岩塩に賞味期限はある?表示記載が書いてない理由は?保存方法は?

ミネラルが豊富で、美容や健康に良いと注目されている岩塩。食用としてはもちろん、インテリアや入浴剤としても活用されています。

そんな岩塩に賞味期限はあるのか、疑問を持った方はいませんか?この記事では岩塩について、

  • 岩塩に賞味期限はある?
  • 岩塩の注意点
  • 岩塩の保存方法

をテーマに紹介していきます。岩塩の賞味期限や保存方法が知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

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岩塩とは

岩塩の賞味期限をチェックする前に、そもそも岩塩とはなんなのか、見ていきましょう。

岩塩ができるまで

地殻変動などにより、海の一部が陸地に閉じ込められ何年も時間が経ち、海水の塩分が結晶化したものが岩塩です。

形成時期は5億年~200万年前とも言われ、それほど長い年月をかけて岩塩は自然の力で作られていきます。岩塩は世界各地で取られていますが、残念ながら日本では採取できません。

岩塩の効果

岩塩は、さまざまな健康効果をもたらすと言われています。

  • デトックス作用・・・岩塩は、体内に溜まっている毒素を排出する効果が期待できます。基礎代謝を上げ、腎臓や心臓など、体内の器官の機能アップなども見込めます。
  • 消化機能改善・・・消化液を分泌させ、体内のphバランスを整えてくれます。空腹感を抑制するため、ダイエットに繋がることが予想されます。
  • 睡眠の質を高める・・・ナトリウムを摂取すると、睡眠の質が上がるという実験結果が存在します。岩塩を摂取するだけでなく、ランプとして使用し、発生するマイナスイオンの力で睡眠の質を改善する方法も注目されています。

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岩塩に賞味期限はある?

ここでは、岩塩の賞味期限について紹介していきます。

岩塩に賞味期限はない

岩塩に賞味期限はありません。しかし、適切に保存しなければ塩は固まってしまったり、匂いがついてしまったししてしまうので、気をつけましょう。

賞味期限の記載がない理由

ハーブなどの有機物を混ぜた塩を除いて、基本的に塩には賞味期限がないとされています。塩は鉱物の加工品で変質することがないため、JAS法上でも賞味期限の表示が義務付けられていません。

特に岩塩は、何年も何年も時間をかけて作られた自然のものなので、製品になったとたんに賞味期限が発生することはありません。

ちなみに、JAS法上ではアイスクリーム・蒸留酒にも賞味期限の記載義務はありません。

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岩塩の注意点

岩塩を取り扱う際に気をつけた方がいいことはあるのでしょうか?ここでは岩塩の性質から、注意点を紹介していきます。

匂いを吸着しやすい

岩塩には匂いを吸着する性質があります。岩塩だけでなく、塩は食品の中でも匂いを吸収しやすいと言われています。

そのため、密閉せずに保存しておくと空気中の匂いなどを吸い、違う匂いを発生させる可能性があります。

また、匂いの強いものの側で保存するのもおすすめしません。しかし、匂いが付いてしまったからといって、品質や味が変わることはありませんので安心してください。

固まりやすい

岩塩は湿気が苦手で固まりやすい性質があります。空気中の水分を吸収することで塩が溶けだし、そのまま湿度が下がると溶けた部分がくっつき固まってしまうのです。

ガチガチに固まって使いにくくなってしまうため、湿気には十分気をつけましょう。特にミネラルを多く含む岩塩は固まりやすいと言われています。

密閉性のある容器に入れ、湿度の高い場所を避けて保存しましょう。固まってしまった場合は、乾煎りして湿気を飛ばせば元に戻ります。

また、電子レンジで30秒ほど加熱しても元通りに。保存容器に炒った米粒を入れておくのもいいでしょう。

食用としてではなく、ランプなどのインテリアとして岩塩を使用する場合にも湿気は大敵。湿度が70%以上になると、空気中の水分を吸収し、塩を吹いたり水が垂れてきたりしてしまいます。

太陽に当てて乾燥させる・ランプを付けるなどして、岩塩を乾燥させてください。梅雨の時期は特に注意が必要です。

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岩塩の保存方法

前述の通り、塩には賞味期限がありませんが、正しく保存しなければ固まったり匂いが移ったりしてしまいます。

では、正しい保存方法とはどんなものなのでしょうか。ここでは常温保存と冷蔵保存の2つ紹介していきます。

常温の場合

タッパーや蓋つき容器など、密閉できる容器に入れて保存するのが大切です。保存する際に、炒った生の米粒を一緒に入れておくと、湿気を吸収してくれるので、固まるのを防いでくれるでしょう。

米粒と塩が混ざるのが気になる方は、米粒を茶袋やガーゼに包んで入れるのがおすすめです。炒った米粒の代わりに、爪楊枝・炒ったピーナッツ・乾燥材を入れてもいいでしょう。

常温で保存する場合は、高温多湿・直射日光を避け、涼しい場所で保存してください。匂いの強いものが近くにないかどうかもチェックしましょう。

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冷蔵庫の場合

冷蔵庫は湿度が低く乾燥しているため、塩を保管する場所に適しています。冷蔵庫で保存する際に気をつけなければいけないのは匂い。

匂いの強い食品が冷蔵庫に入っている場合は、冷蔵庫での保存を避けた方がいいでしょう。

また、外気との温度差で結露が生じる可能性があるため、使用後は早めに冷蔵庫に戻してください。

まとめ

岩塩の賞味期限について紹介してきましたが、いかがでしたか?

この記事をまとめると

  • 岩塩をはじめ、塩には賞味期限がない。
  • 岩塩は匂いと湿気を吸着する性質がある。
  • 岩塩は密閉し、常温または冷蔵で保存する。

岩塩を正しく保存して、固まったり嫌な匂いがしたりするのを避けましょう。

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