みなさんはイカはお好きですか?お刺身やお寿司としてはもちろん、様々な調理法が楽しめるイカ。お刺身として食べるイカだけでもとても多くの種類が存在することをご存知ですか?そこで今回は…
- イカの刺身に使われるイカの種類と特徴
- イカの刺身の美味しい食べ方・選び方
- イカの刺身はアニサキスが危険?
についてご紹介をいたします。
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目次
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イカの刺身に使われるイカの種類と特徴
まずはイカのお刺身として使われているイカの種類、特徴をご紹介していきます。
ケンサキイカ
透き通る身が美しく、全国的にも有名な「呼子のイカの活造り」としても代表的なイカです。透明の身に、ねっとりとした口当たり、強く濃厚な甘みが特徴。しっかりとした身は熱を通しても硬く締まりません。
地域により旬の時期が違い、高級イカとして料理店やお寿司屋で出会うことのできるイカです。
アオリイカ
イカの中でも最も美味しいと言われ、最高級食材として市場価値も高いアオリイカ。旬は秋~初夏、秋~冬など、地域によって違います。
鮮度がいいほど身は硬く、しなやかさと柔らかさも兼ね備えており、濃厚すぎるほどの甘みが特徴。旨味を感じさせる呈味成分である遊離アミノ酸が国産のイカの中でも最高水準!非常に旨味が強いイカです。
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コウイカ
冬から春にかけてのアオリイカと件裂きイカの端境期に使われることが多い種類です。箕中に楕円形の石灰質の甲を持ち、外見にインパクトのあるイカです。
透明感のある白色の身をしていて、しっかりと厚みがありながらも、サクッと噛み切ることができる食感と上品な甘さが特徴。
ヤリイカ
ヤリイカは冬の高級刺身イカとして知られており、身はやわらかめで心地よい歯ごたえ、爽やかな甘みが感じられる、とても上品な味が特徴。春先になると卵を持ち、違った味わいを楽しめます。
スーパーで並ぶことはほとんどなく、料理屋やお寿司屋などで味わうことができます。
イカの刺身の美味しい食べ方・選び方
続いてイカの刺身を美味しく食べるための選び方から、食べ方までをご紹介いたします。
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透明なもの
種類によっても異なりますが、イカの鮮度は色に出ます。共通点は身に透明感があるものが新鮮な証拠。目は真っ黒いものが良いようです。
また、吸盤を触ると手に吸い付いてくるものも新鮮なイカ。身が白くなっているものは新鮮ではないため、注意が必要です。さらに古くなると茶焦げたようになり、臭いもでてきます。こういったものは選ばないようにしましょう。
その他には生きていた時の模様ができるだけ残っているもの、冷凍などの皮を剥いてあるイカは、張りのある艶やかさを感じる白色で、茶色の斑点などが浮いていないものを選ぶことがおすすめです。
粘り気がないもの
腐敗が進んでくると、イカの表面を触ったときにべたべたとした粘りが感じられます。身の弾力もなくなりくたっとした状態に変化するのが特徴です。こういった状態がみられる場合には食べずに破棄するようにしましょう。
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イカの刺身はアニサキスが危険?
とても美味しいイカの刺身ですが、実は美味しさの影に大きな危険が潜んでいる場合も…その危険な寄生虫のことについて、対処法も含めお伝えをしていきます。
被害を受ける可能性のあるアニサキス
お刺身を食べる際に鮮度のほかに気を付けなくてはならないのが寄生虫。特にアニサキスです。
アニサキスという寄生虫が胃や腸の粘膜に入っていこうとするため、もし生きているアニサキスをそのまま食べてしまうと激痛に襲われることがあります。(アニサキス症)
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対処法
アニサキスはイカの身によく寄生している2~3㎝ほどの白色の少し太い糸のような寄生虫。小さく見つけにくいため、イカを刺身で食べる場合にはなるべく薄く小さく切るようにすることをおすすめします。
そうすることで見やすくなり、見つけやすくすることができます。食べる前にしっかりと目視で確認をして食べるようにしましょう。また、アニサキスは低温に弱いため、-20℃で24時間冷凍することでほぼ死滅します。
スーパーなどで売られているイカは基本的には釣ってから冷凍されているため、ほとんどの場合は心配はいりませんが、確率は0ではありません。
アニサキスは内臓に寄生していることが多いため、自分で釣った魚を食べる場合など、丸ごと1匹を調理する場合は、すぐに内蔵を取り除くことが大切です。内臓は生で食べないようにしましょう。
また、70℃以上もしくは60℃で1分加熱をすることでもアニサキスを死滅させることができます。
刺身以外の美味しい食べ方
イカはお刺身以外にも天ぷらやフライにして食べれば、サクッとした衣とやわらかなイカの甘みが絶妙な美味しさ。茹でてサラダにしたり中華丼に加えたりなど、様々な楽しみ方ができます。
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まとめ
イカの種類と、美味しい食べ方や選び方のポイントをお伝えしましたがいかがでしたでしょうか。イカの種類はとても多く、今回ご紹介した以外にも多くのイカが存在します。
刺身として食べるイカの食感や味を下記の表に簡単にまとめてみました。また、美味しいイカの特徴やアニサキスの注意点もまとめましたので、参考にしてみてくださいね。
イカの種類 | 特徴 |
ケンサキイカ | ねっとりとした食感と濃厚な甘み |
アオリイカ | 新鮮なほど硬くしなやかさと柔らかさのある食感、とても強く濃厚な甘み |
コウイカ | サクッと噛み切ることができる食感と上品な甘み |
ヤリイカ | 身はやわらかめで心地よい歯ごたえと爽やかな甘み |
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新鮮で美味しいイカの特徴
- 透明で色が白くなっていないもの、茶斑点などがみられないこと
- 吸盤が吸い付いてくるものや目が真っ黒いもの
- イカの表面にべたべたとした粘りけのないもの
アニサキスに気を付けるには
- 食べる前に必ず目視で確認
- 内臓はすぐに取り除き、生では食べない
- -20℃で24時間以上冷凍をしてから調理する
- 加熱調理をする(70℃以上、または60℃で1分)
これらのことに注意をして、新鮮で美味しいイカを食べるようにしましょう。
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