あんみつやみつ豆は昔ながらの夏の風物詩として知られていますね。夏の暑い日にすだれをかけた窓を横目に、ひんやりとしたあんみつでほっとひと息…私はそんな情景が浮かびます。
古くより親しまれてきた和デザートですが、みなさんはあんみつとみつ豆の違いについてご存知ですか?そこで今回は…
- あんみつとは?
- みつ豆とは?
- あんみつとみつ豆の違いは何?
- あんみつとみつ豆はどっちのカロリーが高い?
についてご紹介をいたします。
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目次
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みつ豆とは?
まず、昔ながらの和デザートとして人気のみつ豆についてです。
特徴
みつ豆は茹でた赤えんどう豆、寒天、求肥(ぎゅうひ)、白玉だんご、みかん、さくらんぼなどのフルーツに、黒蜜や糖蜜などのシロップをかけたもの。見た目も美しく、日本を代表する和デザートです。
最近ではみつ豆にアイスクリームや生クリームなどを添えたクリームみつ豆や、フルーツを多くのせたフルーツみつ豆、その他にも赤えんどう豆と寒天に密をかけるだけの「豆かん」など、バリエーションが豊富なのが特徴です。
味はまずいと言われやすい?
みつ豆は、フルーツのさっぱりとした甘みや黒蜜などの優しい甘みを一緒にいただくものですが、「中に入っている寒天に味がなく、あまり美味しく感じない…」という方もいらっしゃるようです。
寒天はシロップの甘みを絡めていただくことでさっぱりとした美味しさを味わえます。また、みつ豆の豆が苦手…という方も中にはいるようですね。
みつ豆だけでは物足りなさを感じる場合には、クリームみつ豆など、アレンジの加わったものを選ぶと良いかもしれません。
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あんみつとは?
次にたくさんの具材が合わさり、華やかさもあるあんみつについてご紹介をしていきます。
特徴
あんみつは、先ほどご紹介をしたみつ豆に、こしあんや粒あんをのせたもの。つまり、あんみつはみつ豆のバリエーションのひとつとして考えられているのです。
歴史
あんみつは昭和5年に銀座の若松で誕生。当時、まだ甘いものが高価であった時代に、常連のお客様からの要望を受け、2代目である森半次郎が生み出したそうです。
みつ豆に自家製のこしあんをのせて、黒蜜をかけたあんみつは、瞬く間に人々の人気を集め、現代では誰もが知る味として、愛され続けているのですね。
また、あんみつは関東大震災の後に復興の意味を込められて作られたともいわれています。
一方でみつ豆はというと、しん粉(米粉)の餅と茹でた赤えんどう豆に糖蜜をかけたものが元となっているそうです。現在のようなみつ豆は、芋ようかんでも有名な舟和が、明治36年に考案したことが始まりとされています。
名前の意味
調べたところ、正確な由来や意味についての記述は見つかりませんでした。しかし、餡と密を使って作られていることから、「あんみつ」という名前がつけられたのではないかと思います。
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あんみつとみつ豆の違いは何?
それぞれの特徴でもお伝えをしましたが、あんみつはみつ豆に餡をのせたデザートで、みつ豆は茹でた赤えんどう豆などに黒蜜や糖蜜などのシロップをかけた和デザートのこととなります。
あんみつはみつ豆のバリエーションのひとつであり、その違いは「餡を加えているかいないか」ということです。
あんみつとみつ豆はどっちのカロリーが高い?
さて、続いては気になるカロリーについてご紹介をしていきます。それぞれのカロリーと、比較するためにショートケーキのカロリーも記載しますのでチェックしてみてください。
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みつ豆 | |
100gあたり | 63kcal |
216g(深型小皿一杯分) | 136kcal |
参照元:カロリーSlism>みつ豆
あんみつ | |
100gあたり | 85kcal |
246g(1人分) | 209kcal |
参照元:カロリーSlism>あんみつ
ショートケーキ | |
100gあたり | 308kcal |
118.8g(18cm型8等分) | 366kcal |
参照元:カロリーSlism>ショートケーキ
となっています。餡が加わる分、あんみつの方が少しカロリーが高くなっていることがわかります。
ダイエット向きなのはどっち?
みつ豆は黒蜜などをかけて食べると甘みが増しますが、密をかけすぎなければそれほどカロリーは高くはなりません。
みつ豆はヘルシーな寒天を含むシンプルな具材だけを合わせるため、ダイエット中であれば餡を加えないみつ豆を選ぶ方が良いでしょう。
また、あんみつを食べる場合には「粒あん」よりも「こしあん」の方がカロリーは低いようです。ご家庭で食べる場合やお店で選べる場合にはこしあんを選ぶことで、1杯あたり27 kcalオフすることが可能!
カロリー表の通り、ショートケーキに比べればどちらもカロリーは低くなっていますので、ケーキなどの洋風スイーツを選ぶよりはカロリーオフできますね。
ご家庭で楽しむには?
ご家庭で手作りする場合には、粉寒天を使って寒天を作り、お好みのフルーツを用意しましょう。黒密は黒砂糖とお水で作ることができます。餡をのせる場合には市販の粒あんやこしあんを使用すると便利!
寒天も黒密も作り置きすることができますので、食べたい分だけお皿にとり、アレンジを楽しむこともできるため、ぜひ試してみてくださいね。
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まとめ
あんみつとみつ豆の違い、歴史やカロリーなど、詳しくご紹介をいたしましたがいかがでしたでしょうか。
みつ豆とは…
- 茹でた赤えんどう豆、寒天、求肥(ぎゅうひ)、白玉だんご、フルーツに、黒蜜や糖蜜などのシロップをかけたもの
- シンプルな具材を合わせるため物足りなさを感じる場合にはクリームみつ豆やあんみつなどにアレンジを
- 明治36年に舟和で考案された
- カロリーは深型小皿一杯分で136kcal
あんみつとは…
- みつ豆にこしあんや粒あんをのせたもののこと
- 昭和5年に銀座の若松で誕生
- みつ豆との違いは「餡がのっているかいないか」
- カロリーは1人分209kcal※餡はこしあんの方がカロリーを抑えられる
日本から生まれた、目にも美しいデザート。あんみつやみつ豆のことを知って、より美味しく召し上がれると良いですね。
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