​​つぶ貝を食べて下痢・腹痛に?食中毒?毒が含まれる唾液腺とは?

みなさんはつぶ貝を食べて下痢や腹痛になってしまったという経験はありますか?実はつぶ貝には毒があるんです。そもそもつぶ貝というのは個別の呼称ではありません。

エゾボラ、エゾボラモドキ、ヒメエゾボラといったエゾバイ科の食用にされている種のことを総称してつぶ貝と呼んでいるようです。

つぶ貝を食べても下痢や腹痛にならないようにするには一体どうすればいいのでしょうか。そこで今回は、

  • つぶ貝を食べて下痢や腹痛に?
  • 唾液腺とは
  • つぶ貝は食べ過ぎるとどうなる?

つぶ貝について、これらのテーマで解説していきたいと思います。ぜひ、最後まで読んでいってくださいね。

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つぶ貝を食べて下痢や腹痛に?

ここでは、つぶ貝を食べてあたってしまった際、どのような症状がみられるのかについて解説していきます。あたってしまった際などのためにもぜひ、チェックしていってくださいね。

これって食中毒?

つぶ貝にはアニサキスが寄生している心配はありません。ですが、つぶ貝には毒があるため、注意が必要です。

つぶ貝に含まれている毒は熱に強い耐性を持っているため、加熱すれば大丈夫だろうと自分で買ってきたつぶ貝を、特に下処理をせずに食べてしまうととても危険です。

下処理をしていないつぶ貝をスープや煮付けなどにした場合、その汁などにも毒が染み出てしまっている可能性があります。食べてから30〜60分程で体に違和感を感じた場合は、食べたつぶ貝が原因による食中毒の可能性が非常に高いです。

食中毒の症状は?

つぶ貝には、テトラミンと呼ばれる神経毒が含まれています。主な症状としては、ものが二重に見えるなどの視覚異常やめまい、ふらつき、下痢、頭痛や吐き気といった船酔いやお酒に酔ってしまった時と似た症状が現れます。

これまでにつぶ貝による死亡例は報告されておらず、数時間で回復するといわれています。ですが、基礎疾患やその日の体のコンディションなど、人によっては症状が重症化する可能性も考えられるため注意が必要です。

貝の種類や大きさによって含まれている毒の量には違いがありますが、つぶ貝1個分の毒でも食中毒の症状が出る可能性があります。万が一の場合に備えて、食中毒の症状がみられた場合は医者に診てもらうのが確実かもしれません。

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唾液腺とは

ここでは、つぶ貝の毒を含んでいる部位である唾液腺について、つぶ貝のどの部分にあるのかやその見た目、除去の方法や注意点などについて解説していきます。もしも自分でつぶ貝を調理してみたいという方はぜひ、チェックしていってくださいね。

つぶ貝のどの部分にある?

つぶ貝の唾液腺は、白っぽい色や少し黄色味がかった色をしている器官です。内蔵部分ではなく、肉質部位の方に内包されています。つぶ貝の蓋の部分を下にして切れ目を入れると見えると思います。

除去の方法は?

つぶ貝の唾液腺の除去方法自体は、そこまで難しいことではありません。まず、つぶ貝を殻から取り出します。次に、身の部分と内臓部分を切り分けます。(内蔵部分を切り分けるかどうかは個人の好みによります)

身の部分についている蓋を下にして、真ん中に切れ目を入れます。そうすると、左右につぶ貝の唾液腺が見えると思います。唾液腺は手で押し出せば簡単に取り除くことができるでしょう。最後に流水で身をきれいに洗えば完了です。

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つぶ貝は食べ過ぎるとどうなる?

下痢・腹痛ここでは、つぶ貝を食べすぎてしまうことで考えられるリスクや、安全に食べることができる適量などについて解説していきます。なぜつぶ貝は食べ過ぎると危険があるのかぜひ、チェックしていってくださいね。

食べ過ぎにも注意

実はつぶ貝は唾液腺を除去したとしても、完全に安全になったとはいえません。なぜなら、唾液腺に含まれているテトラミンがつぶ貝の身の部分まで移行している場合があるからです。

つぶ貝の食べ過ぎに関しては、市や県のWebページにも注意書きがあります。唾液腺を除去したからといって油断して大量につぶ貝を食べてしまうと、身の部分に移行したテトラミンがだんだんと体に蓄積されてしまいます。

唾液腺を食べてしまった際と同じように食中毒症状を引き起こしてしまう可能性があるため、注意が必要です。

適量は?

基本的にどこのサイトにも大量に食べないでくださいや食べすぎないように注意してくださいという注意書きはありましたが、具体的な量に関する記載をしているところは見つけることができませんでした。

このことから、食べ過ぎの量に関してはそこまで神経質になる必要はないのかなとも思いました。ただし、お腹が弱いという人や体の免疫力が低くなっているという人は食べる量を気にした方がいいかもしれません。

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まとめ

いかがだったでしょうか。今回はつぶ貝であたってしまった際の症状や毒のある部位、その部位の除去の仕方、つぶ貝を食べる際の適量などについて解説させていただきました。

この記事をまとめると

  • つぶ貝の唾液腺には神経毒がある。
  • あたると船酔いや酒酔いのような症状がでる。
  • 唾液腺を除去しても毒が身まで浸透してしまっている場合もあるため注意が必要。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。皆さんもぜひ、参考にしてみてくださいね。

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