ジャムとコンフィチュールの違いは?保存期間や保存方法も違う?

朝食やおやつの時間に大活躍のジャムやコンフィチュール。パンに塗ったり、紅茶に入れたりと、さまざまな方法で楽しめます。

しかし、ジャムとコンフィチュールの違いはなんなのかご存知ですか?この記事では、それぞれの特徴や作り方から、その違いを紹介していきます。

ジャムとコンフィチュールの違いを知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

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ジャムとは

まずはジャムとはなんなのか、その特徴と作り方を見ていきましょう。

特徴

ジャムとは、果物や果汁に砂糖やはちみつを加え加熱し、長期の保存を可能にした食品です。

砂糖は水分を抱え込んで腐敗を遅らせる性質をもっており、その性質を使用してジャムは作られています。

果実や果汁に含まれているペクチンは、糖類や酸が作用するとゼリー状に固まります。そのため、ジャムを作る際は、砂糖だけでなくレモン果汁やクエン酸を加えて固めています。

果実の原型が保たれているジャムをプレザーブ、オレンジやレモンなどの柑橘類で作り、皮が残っているものをマーマレードと呼びます。

甘みがあり、そのまま食べるのではなくパンやクラッカーに塗って食べます。ヨーグルトやスイーツとの相性もぴったり。

使用する果物はいちごやりんご・ブルーベリーなどの定番からにんじんやかぼちゃなどの野菜、バラやスミレなど、バラエティーに富んでいます。

一般的には瓶詰で販売されていますが、給食でよく出るディスペンパックに入れたものもあります。

作り方

定番のイチゴジャムの作り方を紹介します。

材料(1000g分)

  • イチゴ 800g
  • 砂糖 600g
  • レモン果汁 大さじ3

下ごしらえ

  • イチゴを水洗いし、ヘタを取り水を切ります。
  • 鍋にイチゴと砂糖300gを入れ、1時間ほど置いておきます。

必要なもの

  • 200g容量の蓋つきびん 4個
  • ボウル
  • 木べら
  • ゴム手袋
  • ふきん
  • レードル

作り方

  1. 下準備したイチゴから水分が出てきたら、なべを火にかけ弱めの中火でゆっくり加熱していきます。
  2. 全体が沸騰してきたら、イチゴが膨らみます。火を弱めて、イチゴの中の空気を追い出してください。
  3. そのまま弱火で5分ほど煮込みます。火が強いと吹きこぼれる可能性があるので気をつけましょう。
  4. イチゴが白っぽく軟らかくなったら残りの砂糖を入れます。その後沸騰したら火を弱め、さらに5分ほど煮詰めます。砂糖をよく溶かさないとカラメルのように焦げてしまうので気をつけてください。
  5. 木べらですくって、少しとろみが出てきたら火を止め10~15分ほど置きます。この時間を使って、容器のびんとキャップを温めておきましょう。
  6. イチゴに糖分が浸透したら、殺菌するため今度は強火で加熱します。沸騰しはじめたらレモン果汁を入れてください。
  7. 全体がとろっとしたら火をとめ、表面に浮いている泡を取り除きます。
  8. 温めておいた容器にジャムを詰めましょう。ジャムは冷めると扱いにくくなるため、熱いうちに容器に入れます。この時のジャムは高温になっているため、手を保護するためにゴム手袋をつけてください。
  9. 酸化を防ぎ保存性を高めるために、キャップを軽く締めて少しゆらし、キャップをゆるめ(シュッと音がします)、素早く締め直します。

  10. びんに詰めたジャムを、約90℃のお湯に浸け、10分間殺菌します。
  11. 次に、約50℃のお湯に5分ほど浸け、あら熱を取り、水で約1時間冷やします。
  12. 次の日まで待って完成です。

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コンフィチュールとは

コンフィチュールは果物と砂糖を一緒に煮詰めて作られます。仕上がり・作り方・食べ方がジャムとよく似ていますが、そもそもコンフィチュールとはいったいどんなものなのでしょうか

コンフィチュールはもともと保存食として作られていました。素材の味をそのままに、パンにサンドするなどさまざまな方法で楽しめます。

特徴

コンフィチュールは果物をシロップや香辛料と一緒に煮詰めて作る食べ物です。保存に適しているのも特徴。

「砂糖や酢・油などに漬ける」という意味の「コンフィット」というフランスがが語源と言われています。

ジャムはゼリーのようにとろりとした食感になりますが、コンフィチュールは果物の形状を残し、さらりとした食感が特徴です。

ジャムは糖度が40度以上と定義されていいますが、コンフィチュールはジャムよりも砂糖の量が少なめで作られている場合が多いです。

作り方

材料

  • お好みの果物
  • 砂糖
  • レモン汁(あれば)

使用する果物は、桃やイチゴ・キウイなど、どんな果物でも作れます。レモン汁は仕上げに使うと色味が鮮やかになるので、自宅にある方は使ってみましょう。

コンフィチュールは保存が効く食品とは言え、時間の経過と共に味が損なわれるので、数日で食べきれる量を作るのがおすすめです。

短時間で簡単に作れるので、ぜひ試してみてください。

作り方

  1. 果物をさっと洗い、水気を切ります。ヘタのある果物はヘタを切り落としてください。
  2. 容器に果物と砂糖(グラニュー糖)を入れて混ぜます。
  3. しばらく(30分~1時間程度)置き、果汁を浸出させます。
  4. 3を鍋に移して蓋をします。中火にかけ一度沸騰させ、弱火で15~30分程度煮詰めたら完成です(アクはすくい取ってください)。

砂糖の量は、果物に対して20%ほどの加糖にするとコンフィチュールに、同量入れるとジャムになります。瓶に入れて保存する場合は、容器を煮沸消毒してからいれてください。

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ジャムとコンフィチュールの違いは?

ここでは、使い方や保存方法から、ジャムとコンフィチュールの違いを見ていきます。

使い方

コンフィチュール

  • パンやクラッカーに乗せて食べる
  • 紅茶に入れる
  • チーズに乗せる
  • 炭酸水で割って飲む

ジャム

  • パンに乗せて食べる
  • ヨーグルトに乗せて食べる
  • 紅茶に入れて飲む
  • マーマレードは調味料としても使える

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保存期間は?

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  • 冷蔵保存・・・7日間
  • 冷凍保存・・・2週間

保存方法は?

常温・冷蔵で保存する場合は、煮沸消毒した瓶に保存しましょう。冷凍する場合は、ジップロックなどの保存袋に小分けして保存します。

解凍は自然解凍がおすすめ。水っぽくなった場合は再加熱して水分を飛ばしましょう。

まとめ

ジャムとコンフィチュールの違いを紹介してきましたが、いかがでしたか?作り方は同じでも、砂糖の量が違うだけで違う名前になるのですね。

それぞれの違いを意識しながら、毎日の食卓で楽しんでみてはいかがでしょうか。

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