九条ねぎと万能ねぎの違い｜長ネギ･わけぎで代用できる?使い方･由来 |

薬味などに使われる小ねぎや万能ねぎは種類が豊富です。見た目も似ていることから、どれも同じ使い方をしているという方も多いのではないでしょうか。

今回は薬味ねぎの中でも九条ネギと万能ねぎを比較していきます。それぞれの違いや特徴、代用方法などについて詳しく紹介していきます。今回のテーマは、

九条ねぎと万能ねぎの違いは？
九条ねぎとはどんな野菜？
万能ねぎとはどんな野菜？
長ネギ･わけぎとの違いは？
九条ねぎ･万能ねぎ･長ネギ･わけぎは代用できる？

これらのテーマで紹介していきます。是非参考にしてみてください。

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1 九条ねぎと万能ねぎの違いは？
2 九条ねぎとはどんな野菜？
3 万能ねぎとはどんな野菜？
4 長ネギ･わけぎとの違いは？
5 九条ねぎ･万能ねぎ･長ネギ･わけぎは代用できる？
6 まとめ

九条ねぎと万能ねぎの違いは？

万能ねぎも九条ねぎも葉ねぎの一種で、どちらも品種が違うだけの仲間です。万能ねぎは葉ねぎを若採りした野菜です。九条ネギは平安時代に、京都の九条付近で作られていたことから名づけられました。

一般的にはブランド力や食味の良さなどから、九条ねぎの方が格上に見られ、価格も高い傾向にあります。

九条ねぎとはどんな野菜？

九条ネギについて詳しく紹介していきます。九条ネギの由来や味、旬の時期やおススメの使い方などについても紹介していきます。買う際は参考にしてみてください。

特徴

京都の伝統的な京野菜として知られているネギです。寒さが厳しくなり、霜が何度か降りると、ぬめりが多くなり甘味が強くなるそうです。

他の青ねぎと比較しても甘味や香りが強く、とても重宝される食材です。緑の葉の部分にはカロテンやビタミンなどが豊富に含まれています。

由来･意味

九条ネギの由来は平安時代までさかのぼります。京都の立地や土壌の質、天候などが九条ネギの生産に適していることから生産が盛んに行われたようです。

京都府南区九条地区が主産地であったことから、九条ネギという名前が付けられました。今ではとても有名な野菜となり、京都府各地で生産がおこなわれています。日本全国に出荷もされています。

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どんな味？

口当たりはやわらかく、甘味が強いという特徴があります。特に冬場になると、ネギに含まれる糖分がゼリーのようになり、葉の内部に蓄積され更に甘みが増すと言われています。

有名料理店を始め、たこ焼きやお好み焼きなどのねぎを多く使う料理ではとても重宝されています。

旬の時期

旬の時期は12月から2月ごろの寒い時期です。九条ネギの甘みの元である「ぬめり」は、京都盆地に霜が降りることでより一層甘くなります。現在は栽培方法も進み、ハウス栽培などで1年を通して食べることができます。

使い方

九条ネギは味わいがマイルドで甘味が強いことから、幅広い調理方法で利用できます。薬味などで生で使うことはもちろん、炒め物や鍋もの、ぬたなどの定番の食べ方も可能です。

ラーメンのトッピングやサラダなどで食べることもできますよ。生食の方が甘味や風味をダイレクトに感じられるかもしれませんね。

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万能ねぎとはどんな野菜？

続いて万能ねぎについて詳しく紹介していきます。両者ともとても似ていて区別がつきにくいですよね。由来や味、旬の時期やおススメの使い方などについても紹介していきます。

特徴

万能ねぎは青ネギを若採りしたもので、福岡県で多く栽培されています。先ほど紹介しました九条ネギの仲間です。万能ねぎは、福岡のJA筑前あさくらから出荷される青ねぎにのみ名づけられる商品名です。

福岡県産以外の万能ねぎという商品は存在しないはずなのです。

由来･意味

万能ねぎは福岡県のJA筑前あさくらから出荷される商品のみと紹介しました。現在は流通も発達していますが、以前は品質劣化などが原因で輸送することができませんでした。

ですので西日本では、万能ねぎや九条ネギなどの緑の葉部分を食べるねぎが主流でした。東日本では小ねぎが主流でした。

流通の発達でこれらが混ざってしまったため、消費者が区別がつかなくなってしまいました。日本初の空輸野菜として、全国に出荷されています。

どんな味？

辛味がまろやかなので、薬味として生で使われるのが一般的です。「万能」と呼ばれるだけあってどんな料理にもよく合います。

旬の時期

万能ねぎは1年を通して栽培が盛んで、旬と呼ばれる時期がありません。比較的多く流通される時期としては5月と言われています。しかし1年を通してそれほど出荷量は変わりません。

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長ネギ･わけぎとの違いは？

一般的に長ネギというと、白い部分を食用する根深ねぎ（青ねぎ）のことを指します。小ねぎや万能ねぎは、青い部分が多いため葉ねぎと呼ばれます。

これらの種類のネギは、種をまいて栽培することでねぎとなります。ネギ坊主と呼ばれ、花が咲くことでも有名です。しかしわけぎはねぎと玉ねぎの交配種で、球根から栽培されます。

味わいや見た目は似ているかもしれませんが、分類という部分で見ると、わけぎはどちらかというと玉ねぎに近い分類となります。