皆さんのご家庭では糸こんにゃくと食べますか?シンプルな味わいと風味から、炒め物や煮物など様々なレシピで食べられます。食物繊維などが豊富なことから、体の健康管理のためにもとてもおすすめな食材と言えます。
今回は、そんな糸こんにゃくを食べ過ぎてしまった場合の、身体への影響について詳しく紹介していきます。紹介していくテーマは以下になります。
- 糸こんにゃくの特徴
- 食べ過ぎるとどうなる?
- 1日の摂取量の目安は?
腹持ちが良いことや、腸内環境の改善などのメリットのある糸こんにゃくですが、食べ過ぎてしまった場合は体に悪影響が出る可能性もあります。正しい知識を備えておきたいところですね。
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目次
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糸こんにゃくの特徴
糸こんにゃくとはどのような商品なのでしょうか?その他のこんにゃく製品との違いなども含めて、詳しく紹介していきます。
糸こんにゃくとは?
糸こんにゃくとは、原料であるコンニャク芋を加工し、まだゼリー状で固まり切っていないものを型に流し込み成型していきます。筒のような型に流し込み、押し出すことで細い形になって出てきます。ところてんなども同じ製法で作られるようですよ。
糸こんにゃくは、一般的に2~3ミリ程度の太さで加工されることが多いです。色は黒っぽい色から白っぽい色など様々です。
他のこんにゃくと比較
しらたきや板こんにゃくなど、こんにゃく製品は様々ありますよね。結論から言うと、これらの製品と糸こんにゃくの違いはほぼ名前だけといっても過言ではありません。
どちらも原料はこんにゃく芋であることから、成分や効能などは同じといってもよいでしょう。白色になるこんにゃくと黒色になるこんにゃくがあり、西日本では黒色、東日本では白色のこんにゃくが好まれました。
このように、こんにゃくの色の違いは地域性によるもので、原料や作り方はほとんど変わらないというのが事実です。
健康効果
糸こんにゃくの栄養成分は様々なものが含まれていますが、約97%は水分、残りは食物繊維がほとんどです。こんにゃく製品といえば水と食物繊維でできているといっても過言ではありません。
代表的な効能は、腸内環境の改善や骨粗しょう症の予防、美肌効果などです。食物繊維が腸内環境をよくすることは有名ですよね。
また、こんにゃく製品にはカルシウムも多く含まれています。基本的には食べ過ぎさえしなければ、身体にメリットが多くある食材ですよ。
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食べ過ぎるとどうなる?
糸こんにゃくなどのこんにゃく製品は、様々な健康効果が期待できます。しかし食べ過ぎてしまえば、体にデメリットが生じる可能性もあります。食べ過ぎてしまった場合はどうなるのか、詳しく紹介していきます。
太ることはない
糸こんにゃくなどのこんにゃく製品は、約97%水分でできているため、食べ過ぎたからと言って太るということはまずありません。カロリーや糖質面から見ても問題はありません。
こんにゃくを食べて太ったという方の原因は、こんにゃくでは物足りず、他の食べ物を多く食べてしまったことが原因でしょう。間食をしてしまった、他のおかずや炭水化物を食べ過ぎてしまったなどが考えられます。
腹痛・下痢
糸こんにゃくにはその他のこんにゃく製品と同様、豊富な食物繊維(不溶性食物繊維)が含まれています。食物繊維は適量であれば、便通の改善などの腸内環境の改善が期待できます。
しかし食べ過ぎてしまえば消化不良や、便秘の促進などの影響で腹痛を引き起こす可能性もあります。
腸閉塞
糸こんにゃくなどのこんにゃく製品を食べ過ぎると、便秘が促進されてしまい、最悪の場合腸閉塞などにつながる可能性もあります。不溶性食物繊維は消化されにくいですから、余計に注意が必要です。
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1日の摂取量の目安は?
こんにゃく製品を食べ過ぎてしまうと、思わぬデメリットもあることが分かりました。それでは糸こんにゃくなどのこんにゃく製品は、1日どの程度までが適正摂取量といえるのでしょうか?詳しく紹介していきます。
1日の摂取量
糸こんにゃくなどのこんにゃく製品は、1日当たり250~300g程度を目安に食べるようにしましょう。これは、成人の人が1日に食べてもよい食物繊維の量から逆算しています。
- 成人男性(18~64歳)の食物繊維摂取目安量:21g以上
- 成人女性(18~64歳)の食物繊維摂取目安量:18g以上
- 一般的なこんにゃく製品に含まれる食物繊維量(100gあたり):2.2g
300gのこんにゃく製品を食べれば6~7g程度の食物繊維が摂取できます。目安量には到底及ばないように思えますが、食物繊維はその他の食品にも含まれています。食べ過ぎには注意したいところですね。
料理で考えると?
おでんなどの煮物であれば、こんにゃく300gを食べる事は容易でしょう。味もよくしみ込んでいることから、ヘルシーなこんにゃくであってもモリモリ食べられます。
炒め物などの場合は、その他の食材もありますから、こんにゃく300gを食べる事は難しいかもしれません。3食で分けて食べるなど、効率的に摂取していくとよいかもしれませんね。
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まとめ
今回は、こんにゃくの食べ過ぎや、食べ過ぎてしまった際の身体への影響について詳しく紹介していきました。
この記事をまとめると
- こんにゃくを食べ過ぎると食物繊維の過剰摂取になる可能性もある
- 便秘の促進により腸閉塞などの危険性も
- こんにゃくは1日当たり250~300g程度を目安に食べましょう
いかがでしたか?こんにゃくダイエットや、こんにゃくを使って高い健康効果を得たい方は是非参考にしてみてくださいね。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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