みなさんは春の味覚といえば何を思い浮かべますか?菜の花や山菜類は外せませんよね。そんな春の味覚の中でも特に人気が高い食べ物といえば、「たけのこ」です。シャキシャキ食感と特有の風味が何とも言えない美味しさです。
そんなたけのこですが、実は様々な種類があることをご存じですか?孟宗竹や破竹、真竹など様々な種類のたけのこがありますよ。そこで今回は、
- 破竹・真竹葉・たけのこ・孟宗竹 淡竹・の違いは何?
- どの種類も食べられる?
- 食べる時の保存方法
これらのテーマで紹介していきます。ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
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目次
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破竹・真竹葉・たけのこ・孟宗竹 淡竹の違いは何?
たけのこの種類の代表格といえば、「破竹・真竹葉・たけのこ・孟宗竹・ 淡竹」この5種類です。いったいどのような特徴があるのか、はえている場所はどこなのか、詳しく紹介していきます。
破竹とは?
実は破竹とは、淡竹と同様に「ハチク」と呼びます。竹の呼び方としては「淡竹」が正しいようです。破竹とは、字の通り「竹を破る勢い」という意味で使われ、勢いが激しくて止められない様を表します。
しかしながら、特段「ハチクは淡竹だ!」「いや、破竹だ!」など使う人によって違うため、どちらでも良いのかもしれません。
真竹葉とは?
真竹は中国が原産、日本で自生した、という2通りの考えがあり、どちらかわかっておりません。真竹も時間が経過すると灰汁が強くなり、灰汁抜きをしないと食べられない程です。ただし味は美味しいと評判のたけのこです。
真竹の葉は枝先に2~5枚ほど葉が付き、節の輪が2本見えることが特徴です。最大の特徴はその色で、竹といえばこの色というほどの緑色をしています。真竹も市場にはあまり出回らないため、スーパーなどでもみられません。
孟宗竹とは?
孟宗竹は中国が原産の竹で、私たち消費者に一番馴染みのある竹です。時期になると市場にも多く流通されるため、全国のスーパーなどで生の孟宗竹を見ることができます。私たちが食べる生のたけのこ、といえば孟宗竹という理解で良いでしょう。
日本の竹の中でも一番大きく成長する種類で、高さ25m程にまで成長すると言われています。竹は白っぽく、破竹に似ています。節の輪は1本ですので、そこで見分けられると思います。
たけのこは「ずんぐりむっくり」といった表現がわかりやすいかもしれません。スラっと細長い見た目ではなく、短くふっくらとした見た目です。しずく型という表現も良いかもしれません。
淡竹とは?
淡竹とは、中国が原産の竹です。たけのこは掘り出されたばかりの状態であれば灰汁が少なく、癖もないため生の状態でも食べられると言われております。掘り出されてから時間が経ってしまうと、次第に灰汁が強くなります。
葉は枝先に2~3枚ほどつき、色は全体的に白っぽい色をしています。節の輪が2本あり、少し角ばっていることが特徴です。市場にはあまり出回らないため、スーパーなどでもあまり見かけないかもしれません。
生えてる場所
春はたけのこ掘りをしたい!と思う方も多いですよね。たけのこはどこに生えているのか。結論から申し上げますと、たけのこは竹の近くに生えます。ですので、竹藪がある場所へ行けば、たけのこを掘り当てられるかもしれないということになります。
そもそもたけのことは、竹の地下茎の節から芽が生え、たけのことなります。竹の若芽がたけのこということになります。ですのでたけのこを放っておくと竹になります。竹が生えている周辺をよく見まわして探してみましょう。
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どの種類も食べられる?
様々な種類のたけのこがあることはわかりましたが、どの種類も食べることはできるのでしょうか?一般的に出回っている孟宗竹は食べることができることはもちろん知っていますが、出回らない他の2種類はどうなのでしょうか。
味の違い
孟宗竹・淡竹・真竹それぞれの味の特徴を以下にまとめました。
- 孟宗竹は肉厚で柔らかい食感。甘味と風味を楽しめる大衆向けの種類
- 淡竹は灰汁や苦みが少なく淡白な味わい。新鮮であれば刺身などで生食できるほど。
- 真竹はコリコリとした食感と風味が特徴。肉質は硬く、歯ごたえが良い。
食べ方
たけのこは土から出て光を浴びたり、収穫後のストレスなどにより特有の灰汁が増えると言われています。そのため、食べる際には灰汁抜きを行う必要があります。
灰汁を抜くためには下茹でが必要です。下茹でをしたのち、食べやすい大きさに切って、煮物や炊き込みご飯などで召し上がりましょう。
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食べる時の保存方法
灰汁抜きをしたたけのこの保存方法について紹介していきます。常温保存・冷蔵保存・冷凍保存、それぞれの方法について紹介していきますよ。
常温保存
たけのこを常温保存したい場合は、下茹でを行う前であれば可能です。下茹で後は鮮度管理が非常に重要になってきますから、常温保存は避け、必ず冷蔵庫にしましましょう。
冷蔵保存
下茹でを行ったたけのこを、1週間以内程度で食べきれる場合は冷蔵保存がおススメです。冷蔵保存であれば、たけのこの食感を維持したまま保存が可能です。
保存袋やタッパーなどに、たけのこが浸る程度の水を入れ、水煮の加工品のような状態にします。1~2日に1回中身の水を変えましょう。うまく水の管理ができれば10日程度日持ちします。
冷凍保存
下茹でを行ったたけのこは冷凍保存も可能です。しかし冷凍保存をすると、パサパサとした食感になってしまったり、硬くなってしまったりといった変化が出る場合が多いです。
このような変化を防ぐため、下記の2点を実施し、冷凍保存することをおススメします。
- だし汁に浸けたまま冷凍保存する
- 砂糖をまぶして冷凍保存する
いずれの2点も、たけのこの水分を逃さない為の工夫になります。調理する際は浸しただし汁、まぶした砂糖、どちらもそのまま調理に使用しましょう。
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まとめ
今回は、様々なたけのこについて、調理方法や保存方法などについて紹介していきました。
この記事をまとめると
- 様々なたけのこがあるが基本的流通している種類は孟宗竹
- 食べる際は下茹でして灰汁抜きを行う
- 保存方法は冷蔵保存で1週間以内程度に食べきる方法がおススメ
いかがでしたか?生のたけのこが食べられるのは1年のうちでも春の時期だけです。少し値段は高いですが、奮発して食べてみるのもおススメですよ。
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