皆さんはレモンバームというハーブをご存知ですか?名前は聞いたことがあるけれど、どういった形のハーブなのか、どんな効果があるのかなどいまいちよくわからないという方も少なくないと思います。
今回の記事では、
- レモンバームとはどのようなハーブなのか
- ミントとの違い
- レモンバームの栄養素
- レモンバームの使い方
これらについて解説していきたいと思います。
スポンサードリンク
目次
|
|
レモンバームとは?
レモンバームはその名の通り、レモンによく似た香りが特徴のハーブです。南ヨーロッパが原産地とされ、古代ギリシャや古代ローマの時代から薬用や食用として用いられてきました。
レモンバームは「メリッサ」という名前でも呼ばれています。「シトロネラール」や「シトラール」という精油成分が含まれており、神経を落ち着かせて心をリラックスさせる効果を持っています。現在ではハーブティーとして使用されることの多いハーブです。
スポンサードリンク
見た目がミントにそっくりだけど違うもの?
レモンバームの見た目はミントにそっくりです。ですが良く見てみると見た目が少しずつ違います。
ミントの場合は茎がまっすぐで紫色の花を咲かせます。大きさは30㎝~60㎝程度になります。
一方でレモンバームは茎が枝になり、最大で1.5m程度まで成長します。大きく成長するのはレモンバームの特徴です。
スポンサードリンク
レモンバームの栄養
レモンバームにはロスマリン酸やクロロゲン酸といったポリフェノールが含まれており、強い抗酸化作用を持っています。抗酸化作用が強い食材はがんなどの生活習慣病に効果があり、体にとって重要な栄養素です。
- ポリフェノール:ポリフェノールは、植物に含まれている成分で苦味や色素の成分で、5000種類ほど存在していると言われており、その種類ごとに特徴ある健康効果を持つ栄養素です。共通点はとても強い抗酸化作用を持ち、活性酸素の除去や体の酸化による老化に関わる病気の予防に役立つ栄養素です。
- クロロゲン酸:クロロゲン酸は抗酸化作用で活性酸素を除去し、がん細胞の発生の抑制や、体内に入ると脂肪の吸収を抑えてくれます。そのため、ダイエット効果が高く、摂った後に運動することでより効果を上げることができます。血糖値の上昇を抑制する栄養素です。
- ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
- タンニン:タンニンはポリフェノールの一種で、植物の渋みの味を持つ物質です。ワインやお茶、柿に含まれており、人間の体内の細菌の増殖を抑え駆除をする力があるので、食中毒の予防や風邪の予防に役立ちます。便を硬くして下痢を改善する効果もある栄養分です。
スポンサードリンク
レモンバームの使い方
非常に優秀な栄養素を豊富に含むレモンバームは様々な使い方ができるとても便利なハーブです。ではどんな使い方があるのかについて解説していきます。
ハーブティー
レモンバームは乾燥させたものにお湯を注ぐだけでお手軽にハーブティーにすることができます。レモンバームといえばハーブティーというくらい有名なレモンバームの使い方です。カップに入れたレモンバームを潰しておくとより香りがでます。
レモンバームの香りはとてもリラックスできる香りなので、ただ飲むだけでなくゆっくりと香りを楽しみながら飲むのがおすすめです。レモンバームはノンカフェインなので、妊娠中でも飲む事ができます。
ただし子宮収縮効果がありますので、レモンバームティーを妊娠中に飲む時は1日1杯に抑えましょう。
デザートの飾り・風味漬け
生のレモンバームはミントのようにケーキもホイップの上に乗せて飾り付けに使ったり甘いデザートの風味づけとして使用することができます。
レモンバームの爽やかな香りは、特に甘さの濃厚なスイーツとの相性が抜群です。
魚や肉料理の香りづけに
レモンバームはエスニック料理の香り付けハーブとしても使われています。特にグリル焼きや炒め料理などの料理にあい、料理全体をレモンとミントを組み合わせたような爽やかな香りで包んでくれます。
ポプリに
摘み取ったレモンバームを数日間日陰で乾燥させパリパリになるまで置いておき、おしゃれな小瓶や巾着に入れてポプリにすれば部屋の芳香剤として使用することができます。
他のハーブと合わせて使って、変化を楽しむのもとてもおすすめです。
スポンサードリンク
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、
この記事をまとめると
- レモンバームはレモンによく似た香りがするハーブ
- ミントに形も匂いもとても似ているが、同じものではない
- ロスマリン酸やクロロゲン酸なども優秀なポリフェノールを豊富に含む
- ハーブティーをはじめとして様々な使い方ができる
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
スポンサードリンク