ブロッコリーが紫色な原因は?新鮮?甘い?食べられる?茶色は腐ってる?

ブロッコリーは通年出回っている栄養価の高い野菜ですが、紫色をしていることがあります。紫色なのは、新鮮なのでしょうか?それとも傷んでいるのでしょうか?今回は、

  • ブロッコリーが紫色の原因
  • 紫色でも食べられる?
  • ブロッコリーに含まれる栄養と効果
  • 腐るとどうなる?見分け方

これらのテーマについて紹介いたします。

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ブロッコリーが紫色なのはなぜ?

ブロッコリーの可食部は、茎と花です。普段何気なく食べているブロッコリーですが、モコモコとした上の部分は花の蕾でできています。花が咲く前に収穫していますが、収穫せずそのままにしておくと黄色く小さな花が咲きます。

『ブロッコリー=緑色』が一般的ですが、中には『紫色』をしているものもあります。ブロッコリーが紫色なのは、ポリフェノールの一種であるアントシアニンという成分が原因です。

  • アントシアニン:アントシアニンは天然に存在する色素の一種です。赤紫の色のキャベツやナス、ブルーベリーと言った紫色の果物や野菜に多く含まれています。代表的な健康効果は、視力に関わる眼精疲労の解消効果やメタボ解消の力があります。

アントシアニンは、野菜などが寒さなどから自分を守るために生成する成分です。ブロッコリーは通年出回っていますが、旬の時期は11〜3月の冬の時期です。アントシアニンは寒くなると生成される性質を持っているため、紫色のブロッコリーは冬によく見られます。

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紫色のブロッコリーは食べられる?

紫色の原因であるアントシアニンは、他にもブルーベリーやワインなどあらゆる食材に含まれる自然の成分です。体に害はなく、抗酸化作用や目の疲れを良くする作用を持つため食べることができます。

むしろ、紫色に変色したブロッコリーは甘みが強く、通常のものよりも美味しいと言われているのです。寒さに耐えることで野菜や果物は甘みを増す性質があり、より凝縮して糖度が高くなり味が良くなります。

栄養価は違う?

紫色のブロッコリーはアントシアニンだけではなく、全体的に栄養価が高くなります。変色しているからと避けがちですが、実は栄養たっぷりなのです。黄色や茶色に変色したものは傷んでいる証拠なので、注意しましょう。

ブロッコリーに含まれる栄養素と効果

栄養成分

ブロッコリーは、野菜に含まれるビタミンのほぼすべてを含んでいます。ビタミン類、ミネラル類、食物繊維も豊富な優良野菜です。

  • β-カロテン:β-カロテンは、人間の体内でビタミンAに変化し、細菌やウイルスの侵入を防ぐために必要な粘膜を丈夫にする作用があります。肌のシミの原因になる色素発生を抑制する抗酸化作用も持っています。緑黄色野菜では黄色の色素に多く含まれているビタ
  • ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
  • ビタミンE:ビタミンEは、強い抗酸化作用、加えてコレステロールの酸化を防ぎ血流を良くする働きを持っています。また、毛細血管の収縮を抑制することで、細くなった血管が広がることで血流の悪化による体の不調改善効果もあるビタミンです。
  • カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
  • 葉酸:葉酸は、細胞分裂の核酸合成に不可欠であり、胎児の発育や妊婦において重要なビタミンです。胎児の場合は、脊椎の正常な分化を促進し先天性の奇形リスクを減らします。赤血球の分化に特に関わっており、貧血予防に効果があります。アミノ酸代謝にも関わるビタミンです。

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効果・効能

ブロッコリーに含まれている栄養素は、高いがん抑制効果を発揮します。また生活習慣病予防にも有効です。

  • がん予防
  • 老化の抑制
  • 肥満の予防
  • 改善 ・整腸作用

詳しくはこの記事をチェック!

  • ブロッコリーの主な栄養成分と期待できる効果・効能|メリット多い健康野菜

ブロッコリーが腐るとどうなる?

紫色のブロッコリーであれば食べることができますが、腐ってしまったブロッコリーには要注意です。腐るとこのような状態が現れます。

腐ると
 

  • 花の部分が黄色や茶色に変色している
  • 変な臭い・酸っぱい臭いがする
  • 乾燥してカサカサしている
  • 茎に空洞ができている
  • ぬるぬる滑りが出ている

ブロッコリーは通常緑色をしていますが、傷み始めると 黄色や茶色っぽく変色 していきます。そして徐々に ぬめり気が出てぬるぬる していきます。

また、 茎に空洞ができてスカスカ になってていたり、 完全に腐ると酸っぱい臭いを発する ことも。

 乾燥してカサカサになっているのもアウト です。残念ですが腐ったブロッコリーは食べられませんので、すぐに廃棄するようにしましょう。

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まとめ

この記事をまとめると

  • ブロッコリーが紫色なのは、アントシアニンという成分によるもの
  • アントシアニンは寒さから身を守るために野菜が生成する栄養素
  • 紫色のブロッコリーは、通常のものに比べ栄養価が高い
  • 黄色や茶色に変色したものは傷んでいるので注意!

ブロッコリーが紫色なのは、アントシアニンというポリフェノールの一種の成分によるものでした。選ぶ時に避けてしまいがちですが、栄養価が高いのでオススメですよ!

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