オムライスの保存方法は?冷凍保存できる?おいしく食べる方法は?

大人から子供まで、幅広い年代に人気のメニューであるオムライス。このオムライス、作った後にどのくらい日持ちさせることが出来るのか気になる人もいるのではないでしょうか。

  • オムライスの適切な保存方法について
  • 温度帯別の美味しく食べられる期限
  • 保存したオムライスをおいしく食べる方法

今回は、こちらについて詳しく解説します。

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オムライスの保存方法は?

オムライスの適切な保存方法は、温度帯によって異なります。ここでは、温度帯別の適切な保存方法について解説します。

常温保存で気をつけることは?

原則として、オムライスを常温で保存することは好ましくありません。これは、オムライスに原料として使用している卵は食中毒の原因となる菌が繁殖しやすいからです。

食中毒菌は低温(一般的には5℃前後)では活動することはありませんが、10℃を超えた段階から動きが活発化し20℃を超えると爆発的に増殖する特徴を持っています。

そのため温度が20℃を超えやすい常温ではオムライスの保存は避け、後述する温度帯での保存の徹底が大切になるのです。

オムライスを食べて発生する食中毒の症状は?
食中毒菌による症状で、特徴的なのは嘔吐と激しい下痢です。摂取後半日程度で症状が始まり、酷い場合は1日数十回の下痢と嘔吐を繰り返すことになります。このような症状が出始めたら個人での判断はせず、速やかに病院を受診して医師の診断を仰ぐようにしましょう。

冷蔵する場合は?

オムライスを最も手軽に保存出来る方法は冷蔵保存です。一般的に冷蔵庫の温度は5℃以下に設定されているため、鮮度を保ちつつ同時に食中毒菌の繁殖も防ぎながら保存することが可能となります。

なお、オムライスを冷蔵保存する場合はケチャップライスの上に乗せる卵焼きをしっかりと焼き上げるようにしましょう。これは、卵の半熟箇所が特に食中毒菌が繁殖しやすい環境となるためです。

オムライスの適切な冷蔵方法は以下の通りです。

  1. オムライスの粗熱を取る
  2. オムライスをケチャップライスと卵焼きに分ける
  3. 卵焼き部分をラップに包み空気を抜いてジップロックに入れて冷蔵庫に入れる
  4. ケチャップライスをタッパーに入れて蓋をし、冷蔵庫に入れる
Point
保存する際は、ジップロックの正面など見えやすい場所に「保存日時」を必ず記載するようにしましょう。こうすることで、誰が見ても保存状況が一目で確認出来るようになるため食中毒を未然に防ぐことに繋がります。

冷凍保存できる?

数日中にオムライスを食べる予定がない場合は、冷凍保存することも可能です。冷凍保存を行う場合も、卵焼きにはしっかりと火を通すことが大切です。また、業務用の冷凍庫と違い家庭用の冷凍庫は食べ物が完全に冷凍されるまでに時間が掛かることも念頭に入れておきましょう。

オムライスの適切な冷凍方法は以下の通りです。

  1. オムライスの粗熱を取る
  2. オムライス全体が冷凍しやすいように形を平らにする
  3. オムライス全体をラップで包み空気を抜きジップロックに入れて封をする
  4. ジップロック表面に冷凍実施日を記入する

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どのくらい日持ちする?

ここまで、オムライスの保存温度帯について解説しました。それでは、各温度帯における美味しく食べられる期限についても解説します。

常温だとどのくらい持つ?

オムライスを常温保存した場合の日持ちは、季節によって異なります。寒い冬の時期であれば、半日程度は常温保存しても美味しく食べられることが多くなりますが、その一方で暑い夏の時期であれば3〜4時間程度の常温保存でも食中毒菌の繁殖と腐敗が進行します。

なお、常温保存の温度帯で参考とするのは外気温ではなく、あくまで室温をベースとすることを忘れないようにしましょう。具体的には、外気温が氷点下であってもストーブを焚いている室内温度が26℃なのであれば常温保存の温度帯は26℃となります。

冷蔵の場合は? 

オムライスを冷蔵庫で保存する場合の、おいしく食べられる期限は翌日から2日後が限度となるでしょう。食べる前に臭いや見た目をしっかりと確認することが大切です。

冷凍保存の場合

オムライスを冷凍保存した場合は、約1ヶ月間の保存が可能です。ただし、冷凍庫内で保存する場合は、出来るだけ扉の奥側に保存するとよいでしょう。これは、開閉の多い扉の付近で保存してしまうと外気温の影響を受けて冷凍したオムライスの表面温度が上昇してしまう恐れがあるためです。

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おいしく食べる方法は?

冷凍保存の解凍方法は?

冷凍保存したオムライスを上手に解凍するには、まずは自然解凍を行いましょう。これは、冷凍状態のオムライスをそのまま電子レンジで解凍してしまうと温まり方にムラが出てしまうため。

自然解凍を行った後も、電子レンジで温める際は数分ずつ加熱しながらこまめに様子を見ると、オムライスをムラなく温めることが出来ますよ。

腐ってくるとどうなる?

常温保存や冷蔵保存を行うと、時間経過とともにオムライスの美味しさは徐々に失われていきます。保存したオムライスを食べる際は、必ず臭いや外観を確認するようにしましょう。

保存したオムライスに以下のような傾向が見られた場合は、絶対に食べずに廃棄することを徹底してください。

異臭がする

オムライスから酸っぱいような臭いがしている場合は、腐敗が進行しているサイン。食べずに廃棄しましょう。

卵が変色している

卵の色が鮮やかな黄色からくすんだ色に変わっていた場合も食べずに廃棄することをおすすめします。

カビが生えている

オムライスの表面に白くふわふわとした綿毛のようなものが付着している場合もカビが発生しているサインとなるため、絶対に食べないようにしましょう。

保存後どれぐらいが一番おいしい?

オムライスを保存した場合、温度帯を問わず少しずつ美味しさは失われていきます。そのため、保存後も出来るだけ早めに食べることが、オムライスを美味しく食べる秘訣ですよ。

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まとめ

この記事をまとめると

  • オムライスは、常温では傷みやすいため冷蔵か冷凍保存するのがおすすめ
  • 保存後のオムライスは、冷蔵保存は約2日、冷凍保存は約1ヶ月ならば美味しさを保つことが可能
  • 冷凍保存したオムライスを解凍する場合は、自然解凍を行ってから電子レンジで温めるとムラなく温めることが出来る
  • 保存したオムライスを食べる前に、香りと外観に異常が発生していないかをしっかりと確認することが大切

いかがだったでしょうか。

卵を使用しているオムライスは保存状態によって鮮度が極端に変わりやすいメニューです。どのくらい日持ちさせるかをしっかりと考えて、保存温度帯を選択することが大切ですよ。

この記事が皆さんの参考になれば幸いです。

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