みなさんは山芋を食べたことがありますか?長いもや大和芋、自然薯などをまとめて、通称「山芋」と呼びますよね。ねばねばとしていて、すりおろすとサラサラとご飯が食べられ、昔から夏を乗り切るスタミナ野菜として有名です。
今回は、そんな山芋が腐ってしまった際はどのような変化が見られるのか、詳しく解説していきます。今回のテーマは、
- 山芋はどのくらい日持ちする?
- 腐った山芋の見分け方
- 山芋の正しい保存方法
これらのテーマで紹介していきます。山芋は調理の段階によって保存方法が違いますから、正しい保存方法を知っておきましょう。是非最後までチェックしてみてくださいね。
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目次
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山芋はどのくらい日持ちする?
山芋は土より下で成長するため、じゃがいもや玉ねぎと同様に土物として扱われています。そのため正しい保存方法で保管しておけば、なかなか腐りません。じゃがいもや玉ねぎも、常温でおいておいてもなかなか傷みませんよね?
それでは山芋が腐ってしまった場合はどのような変化が見られるのでしょうか?詳しく解説していきます。
常温・冷蔵・冷凍の場合
山芋をすりおろして「とろろいも」の状態にした場合で、常温・冷蔵・冷凍それぞれの保存期間について紹介していきます。
- とろろいもの常温保存:すりおろした当日中には食べきる
- とろろいもの冷蔵保存:2~3日程度
- とろろいもの冷凍保存:1か月程度
山芋にはポリフェノールオキシターゼと呼ばれる成分が含まれています。この成分は空気中の酸素と結合することで酸化し、黒く変色します。冷凍保存以外の場合はできるだけ早めに食べきるようにしましょう。
山芋の状態によって違う
山芋の保存期間は、山芋の加工段階によって大きく変わってきます。結論から申し上げますと、外皮をむかなければかなり長期間保存がきく野菜です。切り口などにも注意してください。
皮を剥いていない状態であれば、新聞紙などに包んで台所の下などに保管しておくことで、数週間からうまくいけば1か月程度日持ちします。
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腐った山芋の見分け方
それでは長いもが腐ってしまった場合はどのような変化が見られるのでしょうか?変色などについても詳しく解説していきます。
見分け方
調理前の長いもは傷などの箇所から細菌が侵入し、部分的に茶色くなりとろけていきます。そういった部分を指で押すと、グジュっと指が刺さるほどとろけます。
全体がこのような状態になることはなかなかありませんが、そういった部分は取り除いて食べるようにしましょう。
黒・茶色に変色している?
山芋にはポリフェノールオキシターゼと呼ばれる成分が含まれています。この成分は空気中の酸素と結合することで酸化し、黒く変色します。
皮をむかなければなかなか変色はしませんが、次第に外皮の色も変色していきます。
最初は外皮が明るい茶色のような色に変色していきます、すると次第に深みのある黒っぽい色に近くなってきます。これは酸化が進んでいる証拠です。
酸化しても食べる事は可能ですが、気分的に良くないですよね。
できるだけ酸化が進まないように、光を当てない・空気に触れない事に注意して保管しましょう。新聞紙に包んで台所の下に保管するのがおススメです。
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山芋の正しい保存方法
山芋の正しい保存方法について解説していきます。山芋の状態によっても変わってくるので注意してくださいね。
状態によって保存方法が違う
山芋は調理前であれば、基本的に常温保存が正しい方法です。山芋などの土物は冷蔵庫で保存すると、温度が低すぎて、通称「風邪をひいた」といった状態となってしまいます。
土の中は冷蔵庫の中ほど冷たくないため、病気になります。調理前は常温保存、調理後は冷蔵・冷凍保存をする、ということを覚えておきましょう。
常温保存の場合
調理前の山芋を常温保存する場合は、できるだけ酸化が進まないように、光を当てない・空気に触れない事に注意して保管しましょう。
新聞紙に包んで台所の下に保管するのがおススメです。
冷蔵の場合
調理後の山芋を冷蔵保存する際は、ぴっちりと蓋ができる保存容器や、ジップロックのような密封できる保存袋で保管しましょう。
空気と触れることで成分の酸化が進み、色が黒く変色してきます。これを防ぐため、できるかぎり空気の流入を防ぐためです。
冷凍の場合
調理後の山芋を冷凍保存する場合も、冷蔵保存同様ぴっちりと蓋ができる保存容器や、ジップロックのような密封できる保存袋で保管しましょう。
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まとめ
今回は、山芋が腐ってしまった場合はどのような変化が見られるのか、保存はどのように行えばよいのか、といったことについて紹介していきました。
この記事をまとめると
- 山芋は腐ると深い茶色になりとろける
- 部分的にとろけている場合はその部分を取り除けば食べられる
- 調理前の状態であれば常温保存
- 調理後は冷蔵・冷凍保存
いかがでしたか?山芋は土物の中でも栄養が豊富です。昔から滋養強壮効果などが期待されており、身体が弱っているときなどに食べられてきました。
適量であれば高い健康効果が期待できますから、是非食生活に取り入れてほしい食材です。お試しくださいね。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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