
たけのこと言えばやはり煮物ですよね。たけのこを使った有名な煮物と言えば、かつおぶしを和える「土佐煮」ですよね。その他にも、同様に春の味覚の一つである「ふきとたけのこの煮物」や、お揚げとたけのこの煮物など様々です。
メンマ
メンマはたけのこを原料とした食品であることはご存じでしたか?淡竹を使ったメンマも、同様にとても美味しいですよ。メンマを作るとなると、とても手間と時間がかかります。
しかし一度作っておけば長期保存が可能ですから、大量にたけのこが手に入ったという場合は、食べる方法として塩漬けするのも有りです。塩漬けされたメンマは1~2年程度日持ちすると言われています。
炒め煮
たけのこは油との相性が良く、炒めてから煮る、いわゆる「炒め煮」もとてもおススメです。たけのこを食べる場合は下処理をしますから、それほど長時間加熱しなくても美味しく食べられます。
食感と風味を最大限に活かせる炒め煮も、調理方法としてはとてもおススメですから試してみてくださいね。
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破竹の賞味期限・日持ちはどれくらい?
淡竹を下茹でしたものの賞味期限や、日持ち期間はどれくらいなのでしょうか?詳しく紹介していきます。
腐るとどうなる?
淡竹に限らず、たけのこを灰汁抜きして下処理したものは水に浸けたまま保存するのが通例です。最初の変化として、保存している水が白く濁ってきます。そのまま放置しておくと確実に腐敗しますから、水を変えましょう。
さらに時間が経つと、臭いを嗅いだ時に酸っぱい臭いがします。こうなってしまうと腐っている可能性が高くなります。他にもたけのこの腐敗を見分けるヒントとして、
- 腐敗が進みアンモニア臭がする
- 糸を引いている
- たけのこが溶けている
- 白い膜が張っている
などの変化が見られます。いずれにせよ、作った時と比べて様子がおかしい、と思った場合は食べないようにしましょう。
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破竹の保存方法
下処理をした淡竹の保存方法について紹介していきます。
常温保存
たけのこを常温保存したい場合は、下茹でを行う前であれば可能です。下茹で後は鮮度管理が非常に重要になってきますから、常温保存は避け、必ず冷蔵庫にしましましょう。
冷蔵保存
下茹でを行ったたけのこを、1週間以内程度で食べきれる場合は冷蔵保存がおススメです。冷蔵保存であれば、たけのこの食感を維持したまま保存が可能です。
保存袋やタッパーなどに、たけのこが浸る程度の水を入れ、水煮の加工品のような状態にします。1~2日に1回中身の水を変えましょう。うまく水の管理ができれば10日程度日持ちします。
冷凍保存
下茹でを行ったたけのこは冷凍保存も可能です。しかし冷凍保存をすると、パサパサとした食感になってしまったり、硬くなってしまったりといった変化が出る場合が多いです。
このような変化を防ぐため、下記の2点を実施し、冷凍保存することをおススメします。
- だし汁に浸けたまま冷凍保存する
- 砂糖をまぶして冷凍保存する
いずれの2点も、たけのこの水分を逃さない為の工夫になります。調理する際は浸しただし汁、まぶした砂糖、どちらもそのまま調理に使用しましょう。
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まとめ
今回は、たけのこの種類の中の一つ「淡竹」について紹介していきました。
この記事をまとめると
- ハチクは淡竹と書く
- 灰汁が少なく収穫したてであれば生でも食べられる
いかがでしたか?淡竹を収穫できた場合は是非参考にしてみてください。
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