セリ鍋を食べたことはありますか?セリがよく取れる冬の時期になると仙台で食べられる鍋です。この記事ではセリも生産地によって種類があるのか、せり鍋にあうのはどこのセリかについて書いていきます。ぜひ最後までお読みください。
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目次
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セリも産地によって種類が?
セリは全国の山野に自生もしていますが、栽培しているセリは産地によって種類があるのでしょうか?
仙台せり
宮城県のせりの生産量は全国でもトップクラスです。生産の8割は名取市で「仙台せり」というブランドせりを栽培しています。
- 歴史・・・宮城のせりの歴史は古く江戸時代までさかのぼります。文献には1620年に名取地方で栽培が始まっていたと記されています。
- 収穫時期・・・根せりは9月〜3月の出荷、葉せりは4月〜6月の出荷でほぼ通年出荷されています。
- 一番美味しい時期・・・寒さをこえた時期に収穫される、2月〜4月のセリが一番甘く美味しいです。
三関せり
三関せり(みつせき)は秋田県湯沢市の伝統野菜です。秋田名物きりたんぽ鍋に欠かせない野菜として知られています。
- 歴史・・・三関せりは江戸時代から栽培されているといわれています。三関はさくらんぼの産地としても有名です。山の麓にある三関は、山から流れる静流と豊かな土壌で品質の良い農産物が取れる地域として知られています。
- 収穫時期・・・露地栽培8月〜12月、ハウス栽培11月中旬〜3月下旬
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仙台せりの特徴
仙台せりの特徴は根っこまで美味しいところです。せりを丸ごと使う「せり鍋」は仙台名物として知られています。ある農家さんは「せりは寒さのストレスを受けると甘く、美味しくなる野菜」と言います。宮城の冬の寒さでせりがより一層美味しくなるのです。
食感
葉、茎、根の部分のそれぞれ違うシャキっとした食感が楽しめます。葉、茎の部分は生でも食べられるのでサラダにして他の野菜と混ぜてみるといいでしょう。
苦味が少ない
仙台せりは苦味が少ないのも特徴です。特に収穫したての新鮮なものは、クセもなく食べやすいでしょう。
根っこまで食べられる
仙台せりは出荷時に根まできれいに洗ってあります。根の部分の美味しさも味わってほしいという生産者さんの気持ちが伝わってくるようです。根の部分はサッと湯がいて食べると、根独特の食感も味わえます。
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三関せりの特徴
三関せりにはどんな特徴があるのかまとめました。
食感
三関せりは自然に自生するものの中から、いいものを選び改良が重ねられてきました。噛むと口から鼻へせりの香りが広がり、歯ごたえはシャキッとみずみずしさが感じられます。
鮮やかな色
三関せりは朝やかな緑色が特徴的です、出荷から日がたつと真っ白な根に色がついてしまうため多くは秋田県内に出荷されます。三関セリが手に入った時はなるべく早く食べましょう。保存する場合は新聞紙に包んで冷蔵庫に入れてください。
鍋におすすめ
三関せりは葉から根まで食べられるので、葉の部分はサッと洗って根の部分は、しっかり洗ってから鍋に入れてください。蓋を開けた時に香りたつせりの香りに食欲をそそられるでしょう。
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まとめ
ここまでセリも生産地によって種類があるのか、せり鍋にあうのはどこのセリかについて書いてきました。
この記事をまとめると
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ブランドせりの代表的なものには仙台せりと三関せりがある。
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せりは寒さがますと甘みを増すという性質があるので、冬を超えた2月〜4月に収穫されたせりが美味しい。
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仙台せりも三関せりも根っこまで食べられるので、鍋やおひたしサラダなど幅広い料理に使える。
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仙台せりも三関せりも近隣の県でしか販売していないので、手に入れるのはネット通販が便利です。
冬にの寒さで美味しくなるせりは、極寒の中で農家さんが収穫しているからこそ味わえるものです。農家さんの収穫の苦労を思い葉から根っこまで余すことなく食べたいですね。
せりは春の七草のひとつで、お粥に入れるイメージかもしれません。けれど仙台せり、三関せりは生でも食べられるほど柔らかく、苦味も少ないのです。根っこが美味しいと評判のせりです。根っこは出荷時も綺麗に洗ってありますが、捨てずにしっかり洗って食べましょう。サラダ、鍋、おひたし、天ぷら、炊き込みご飯など幅広い料理にして食べてみてくださいね。
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