日本人は魚が大好きです。その中でも、マグロを好む人はとても多く、マグロを使った料理もたくさんあります。
ネギトロも好まれる料理であり、スーパーや回転すしなどでも頻繁に見かけます。今回はネギトロについて紹介します。
- ネギトロはマグロを使っていない?
- 本物と偽物のネギトロの見分け方
- 本物のネギトロを買うには?
スポンサードリンク
目次
|
|
ネギトロはマグロを使っていない?
ネギトロといえば「マグロのたたき」の別称です。中落などの本来は捨てる部分をスプーンですくい取ったものがネギトロであり、中落を「ねぎとる」ことから、ネギトロと呼ばれるようになったそうです。
安いネギトロはマグロ+植物油
マグロは高いイメージがありますが、スーパーや回転ずしで見かけるネギトロは2貫で100円などでたべることができる有り難い存在です。しかし、安くて美味しいネギトロは、どうやらネギトロといわれる中落を使っていないようなのです。
安いネギトロはマグロの身を細かく叩いたものと植物油を混ぜたものを使っていて、ネギトロといえないものも多く出回っているそうです。
添加物が多いのが難点
安いネギトロはネギトロ本来の脂ののったものではないので、植物油などの添加物を入れてネギトロの脂を表現しています。そして増粘剤や着色料、うまみ成分であるグルタミン酸を入れることで、ただのマグロのたたきがネギトロとして美味しさを増すことになります。
添加物は身体に良くないという見方もありますが、美味しく食べるためには必要な場合もあります。しかし、添加物を不要としているものに添加物を加えて美味しく見せるよりは、添加物は少ないまたはない方がよいです。
偽ネギトロは長持ちする
偽のネギトロに添加物を入れたものは、本物のネギトロに比べて長持ちします。偽ネギトロの場合、防腐剤や酸化防止剤などが入っており、このことによってネギトロの賞味期限が長くなるのです。
本物のネギトロにも添加物を使用しているものがありますが、使用する際にはあくまで最低限の量を使用して、ネギトロの美味しさを守っています。
スポンサードリンク
本物のネギトロと偽ネギトロの見分け方
しかし、本物か偽物か見分けることは難しいと思っていませんか?普通に食べていても分からないのだから、気づかないのでは?と思うかもしれませんが、ネギトロを見分ける方法はあるのです。
原材料をみよう
お寿司などで出されたネギトロを食べ比べて違いを当てるのは難しいかもしれませんが、パックなどで売られている状態であれば違いは一目瞭然です。
パックの裏などにある原材料を確認してみましょう。マグロの表示以外に先ほど説明した添加物の記載が多い場合には偽ネギトロの可能性が高いです。植物油の入っているものなどは、マグロの身を細かく叩いたものである場合が多いので偽ネギトロの可能性があります。
増粘剤・着色料が入っていないもの
着色料は本物のネギトロであっても使われていることがありますが、その量は偽ネギトロに比べれば量が異なります。
保存料などは日持ちさせるために使用していることもありますが、増粘剤や着色料などは、見た目などを良くするために入れるものとなり、偽ネギトロの場合に入っていることが多いです。増粘剤や着色料は本物か偽物かを見極める際に分かりやすいでしょう。
本物のネギトロはクロマグロ100%
マグロといっても種類はたくさんあります。どのマグロを使っていても、マグロであれば本物であるというわけではありません。
本物のネギトロを食べたいと思う場合には「クロマグロ100%」のネギトロを購入しましょう。クロマグロはマグロの王様、本マグロの正式名称になり、その名の通り背中が黒いのが特徴です。
マグロ魚種の中でもっとも大きく、体長は3m、体重は300kgを超えますが、その大きな体もさることながら、「クロマグロ」は最も味わいが深く、脂が乗っているのでとろけるような食感が特徴です。
実は天然クロマグロは絶滅危惧種に指定されていて流通数が少ないので、一般的なスーパーで見かけることはありませんが、現在では高い技術の基、主に養殖クロマグロが流通しています。出会えればラッキーといえるかもしれません。
スポンサードリンク
本物のネギトロはどこで買える?
出会うチャンスも少ない本物のネギトロですが、本物の味を食べてみたいと思いませんか?本物のネギトロがどこで購入できるか紹介します。
鮮魚店
スーパーなどではほぼ購入が難しいクロマグロのネギトロとなりますが、鮮魚店であれば購入することも可能です。入荷数が少ないので、事前に購入希望を伝えておき、入荷後に連絡を貰うようにすると、新鮮なネギトロを食べることができるでしょう。
ネット通販
ネット通販であれば、たくさんのクロマグロのネギトロを販売している店を確認することが可能です。マグロの専門店などで販売しているものを購入するのも良いでしょう。
しかし、購入の時にはこれまで紹介してきた「本物のネギトロの見分け方」を基にチェックをしていきましょう。クロマグロの身が入っているものも多く、クロマグロの身なのでとても美味しいですが中落のネギトロではありません。
本物のネギトロが食べたいのであれば中落のみの物を選ぶようにしてください。
スポンサードリンク
まとめ
本物のネギトロの見分け方について紹介しました。ネギトロは全て本物だと思っていた人には、ちょっとショックな内容に感じるかもしれません。
これからは自分が食べているネギトロが、どのように作られているのかチェックをすることができます。なかなか本物のネギトロを見るチャンスは少ないかもしれませんが、より美味しいネギトロを選ぶ方法でネギトロを購入してみてください。