菓子パンが体に悪い理由|食べ過ぎは太る?食品添加物の危険性

コンビニやスーパー、どこでも買えて種類も豊富。調理いらずで、すぐに食べられる手軽さもうれしい菓子パン。朝ごはんやお昼ごはん代わりに、なんてこともあるかもしれませんね。

とはいえ、なんとなく体に悪い気がする、なんて思ったことはないでしょうか。実際のところどうなんでしょう?そこで今回は、

  • 菓子パンは体に悪い?
  • 菓子パンが体に悪いといわれる理由
  • 菓子パンを食べ続けるとどうなる?
  • 菓子パンの食べ過ぎは太る?
について、ご紹介させていただきます。

スポンサードリンク

菓子パンって本当に体に悪いの?

なんとなく体に悪いような気がする菓子パン。甘いから?カロリーが高そうだから?実は、菓子パンが体に悪いと言われる理由の1番は、含まれている食品添加物にあったのです。

菓子パンはなぜ体に悪いの?

それではここから、一般的な菓子パンによく含まれている食品添加物についてご紹介します。

食品添加物とは
食べ物を長持ちさせるため、あるいは見た目や香り、味を良くするために使用されます。使用しても良い食品添加物とその量は、国によって定められています。

保存料

菓子パンには、腐敗や変質を防ぎ、安全に食べられる期間を長く保つために保存料が入れられていることが多いです。菓子パンの袋をひっくり返してみてください。原材料名に、「保存料(〇〇)」という表示はありませんか?( )内に書かれているのが実際に含まれている保存料の種類で、発がん性が疑われるものもあります。

乳化剤

乳化剤は、簡単にいうと、「水と油を混ぜ合わせやすくする」添加物です。食感や風味をよくし、水分の蒸発を防いで劣化を抑制する、気泡剤としての役割もあります。菓子パンがいつまでもしっとりふわふわなのは、乳化剤の効果だったんですね。実はこの乳化剤、どんな添加物を使用したかの表記が義務ではありません。なので、実際に何が使われているかわからないものが多く、中には摂りすぎることでアレルギーを誘発したり、発がん性が疑われるものもあるため、危険視する声があるようです。

トランス脂肪酸

悪玉コレステロールを増やし心疾患の危険性を高める、免疫機能を低下させる、発がん性を高めるなど、近年その健康への悪影響があちこちで叫ばれているトランス脂肪酸。耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。菓子パンの原材料であるマーガリンやショートニングなどのいわゆる「人口油脂」は、トランス脂肪酸を含むことがあります。

このトランス脂肪酸、WHO(世界保健機関)でも正式にその危険性が発表され、2023年までに世界中の食べ物から、人工のトランス脂肪酸をゼロにすることが目標とされています。

最近では、大手のコンビニや製パン会社でも、トランス脂肪酸を除いていく取り組みをされていますが、市販の菓子パンの中にはまだトランス脂肪酸を含むものもあります。

臭素酸カリウム

臭素酸カリウムは、小麦粉改良剤としてパンの製造にのみ、使用が認められている添加物です。主にパンのふくらみや食感を良くするといわれています。

この臭素酸カリウム、最終的には分解、または除去して、「完成した製品中に残存してはいけない」と法律で定められています。残っていてはいけないだなんて、なんだか怖いですよね。それもそのはず、臭素酸カリウムは1980年代に既に発がん性が認められ、海外では使用が禁止されている国もあるんです。

最終的には残っていなくても、知ると気になってしまいますね。

ソルビン酸カリウム

ソルビン酸カリウムは、細菌やカビの発生や増殖を防ぐ働きがあり、保存料としてよく使用される食品添加物です。発がん性が報告されており、他の食品添加物(特に亜硝酸)との併用でさらに発がん性が高まることが指摘されています。亜硝酸は主にハムやソーセージに使用される添加物なので、菓子パンに使われることは少ないかもしれませんが、心配になってしまいますよね。

スポンサードリンク

菓子パンを食べ続けるとどうなる?

そんな菓子パン、毎日食べ続けるとどうなってしまうのでしょうか?

がんのリスクが高まる

日本人の死因、第1位に長年君臨し続けているがん。発がん性が疑われる食品添加物が多く含まれる菓子パンを、毎日のように大量に食べ続けると、がんの発症リスクが高まります。

糖尿病のリスクが高まる

生活習慣病のひとつ、糖尿病。甘い菓子パンにはいうまでもなく、大量の砂糖が含まれています。砂糖はお米と比べても、血糖値を急激に上昇することがわかっています。そんな菓子パンを食事がわりに食べ続けていると糖尿病のリスクが高まるのも納得です。

菓子パンで高血圧?

血管に負担をかけ、時には命にかかわる病気をも引き起こす高血圧。塩分が原因であることはよく知られています。菓子パンに塩分?と不思議に思われるかもしれませんが、市販の菓子パンは意外に塩分が多く、中には1g以上のものも!知らず知らずのうちに摂りすぎた塩分でいつのまにか高血圧に、なんてこともあるかもしれません。

肥満のリスクが高まる

やっぱり、というべきか、菓子パンを毎日食べ続けると肥満のリスクは高まります。実際に肥満の人は菓子パンを日常的によく食べる傾向にある、ということを示唆する研究報告もあるようです。

肌荒れの原因にも

菓子パンを食事がわりにしていると、当然ビタミンやミネラルといった、お肌をキレイにしてくれる栄養が不足します。また小麦製品に含まれているグルテンという成分がアレルギー症状を引き起こす可能性も!お肌のためにも食べ過ぎは控えたほうが良さそうです。

そのイライラ、菓子パンのせいかも!?

食事がわりに菓子パンを食べた後、なんだかイライラしちゃって集中できない、なんて経験はないでしょうか。菓子パンに大量に含まれる砂糖は、血糖値を急上昇させた後、急降下させることも。血糖値の乱高下から引き起こされる低血糖は、イライラや集中力低下の原因にもなります。心当たりがある方は、1度見直してみてもいいかもしれません。

スポンサードリンク

菓子パンの食べ過ぎは太る?

ささっと食べられる菓子パン、その手軽さとは裏腹に、驚くほどの砂糖や油脂が入っていることも多く、中には1個500Kcal超えなんてものも。これはラーメン1杯とほぼ同じ。食べやすいからといって何個も食べていたらあっという間にカロリーオーバーで太ってしまいます。やはり食べ過ぎには注意したいですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

この記事をまとめると

  • 菓子パンが体に悪いと言われる理由は含まれる食品添加物によるもの
  • 菓子パンを食べ続けると様々な病気のリスクが高まる!
  • 菓子パンを食べ過ぎるとやっぱり太ってしまう可能性が高い

それでもおいしい菓子パン、毎日は食べない、食べるときは野菜と一緒にバランス良く!など、工夫をして楽しみたいですね。

スポンサードリンク