香り高いコーヒーにミルクが加えられたカフェオレは、コーヒーの苦みも少なくミルク効果でリラックスもできてとても美味しいですよね。
毎日のようにコーヒーを飲まれていた方も多いのでは?妊婦さんにとってカフェイン摂取については確認しておきたい大切な事です。「妊婦さんはコーヒーを飲んではいけない」と、耳にされたこともあるかと思います。
そこで今回は、妊婦さんがコーヒー入りのカフェオレを飲んでも大丈夫なのか、また、妊娠中のカフェインの許容量や注意点など分かりやすく解説していきます。是非お役立てください。
- 妊娠中にカフェオレを飲んでも大丈夫なの?
- 妊娠中のカフェインの許容量や注意点は?
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目次
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カフェオレは妊娠中に飲んだらだめ?
カフェインはNG?
妊婦さんにとって、お腹の赤ちゃんに対する悪影響なはどんなことでも気になりますよね。カフェインはどれくらいまでなら摂っても問題ないかも知りたいところです。
結論から言いますと、個人差はありますがコーヒーカップ2杯位のコーヒー、またはカフェオレであればさほど問題ないと言われています。
淹れる濃さでも若干変わりますが、コーヒー1杯(約140ml)にカフェイン量は約84mg、マグカップ(160ml)の場合は96mgのカフェインが含まれています。またドリップコーヒーとインスタントコーヒーではカフェインの量は若干違います。
なぜ妊娠中にはカフェインを控えるべきかと言うと、 血管を収縮させる作用により、カフェインを妊娠中に摂取すると子宮が収縮し、流産や早産のリスクを高める可能性があるから です。
また、血管が収縮することにより、赤ちゃんに運ばれる栄養分や酸素の量が減少し、低酸素状態や低体重児になる恐れがあります。
こちらは各国の食品安全機関で定められている様々な年齢の一日のカフェイン上限量の表になります。表から見ても妊婦はコーヒーはマグカップで最大2杯までが世界の主流となっているようです。
引用: 食品安全委員会 https://www.fsc.go.jp/factsheets/index.data/factsheets_caffeine.pdf
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牛乳は大丈夫?
牛乳は以下の5大栄養素をバランスよく含んでいます。
- 炭水化物
- ミネラル
- ビタミン
- タンパク質
- 脂質
特にカルシウムの含有量が多く、製品によって多少は異なりますが、コップ1杯分の牛乳(200ml)の牛乳には約220mgのカルシウムが含まれています。
妊娠中の女性が一日に必要とするカルシウム摂取量は1日650mgと言われていて、妊娠していない女性も同じ量です。他の食事との兼ね合いを考えると、牛乳の1日の摂取目安は牛乳瓶1本分(200ml)が望ましいでしょう。
妊娠中期から後期は、胎児の歯や骨格形成でカルシウムが多く使われるので、カルシウム不足になりやすいと言われていますので、妊娠中は積極的に牛乳を摂ると良いでしょう。
でも、だからといって多飲はよくありません。お腹が緩くなることもありますし、一般的な牛乳には脂質が多く含まれていますので、飲みすぎるとコレステロールが高くなる場合があるので量には注意が必要です。
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カフェインの摂取量の上限は?
カフェイン摂取量の上限は、国よって若干異なりますが、コーヒーは一日にコーヒーカップ2杯位までとされているようです。
例えば、イギリスでは英国食品基準庁(FSA)が妊婦のカフェイン摂取に関して
- 妊婦がカフェインを摂り過ぎてしまうと、出生児が低体重となり、将来の健康リスクが高くなる可能性があること
- 以前はカフェインの一日上限は300 mg とされていましたが2008年には一日当たりの上限を200 mg(コーヒーをマグカップで2杯程度)までとする
と改正しました。また、高濃度のカフェインは自然流産を引き起こす可能性があることを示す証拠があるとしています。
参考引用:英国食品基準庁(FSA)Pregnant women advised to limit caffeine consumption http://webarchive.nationalarchives.gov.uk/20120206100416/http://food.gov.uk/news/newsarchive/2008/nov/caffeinenov08
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カフェオレのカフェインの量は?
カフェオレのカフェイン量はコーヒーと牛乳の配合量の割合で若干変わりますが、カフェオレ100mlに含まれるカフェインは約40~50mgです。
カフェなどで販売しているSサイズのカフェラテの量は約240mlなので、カフェオレ一杯に約120mgのカフェインが含まれているといえます。このカフェインの量はマグカップで飲むブラックコーヒーよりも多いのです。
一日の摂取量は?
カフェインの影響がより大きい妊婦や授乳中の女性は 1日当たりの上限は200 mg(コーヒーをマグカップで2杯程度)までが望ましいです。
体格によっても個人差がありますが、出来るだけ控えるのが賢明でしょう。
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妊婦さんのカフェインとの付き合い方
カフェインが入っている飲み物は?
炭酸飲料のコーラ、ペプシ、マウンテンデュー、エナジードリンク、ホットチョコレート、緑茶、紅茶、ココアなどがあります。エナジードリンクはコーヒーの2倍以上入っているものもありますので注意しましょう。
カフェインレスがおすすめ
ルイボスティー、麦茶、はとむぎ茶、コーン茶、タンポポ茶、などがあります。ハーブティはカフェインが入っていないものが多いので、妊娠中でも安心と思われがちですが、実は妊娠中には避けるべきハーブティーも意外と多いのです。子宮収縮作用のあるものは流産しやすくなったりするからです。
避けた方が良いのはカモミールティ、ペニーロイヤルティー、ジュニパーベリーティー、アロエティー、センナ茶など他にもいろいろありますので、妊娠中にハーブティを飲む前には、事前に専門家にお尋ねすることをおすすめします。
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まとめ
いかがでしたか?妊娠中は心も体も疲れやすいので、リラックスがとても重要になります。手軽に飲めるカフェオレはコーヒーの薫りでリフレッシュでき、ミルクの精神を落ち着かせる効果も相まってぴったりな飲み物ですよね。
この記事をまとめると
- カフェオレ100mlに含まれるカフェインは約40~50mgです
- 妊娠中のカフェオレは、個人差がありますがコーヒーカップ2杯までが望ましい
- 牛乳は栄養価も高いので妊娠中もOKですが、多飲はコレステロール値の上昇や下痢になりやすいので気をつけましょう
- カフェイン入りの食品は、コーヒー以外の身近な食品にもいろいろ入っているので気をつけましょう
- カフェインレスの飲料は妊婦にオススメですが、ハーブティはカフェインレスでも子宮収縮作用があったり妊婦に危険な種類もあるので注意しましょう
一日のカフェイン摂取上限の量を守って、上手にカフェオレを取り入れながら健やかなマタニティライフをお過ごしくださいね。
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