日本料理に欠かせない調味料の1つ「醤油」は、主原料が穀物で醸造技術によって発酵させて作られています。
原料や製造方法などによって「こいくち」「うすくち」「たまり」「さいしこみ」「しろ」の5種に分類されることでも知られており、お料理や調理方法に合わせて使い分けられています。
- 醤油は太りやすい調味料?カロリーや糖質量など徹底解説!
- 醤油の適用量とは?1食でどの程度?毎日使っても大丈夫??
- 醤油の過剰摂取は体に悪い!?考えられる不調などを詳しく!
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目次
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醤油は太る?
醤油は大豆・小麦・塩などを原料にし、麹菌→乳酸菌→酵母菌と発酵させたことでできていることから“発酵調味料”などと言われています。
主な栄養素に
- タンパク質
- ビタミン類
- ナトリウム
が含まれており、近年注目されるタンパク質を意識した食事にも使用しやすい調味料です。
カロリー・糖質は?
醤油の種類によってカロリー・糖質量は若干異なります。代表的な醤油(100g当たり)でご紹介します。
濃口醤油 | 薄口醤油 |
70kcal・糖質10g | 55kcal・糖質8g |
です。他の代表的な醤油(100g当たり)の場合は
生醤油 | 減塩醤油 | だし醤油 | 甘口醤油 |
100kcal・糖質12g | 69kcal・糖質9g | 37kcal・糖質5.2g | 146kcal・糖質21g |
です。
太ると言われている原因は何?
醤油は調味料の中でも比較的カロリー・糖質が低くダイエット中などでも使用しやすい調味料ですが、「太る」と言われている理由に
- 塩分量
- かけ過ぎなど使用量によっては、過剰摂取になりやすい
- 醤油の種類によっては、カロリー・糖質が高いものもある
ことなどが挙げられます。
対処方法はある?
特にダイエット中などのカロリー摂取量を気にする際は醤油に含まれる
- 醤油を使用する際は、軽量スプーンなどを使用し使用量を明確にする
- カロリー制限している場合は、なるべく減塩タイプの醤油を使用する
- 1日に摂取した食材・調味料などを意識して、調整を行うようにする
などを行うことで、無理なく醤油の摂取量を意識することができ過剰摂取にならないようにコントロールすることができるでしょう。
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どのくらい食べてもいい?
醤油は日本の食事には必要不可欠な調味料で煮物・お刺身などでも使用するため、一切使用しない!といった方法は難しいですよね。ここからは醤油の摂取適用量をお伝えしていきます。
1食でどのくらい?
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(20年版)」の記載によると、1日あたりの塩分摂取量の目標値は
- 成人男性・・・7.5g未満
- 成人女性・・・6.5g未満
- 高血圧の方・・・6g未満
- 腎臓病患者の方・・・3~6g未満
- 人工透析患者の方・・・6g未満
です。これらの塩分摂取量の目標値を醤油量に置きかえると
- 普通の醤油・・・約小さじ6杯程度
- 減塩醤油・・・約小さじ12杯程度
となります。そのため1日3食の食事量の場合
消化に悪い?
醤油には実は
- 胃液分泌促進作用
- ミネラルの吸収促進作用
- 便秘改善効果
などがあるといった指摘もされており、消化に悪い調味料とは言いにくいでしょう。
毎日食べていい?
醤油はカロリー・糖質があまり高くなく、塩分摂取量を意識すれば
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摂り過ぎると体に悪い?
ここからは毎日の食事に欠かせない“お醤油”の摂り過ぎについて詳しく見ていきます。ついつい、お醤油をかけ過ぎる・付け過ぎる方は必見ですよ。
塩分
よく言われる「大量な醤油の一気飲みは命に関わる」といった話は事実で
大量の醤油を一気に摂取したことによって高ナトリウム血症になってしまうと
- 嘔吐
- 下痢
- 頭痛、発熱、過呼吸
- 低血圧
- めまい、けいれん
- 昏睡
- 尿細胞壊死による腎障害
などを引き起こし
高血圧・動脈硬化
高血圧と指摘された・動脈硬化を予防したいと言った方には
- 塩分の過剰摂取に注意
- 野菜をたくさん食べるようにし、ナトリウムの排出を促す
- カロリー摂取を抑え、肥満予防を意識
- アルコールの過剰摂取に気を付ける
- 適度な運動を行う
などのアドバイスをされることが多いですよね。
お醤油の摂り過ぎは
腎臓病・尿路結石・骨粗鬆症
- 腎臓が余分な塩分・老廃物をろ過し続けるため、腎臓に負担がかかりやすくなる
- ナトリウムと共にカルシウムも尿として排出されるため、尿の通り道にカルシウムが主成分の尿路結石ができやすくなる
- 塩分の摂取が増えることでカルシウムがナトリウムと共に排出されると、骨のカルシウムも流出してしまいカルシウム不足になりやすくなる
などの不調リスクが高まります。これらの状況が、過剰な塩分摂取により続いてしまうと
- 腎臓への負担がかかり、慢性腎臓病になる
- 尿と共にカルシウムが排出されるために、尿路結石のリスクが高まる
- カルシウム不足が続き、骨粗鬆症になってしまう
などの大きな病気に繋がってしまいます。日常の食生活を見直し、減塩を意識するようにしましょう。
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まとめ
この記事をまとめると
- 醤油は大豆・小麦・塩などを原料にし、麹菌→乳酸菌→酵母菌と発酵させたことでできていることから“発酵調味料”などと言われている
- 醤油は調味料の中でも比較的カロリー・糖質が低くダイエット中などでも使用しやすい調味料だが、塩分の過剰摂取になりやすいため摂取量には気を付ける
- 塩分の過剰摂取にならないために、1食あたり普通醤油で小さじ2杯程度・減塩醤油で小さじ4杯程度までにすると良い
- 塩分の過剰摂取は、高血圧・動脈硬化・腎臓病・尿管結石・骨粗鬆症など様々な大きな病気を引き起こしやすくなる
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