味噌汁の賞味期限は?腐るとどうなる?保存方法別の日持ちと冷凍保存

突然ですが、味噌汁はお好きですか?日本人のソウルフードといっても過言では無い味噌汁。おいしい味噌汁と炊きたてのご飯があれば他には何にもいらない!という方も多いのではないでしょうか。

とはいえこの味噌汁、毎日、毎食作るとなるとかなりの手間なのも事実。保存できるのなら、なんとかまとめて作ってしまいたいですよね。実際、味噌汁の賞味期限はどのくらいなのでしょうか。そこで今回は、

  • 味噌汁の賞味期限はどれくらい?
  • 常温、冷蔵で保存したらどれくらいもつの?
  • 味噌汁って冷凍できる?
について、ご紹介させていただきます。

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味噌汁の賞味期限はどれくらい?

朝作った味噌汁が残ってしまった!次の食事までコンロに置いておいて、温め直して食べよう!なんてことはない日常の場面のようですが、実はその保存、あまりお勧めできないんです。

味噌汁の賞味期限

残念ながら、味噌汁の常温での保存期間はとても短く、時期によってはたった数時間で味や品質が変わってしまいますコンロに置いたままの常温保存は基本的にNG!と思っておいてください。

常温で置いておくとどうなるの?

それでは、味噌汁をコンロに置いておくとどうなってしまうのでしょうか?

香りが落ちる

味噌汁のレシピやテレビの料理番組などで、「味噌をいれたらぐらぐら沸かさないように!」というアドバイスを聞いたことはありませんか?

これは、味噌の香りがとても繊細で、飛びやすいからなんです。作ってから時間が経ち、さらに何度も温め直しをしていると、その度に香りが飛んでしまいます。

味や色が悪くなる

香りだけでなく、味ももちろん作りたてに比べると落ちてしまいます。また、具にほうれん草や小松菜などの葉物野菜を使った場合、時間が経ったり、温め直したりすることで色も悪くなってしまいます。

腐敗する

味噌はそれ自体が発酵食品で微生物を含んでいるため、腐敗が進むのも早いです。また、具の種類によっても腐りやすさが変わってくるので注意が必要です。

一般的に、もやしやなめこなどの、元々火を通しても長持ちしにくい食材は味噌汁に入れても腐りやすくなります。また、あさりなどの貝類も、火の通りが甘い、貝のつなぎ目あたりの雑菌が落としにくいという理由から、腐るのが早い場合があるので注意が必要です。

味噌汁が腐ったらどうなるの?

では、味噌汁が腐っているかどうか見極めるには何をチェックすればいいのでしょうか。いくつかポイントをあげてご紹介します。

におい

  • 酸っぱい臭いがする
  • 納豆のような臭いがする

見た目

  • ねばねばしたようなとろみがついている
  • 表面が白く濁った膜のようなもので覆われている
  • 作りたてと比べて泡立ったような感じがする

白く濁った膜には、害のないものもありますが、雑菌がつきやすいのでやはり食べるのはお勧めできません。

  • 酸っぱいような味がする
  • 苦味が出ている
  • いつもの味噌汁と明らかに味が変わっている

見極めが難しいときは

  • 味噌汁は火を通したときに腐敗臭がわかりやすい料理でもあります。どうしてもわかりにくければ、少量を皿に移し、ラップをして電子レンジで温めてみてください。ラップの隙間からにおってみて、異臭や酸っぱい臭いがした場合は食べるのをやめておきましょう。

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常温、冷蔵で保存した場合、どれくらい日持ちする?

それでもついつい多めに作ってしまった味噌汁。なかなかすぐに棄てたりはできませんよね。では、実際にどれくらい保存できるのでしょうか?

常温保存の場合

常温保存の場合は、寒い冬でも長くて半日程度、それ以外の時期は数時間と考えてください。冬でも、暖房をつけた暖かい部屋に置いておいた場合は、他の時期と同様に数時間で食べ切った方がいいでしょう。

  • 冬場・・・・・半日程度
  • それ以外・・・数時間


また、常温で置いておく場合、空気中の細菌が入るのを防ぐため、必ず蓋をしておきましょう。途中で何度か再加熱をすることで腐敗が進むのを遅らせることもできますが、熱に強い菌もいるので注意が必要です。

常温保存の場合は蓋をして!再加熱しても菌が繁殖している可能性も!

冷蔵保存の場合

冷蔵庫で保存した場合は、夏場で1~2日、冬場でも3日を目安に食べきりましょう。ただ、上にも書いたように具材によっては早く腐ってしまうものもあります。必ず食べる前に、においや見た目を確認してください。

一般的に細菌が最も繁殖するのが20℃から50℃味噌汁の保存も、この温度帯をいかに早く通り過ぎることができるかがカギ。なるべく早く冷まして冷蔵庫に入れることで、日持ちも長くなります。

賞味期限切れの味噌汁、食べても大丈夫?

前述のように、既に腐敗が進んでしまった味噌汁は、加熱しても食中毒の可能性がゼロにはなりません。少しでも異変を感じたら、もったいないですが食べるのはやめておきましょう。

もし誤って食べてしまった場合

食後、数時間のうちに以下のような症状が出た場合、食中毒を起こしている可能性があります。

  • 吐き気や嘔吐
  • 下痢や腹痛
  • 発熱

もし、このような症状が出ても、自分で水分が摂れる状態で、だんだんと落ち着いていくようなら、いったん様子をみましょう

しかし嘔吐や下痢がひどく、自分で水分を摂るのが難しい、ぐったりと衰弱している、熱が高くなかなか下がらない、といった場合は、医療機関を受診してください。

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味噌汁は冷凍できる?

長期の保存は難しい味噌汁。実は冷凍することもできるんです。

味噌汁を冷凍保存するには?

味噌汁を冷凍保存するときは、具材によっては食感が悪くなってしまうものがあるので注意が必要です。

  • 冷凍にむかない具材・・・豆腐、こんにゃく、じゃがいも、卵など
  • 冷凍にむく具材・・・・・キャベツ、白菜、ネギ、ごぼうなど

冷凍食品として売られている野菜を目安にするとわかりやすいかもしれませんね。

冷凍にむいた具材で作った味噌汁を、しっかり冷ましてから冷凍します。再加熱や再冷凍を繰り返すと劣化が進むので、ジップロックや冷凍できる容器に、1食分ずつ小分けにして保存しましょう。

解凍するときは?

味噌汁は急激な温度変化で味が落ちやすいので、よりおいしく食べるには、解凍方法にちょっとしたコツがあります。

自然解凍する

食べる前日に冷蔵庫に移して解凍し、鍋か電子レンジで温めます。常温で解凍することもできますが、冷蔵庫で解凍した場合より風味や味が落ちやすくなります。

レンジの解凍モードを使う

電子レンジで解凍する場合は、最初に解凍モードで解凍し、その後温めることで風味を保つことができます。

容器ごと湯煎する

鍋にお湯を沸かし、容器ごと湯煎でゆっくり加熱することで、風味や味を損なわずに温めることができます。

急ぐときには鍋で直接!

風味や味は落ちますが、時間が無い時は鍋で直接温めることも可能です。

よりおいしく食べるために一工夫!

  • 冷蔵、冷凍に限らず、温め直した味噌汁は、やはり作りたてと比べて風味が落ちてしまうのはしょうがないところ。

    そこで、温め直した味噌汁にひとつまみの鰹節や味噌を少量加えて、「追い鰹」や「追い味噌」をしてみる、あるいは小口ネギや生姜などの薬味を散らしてみてください。香りを補ってくれるので、出来たてのようなおいしさが味わえます。

冷凍した場合の保存期間はどれくらい?

冷凍しても品質は少しずつ劣化します。大体2週間を目処に食べ切るようにしましょう。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。この記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • 味噌汁は常温保存にむかない!
  • 保存は冷蔵で1~3日、冷凍で2週間!劣化しやすい具材や温度変化にも注意!

とはいえ、温かい味噌汁が食卓にあるとやっぱりほっとしますよね。それに発酵食品でもある味噌汁には、腸内環境を改善してくれる、美肌にしてくれる、などのうれしい効果もいっぱい!保存に工夫して、毎日の食事に温かい1杯を、ぜひ取り入れてみてください!

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