子供から大人まで幅広い世代に人気のネギトロですが、食べた後に下痢になった!お腹が痛くなった!なんてことはありませんか?
もしかして食中毒の症状なのかも、と心配になってしまいますよね。そこで今回は
- ネギトロで食中毒になる原因は?
- 食中毒の症状は?
- ネギトロで食中毒になった際の対処法は?
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目次
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ネギトロで食虫毒になる原因は?
ネギトロの原料はマグロです。マグロに対して食物アレルギーがなければ
- ヒスタミン
- 腸炎ビブリオ
- アニサキス
の3つが原因であると考えられます。それぞれについて説明していきますね。
ヒスタミン
マグロに多く含まれるヒスチジンという成分は、ヒスタミン産生菌が産生する酵素の働きで、ヒスタミンに変わります。
ヒスタミンとして100ミリグラム以上食べてしまうと食中毒を発症してしまうようです。マグロを常温で放置する等、不適切な管理を行うとヒスタミン産生菌が増殖してしまいますので注意しましょう。
購入した魚は出来るだけ早く冷蔵庫に保管するのがポイントです。ヒスタミンは火に強く、加熱しても分解されません。数が減る、ということがないので、「増殖させないこと」を目指しましょう。
腸炎ビブリオ
腸炎ビブリオは、海水や海産の魚介類に生息している細菌です。4℃以下ではほぼ繁殖しないため、氷や保冷剤を使用し、低温を維持するようにしましょう。
塩分を好み、塩分3%ほどでよく発育しますが、水には弱いのでよく洗い流すことで防ぐことが出来ます。また、調理する過程で「手」や「まな板・包丁」を介して、他の食材に移る可能性もあります。
魚介類を調理した際の「手」や「まな板・包丁」は、十分に洗浄してから次の食材にとりかかりましょう。
アニサキス
アニサキスは魚介類に寄生している寄生虫です。生きたアニサキスが付いたままの魚介類の生食、または冷凍や加熱が不十分な状態で食べてしまうと食中毒を発症してしまうようです。
内臓の表面に寄生し、鮮度の低下や時間の経過とともに移動しますので、氷や保冷剤で低温を維持しましょう。-20℃で24時間以上冷凍、70℃以上の加熱、60℃で1分の加熱、で死滅させることが出来ます。
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食中毒の症状は?
ネギトロで食中毒になってしまった場合の症状をまとめました。「まだ大丈夫!」と思わず、重症化したらすぐに病院へ行ってくださいね!
下痢・腹痛
食中毒の症状として最も多いのが下痢・腹痛です。下痢によって食中毒の原因になったものを体の外に追い出そうとしています。
原因が排出されきれれば、症状が少しずつ緩和される可能性もありますが、油断しないようにしましょう。
意識が朦朧とする
意識が朦朧とするのは分かりやすい重症化のサインです!すぐにでも病院へ行きましょう!
嘔吐
下痢・腹痛と同様に、食中毒の原因になったものを体の外に追い出そうとしてます。ただし、呼吸が困難になるほどの激しい嘔吐は、様子をうかがっているわけにはいきません。
すぐに病院へ向かいましょう!
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ネギトロで食中毒になった際の対処法は?
「とにかく病院へ!」ばかり書いてしまいましたが、自宅で出来る対処法もあります。次で説明しますね。
水分をとる
下痢や嘔吐などの症状により、体の中の水分はだいぶ減ってしまいます。そうすると食中毒の症状だけでなく脱水症状もおきることになってしまいます。
こまめに水分をとることで脱水症状をおこさせないようにしましょう。「水を飲むのも辛い」というときは迷わず病院へ!
横向きで安静にする
横になって安静にすることで吐きやすく、吐いたものが喉につまることを防ぐことが出来ます。右を下にするか、左を下にするか、は辛くない方、楽だと感じる方で大丈夫です。
辛い時に辛い思いをする必要はありません。自宅で出来る対処法とは別に、やらない方がいい対処もあります。それは自分の判断で薬を飲んでしまうことです。
熱があるから解熱剤を飲もう。下痢がひどいから下痢止めを飲もう。それはせっかく頑張ってる体の邪魔をしてしまっているかもしれません。
「薬飲もうかな」と感じたときは、まずは病院へ。
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まとめ
「ネギトロで下痢・腹痛に!マグロを食べて食中毒になる時の症状は?」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- ネギトロはヒスタミン、腸炎ビブリオ、アニサキスが原因で食中毒になる
- 食中毒は、下痢、腹痛、嘔吐、意識朦朧などの症状が出る
- 対処法はこまめな水分補給と、横になって安静にすること
お店等で提供されるネギトロはきちんと管理されているので、食中毒になる可能性はかなり低いですが、自宅で手作りをするさい等は十分に注意してください。
症状が出始めたら速やかに対処をしましょう。少しでも「辛い」と感じたらすぐに病院へ行きましょうね!