牛もも肉と言えばビーフシチューやカレー、ローストビーフなどのお料理でよく使われます。牛肉の旨味と、赤身ならではの肉らしさを感じます。
ただし難点として、牛もも肉は調理方法に気を付けないと硬くなってしまうという特徴があります。そこで今回は、牛もも肉を柔らかくする方法について詳しく紹介していきます。今回のテーマは、
- 牛もも肉とはどんなお肉?
- 牛もも肉を柔らかく煮る方法
- 牛もも肉を柔らかく煮る時間は?
- 牛もも肉の美味しい食べ方5選
これらのテーマで紹介していきます。牛もも肉を使ったお料理を試そうと考えている方は是非参考にしてみてください。
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目次
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牛もも肉とはどんなお肉?
それぞれの食材には特徴があります。牛もも肉を使うのであれば、どのような特徴があるのか、どのような調理方法がむいているのか知っておく必要があります。味や食感について詳しく紹介していきます。
どんな味?
牛もも肉は脂肪がつきにくく、一般的には赤身肉と呼ばれる部分です。そのため、脂肪が少なくさっぱりとした味わいがあります。
脂肪が少ない原因としては、モモ肉は筋肉の中でもよく使われるためです。人間も同様ですが、動物の足はとても力がありますから、よく使われているという証拠です。使われる筋肉には脂肪は付きにくいのです。
食感
食感は他の部位と比べると硬いです。これには理由があり、硬い=低品質というわけではありません。硬い原因は、モモ肉が良く使われる筋肉だからです。そのため、繊維も多く噛んだ時に硬いと感じます。
ただし赤身肉ならではの旨味もたくさんありますから、うまく使いこなすことができればとても美味しい部位になります。
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牛もも肉を柔らかく煮る方法
旨味は多いが硬いという難点を持っている牛もも肉ですが、柔らかくする方法はいくつかあります。日の入れ方や調理方法などでも柔らかくする方法はあります。今回は代表的な3つの方法を紹介していきます。
玉ねぎと煮る
玉ねぎにはプロテアーゼと呼ばれる酵素が豊富に含まれています。この酵素はタンパク質を分解する酵素でもあります。パイナップルなども、お肉を柔らかくしてくれる食材として有名ですよね。
プロテアーゼは玉ねぎなどの野菜の他にも、果物やキノコ類等にも含まれています。これらの食材をすりおろしたり、ペーストにしてお肉に塗り込むと柔らかくなります。
圧力鍋を使う
圧力鍋を使うとお肉やお野菜が柔らかくなります。その理由は、高圧状態を作り出すことで水の沸点が100℃以上になり、高温で短時間で加熱できるからです。
お肉が硬くなる原因は、高温で長い時間加熱されることから、繊維が収縮してしまうことからです。高温で短時間で加熱が済むことから、お肉が柔らかくなります。
漬け込む
先ほど紹介した、すりおろした玉ねぎやパイナップルの果汁に漬け込むことで、酵素の働きによりお肉が柔らかくなります。
プロテアーゼはタンパク質を分解する効果がありますから、人間に対しても同様の効果があります。パイナップルを食べると舌がピリピリとする、という方もいるかもしれません。これは酵素の影響です。
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牛もも肉を柔らかく煮る時間は?
煮込み時間は調理方法や下準備の様子で大きく変わってきます。一般的に通常の鍋であれば短くて1時間、長くて5時間程度と言われています。長く煮込めば柔らかくなります。
とても時間がかかりますから、下準備の段階でお肉をつけ込んで柔らかくしたり、筋を切断するといった工程が必要です。圧力鍋の場合は加熱時間は30~40分程度で終わるでしょう。
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牛もも肉の美味しい食べ方5選
牛もも肉は旨味タップリで、栄養素も豊富に含まれています。うまく調理することができれば、とろけるような食感を生み出すこともできます。
今回は牛もも肉を使ったおススメの調理方法を5つ紹介していきます。牛もも肉を買った際は参考にしてみてください。
ビーフシチュー
牛もも肉と野菜、ワインやバターといった調味料、ローリエなどのスパイスが複雑に絡み合った一品です。濃厚な旨味が特徴で、多くの方から支持される人気のメニューでもあります。
通常の鍋でつくることもありますがとても時間がかかります。作る場合は圧力鍋を使う方法が良いでしょう。時間とガス代の節約になります。代表的なレシピは以下になります。
ローストビーフ
牛肉の風味と柔らかい食感が特徴のローストビーフですが、実はご家庭でつくることもできます。難しそうと思っている方は、是非レシピをチェックして取り組んでみてください。
意外にも、作り始めれば手すきの時間がほとんどですよ。代表的なレシピは以下になります。
赤ワイン煮込み
野菜の甘みと牛もも肉の旨味に、赤ワインの濃厚な味わいが追加された定番メニューです。材料や作業工程もいたってシンプルで、作り始めてしまえばかかる時間のほとんどは煮込み時間です。代表的なレシピは以下になります。
トマト煮込み
トマト煮込みというと鶏肉のイメージを持っている方も多いかと思いますが、牛肉のトマト煮込みもとても美味しいですよ。セロリなどの香り野菜も入れることで、複雑な旨味を楽しむことができますよ。
カレー
ビーフカレーといえば鉄板メニューですよね。子どもから大人まで多くの方から人気です。野菜だけでなく、リンゴやパイナップルなどの果物も一緒に煮込むことで、濃厚な旨味を追加できます。お肉も柔らかくなりますよ。
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まとめ
今回は牛もも肉について詳しく紹介していきました。
この記事をまとめると
- 牛もも肉は赤身肉で脂質が少なくヘルシー
- 柔らかくするには酵素の力を使う
- 圧力鍋などで柔らかくする方法も
いかがでしたか?牛もも肉を購入された際は是非参考にしてみてください。