お菓子やパンを作ってみよう!と思い立って材料に書いてある通りにくるみを買ったものの、お菓子を作った後余ってしまってずっと放置してしまった・・・賞味期限は過ぎているけど食べられるのかな?という経験をしたことはありませんか?「くるみって栄養が豊富と聞くし、そのまま食べられるなら食べてしまいたい」と考えている人もいるかもしれませんね。そこで今回は、
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くるみの栄養素は?
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くるみは生でも食べられる?
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くるみの賞味期限は?
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古くなったくるみを食べても大丈夫?
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目次
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くるみってどんな食材?
特徴
くるみは漢字で胡桃と書き、アメリカや中国での生産量が多い木の実です。くるみにはたくさんの種類がありますが、食用とされているのはほんの一部です。私たちが食べているくるみは、木の実と言っても、実は「種の中身」なんです。
くるみの種の外側の外果皮という固い部分を割ると、中から出てくる種子(仁とも言います)を私たちは食べているのです。くるみの外果皮はとても固く、専用の器具でないと割れません。また、くるみの木はとても大きくなるので、家庭で栽培するのには向いていないようです。くるみの味わいは、
- 香ばしいナッツの香りと味
- パリッとした食感
- 和菓子にも洋菓子にも合う味
となっています。くるみは昔からとてもおいしい木の実として親しまれてきました。岩手の「美味しい」という意味の方言に、「くるみ味がする」という言葉があります。その食べ物に胡桃が入っていなくても、褒め言葉として使われているのだそうですよ。
栄養価
くるみは栄養価が高くビタミンや鉄などが豊富なんです!くるみに含まれる栄養は次のようなものがあります。
- ビタミンB1
- ビタミンB2
- ビタミンK
- ビタミンE
- ビタミンC
- マグネシウム
- 亜鉛
- 食物繊維
- ポリフェノール
- オメガ3脂肪酸
これだけの沢山のビタミンや鉄などが含まれているなんてすごいですよね!特に注目したいのが、オメガ3脂肪酸です。オメガ3脂肪酸とは、αリノレン酸、DHA・EPAと呼ばれる必須脂肪酸の総称です。
くるみに含まれるオメガ3脂肪酸はαリノレン酸というもので、中性脂肪やコレステロール値を下げる効果、認知症の予防効果などがあるとされています。DHA・EPAは青魚などに多く含まれます。
くるみには抗酸化作用があるポリフェノールも含まれていますので、アンチエイジングにピッタリな食材なんですよ。
効果効能
くるみに含まれるビタミンなどの働きで代表的なものをまとめてみました。
ビタミンB1 | 皮膚や粘膜の健康を維持する効果 |
ビタミンB2 | 髪や爪を健康に保つ |
ビタミンK | 骨粗しょう症予防 |
ビタミンE | 浮腫み軽減効果 |
ビタミンC | 美肌効果 |
葉酸 | 貧血予防 |
銅 | 免疫力向上 |
マグネシウム | 高血圧予防 |
亜鉛 | 疲労回復 |
食物繊維 | 整腸作用 |
ポリフェノール | 生活習慣病予防 |
オメガ3脂肪酸 | 認知症予防 |
くるみだけでこんなにもたくさんの栄養効果を得られるなんてすごいですよね。アンチエイジングや生活習慣病の予防にとても効果があるので、毎日くるみを食べるものいいかもしれません。
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生のくるみと素焼きのくるみの保存期間
生のくるみの場合
- 殻つきのまま:冷暗所で数か月保存が可能
- 殻をむいた状態:5日ほど
くるみは酸化しやすい食材なので、殻をむいた状態の場合はなるべく早く使い切りましょう。殻つきのままであれば、数か月保存ができるので、使う分だけ殻を割るようにするといいでしょう。
素焼き(ロースト)くるみの場合
ローストしたくるみの場合の保存期間は、開封前であればパッケージに記載されている賞味期限までは大丈夫ですが、開封した場合は1週間くらいで食べきる方が安全です。
くるみは生のままでも食べられますが、ローストするとより香ばしくておいしくなります。くるみのローストの仕方は、アルミホイルに重ならないように広げて、150度のオーブンで15分ほどやくだけなのでとても簡単です。
くるみはローストするとポリフェノールの量が増えるので、ぜひローストして食べてみてくださいね。
古くなるとこうなる
くるみの油は酸化しやすく、殻を割ってからすぐに食べないとすぐに古くなってしまいます。くるみが古くなって次のような状態になっていたら、食べない方がいいでしょう。
- 古い油のようなにおいがする
- ペンキのようなにおいがする
- 白っぽくなっている
- カビが生えている
白っぽくなっていたり、カビが生えている時は毒性の強いカビの可能性もあるので絶対に食べてはいけません。梅雨の時期などはじめじめとしていてカビも生えやすいので、気を付けましょう。
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生のクルミの保存方法
基本の保存方法
殻付きのくるみであっても、生のくるみ、ローストしたものであっても基本は冷蔵庫で保管する方が安心です。生の剥いた状態のくるみやローストしたくるみは、ジップロックなどのジッパー付きのポリ袋に入れて、酸化を防ぐためにしっかりと空気を抜いて冷蔵庫で保存しましょう。
気を付けるべきポイント
くるみを冷蔵庫に保存していて、すっかり忘れてしまっていた・・・いつのくるみだったかもわからない。ということもあるかもしれませんね。古くなっているくるみだと気が付かずにためてしまうとお腹を壊す危険性があります。
くるみを冷蔵保存する時には、袋にいつ保存したものかを書いておくと、食べても大丈夫かどうかの判断がしやすくなるのでおススメです。
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まとめ
いかがでしたか?お菓子つくりの材料にくるみを買ったけれど、他の料にも使わないのでずっと放置してしまった・・・という場合はもしかしたらすでにくるみが古くなってしまっているかもしれませんね。今回の記事では、
この記事をまとめると
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くるみは栄養価が高い木の実
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古くなったくるみを食べるのは危険
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くるみは酸化しやすい
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生でもローストしたものでも、開封後5日ほどで食べきる
ということをご紹介してきました。お菓子つくりで余ってしまっても、そのままローストするだけでも美味しいので、ぜひおやつタイムに食べて見てくださいね!