春になると店頭にも並び始めるたけのこ。採れたてのたけのこは旨味がたっぷりと感じられ、その味わいは格別です。たけのこには一般的なものから珍しい品種まで、多くの種類があることをご存知でしょうか?そこで今回は…
- 食べられないたけのこの見分け方
- 一般的なたけのこの種類
- あまり出回っていないたけのこの種類
- たけのこのおいしい食べ方
についてご紹介をいたします。
スポンサードリンク
目次
|
|
食べられないたけのこの見分け方
まずは、たけのこの中には食べられないものがあるのかについて調べてみました。
成長しすぎたたけのこは固い
たけのこは成長しすぎてしまった場合固くなっており、採取する場合にも簡単に採ることができません。こうなってしまった場合はあまり食用には向かないようです。
基本的に食用可能
成長しすぎた場合、あまりおすすめはしませんが、食べることは可能で、固い部分は揚げ物などにすると食べやすくなるようです。
スポンサードリンク
一般的なたけのこの種類
続いて、一般的なたけのこの種類についてご紹介していきます。
孟宗竹
孟宗竹は、 日本で一番多く食べられている品種です。 関東地方や京都などで採れるものが有名で、孟宗竹は竹類の中でも大きく、たけのこもしっかりとしたサイズの太いものが採れます。
◎収穫時期
4月中旬~5月初め
◎見分け方
ふっくらとした太い茎と皮に産毛が生えているのが特徴で、地面に顔を出した頃に掘り起こして採取します。
スポンサードリンク
◎選び方のポイント
たけのこは穂先が土から出て日に当たるとえぐみが強くなってしまい、風味も落ちてしまいます。穂先の色が濃い緑色ではなく、黄色~薄黄緑色をしているものが良いです。
また、皮につやがあり、ずっしりと重みのあるもの。根元のいぼが濃赤色になっていないもので、切り口がみずみずしいものを選ぶと良いようです。
◎特徴
香りが良く、やわらかな食感を味わうことができます。
◎アク抜き
孟宗竹はアク抜きが必要で、米のとぎ汁や米ぬかを使ってアク抜きをしてから調理をします。
スポンサードリンク
真竹
孟宗竹の次に日本で多く食べられているたけのこ。 とても成長が早いたけのこで、1日に1m近くも伸びるようです。真竹は青森以南の日本全国で採ることができます。食用としてだけでなく、建築資材や工芸品としても使用される品種です。収穫時期
5月下旬~7月
◎見分け方
一般的なたけのこに比べると細く、茶褐色の色の皮が特徴で、地面を掘らずに採ることができます。
地表近くのたけのこの茎を引っ張ると簡単に収穫することができ、見た目は細い孟宗竹にも似ているのですが、中身の硬さに違いがあります。
◎選び方のポイント
つや感があり、みずみずしいもので、重量感があるものが新鮮な証拠。また切り口もみずみずしいものを選ぶのがおすすめです。地面から30~40cm程度出ているものが食べ頃。
◎特徴
風味が良く、新鮮なものはアクが少なめで果肉がやわらかいのが特徴です。
◎アク抜き
新鮮なたけのこはアクが少なく、そのまま刺身として食べることも可能です。しかし、収穫してから時間が経ってしまっている場合には、孟宗竹と同じように、米のとぎ汁や米ぬかを使ってアク抜きをしてから調理するようにしましょう。
スポンサードリンク
あまり出回っていないたけのこの種類
続いて、あまり市場には出回っていない種類のたけのこについてもご紹介していきます。
四方竹
四方竹は高知で採れるたけのこで、 春ではなく、秋に旬を迎える珍しいものです。 採れる期間が1ヵ月ほどと短く、見た目も違いがあり、細長くキレイな黄緑色をしています。
横に切ったときに、断面が四角い形をしているのも特徴です。アクが少なめで、シャキシャキとした食感の味わいが人気。
淡竹
淡竹は主に日本海側の地域で食べられるたけのこで、皮には産毛がなくツルツルとしており、孟宗竹よりも細く、やわらかい果肉が特徴。収穫時期は5月中旬頃で、地面を掘る必要がなく、収穫しやすいたけのこです。
淡泊な味で苦味が少なく、アクも少ないため、さっと茹でてサラダにしても美味しく召し上がれます。
スポンサードリンク
たけのこのおいしい食べ方
さて、旬のたけのこを美味しく味わえる料理にはどういったものがあるのでしょうか?
炊き込みご飯
旬のたけのこを手に入れたら、一度は食べたい料理のひとつ。たけのこの旨味がご飯に染み出て、だしの香りとたけのこの食感も楽しむことができ、何杯でも食べられてしまいそうです。
煮物・おでん
煮物はもちろん、おでんとしても美味しく召し上がれます。春のまだ肌寒い日にも体があたたまっておすすめです。
天ぷら
たけのこは油との相性もとても良いため、サクッとした天ぷらもおすすめです。たけのこの甘みも感じられ、家庭で作ればちょっとした料亭気分も味わえそうですね。
スポンサードリンク
まとめ
たけのこの種類や特徴についてご紹介をしましたが、いかがでしたでしょうか。今回ご紹介したたけのこの種類について下記にまとめてみました。
一般的に日本で食べられる品種 | |
孟宗竹 | しっかりとした大きさ、香りがありやわらかな食感が特徴。アク抜きは必要 |
真竹 | 他のたけのこに比べて細く、風味の良さと果肉のやわらかさが特徴。新鮮なものはアク抜き不要 |
市場にはあまり出ない珍しい品種 | |
四方竹 | 秋に旬を迎え、細長くキレイな黄緑色をしており、アクが少なくシャキシャキとした食感が特徴 |
淡竹 | 細くやわらかな果肉、苦みの少ない淡泊な味でアクも少ないのが特徴。基本はアク抜き不要 |
味わいにも違いのある様々な品種のたけのこは、機会があれば食べてみたいですよね。旬の時期にたけのこを見かけたら、ぜひ購入してご家庭でも召し上がってみて。
スポンサードリンク