発酵バターの臭いが苦手…表現するならどんな臭い?臭い成分はなに?

みなさん発酵バターはご存じでしょうか?通常のバターとどう違うの?まだあまり普及されていないので発酵バターのことを知らない方が多いのではないでしょうか?

漢字からみると発酵したバターのこと?何だろう?どういうことだろう?わかりませんよね。

今回は

  • 発酵バターとは
  • 臭いが苦手という人も…
  • 発酵バターの使い方

これらのテーマでご紹介いたします。

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発酵バターとは

発酵バターとはどういったものなのでしょうか?みていきましょう。

発酵バターとは発酵バターとは、原料のクリームに乳酸菌を加え、時間をかけて半日以上ゆっくりと発酵させてつくられたバターのことをいいます。 日本で販売されているバターは、発酵していないバターが主流です。

発酵バターはヨーロッパが発祥地で、紀元前から利用されていたという文献も残っているぐらい深い歴史があります。

古来のバターは技術が未熟だったことから自然と発酵が進んでしまっってできたものだともいわれています。

通常のバターとの違い

発酵バターと通常のバターの違いは製造方法の違いにあります。加工の工程で乳酸菌を添加して作るのが発酵バターで2種類の添加する方法があります。

 生クリームに乳酸菌を添加して発酵させる方法  バターに乳酸菌を練り込んでから発酵させる方法 です。ヨーロッパでは主に発酵バターが食べられています。発酵バターは作るのにとても時間がかかります。

昔は殺菌技術も無かったことから、バターを作る過程で自然に発酵してきたことから作られた歴史があります。

日本のように後でバター製造に乗り出した国は、バターを作る技術も進歩したので、勝手に発酵してしまうことはなくバターを作ることができる「非発酵バター」がつくられるようになりました。

発酵バターの魅力

発酵バターは通常のバターより香りや味や風味が強く、コクがあるのが魅力です。

これは、製造工程で添加される乳酸菌によるもので、乳酸菌がもたらすチーズのようなさわやかな酸味と、甘みやコクが増した奥深い味わいや芳醇なミルクの香りを楽しめるのが特徴です。

発酵バターから得られるメリットは味や香りによるものだけではなく、体にとってもたくさんあるのが魅力です。主なメリットが以下の通りです

  • アンチエイジング効果:発酵バターには抗酸化作用のあるビタミンA・ビタミンEが多く含まれ、細胞の老化を防ぐ働きがあります。体の疲れや肌の潤い、髪質など体細胞の健康維持に繋がり、様々な栄養成分の吸収や働きを活性化させてくれます。
  • 整腸作用:発酵バターには乳酸菌が含まれ、善玉菌を増やしたりピロリ菌を減らす効果もあり、胃から腸の働きをよくしてくれます。
  • 便秘解消:発酵バターに含まれる乳酸菌により便秘が解消されることによって美容効果も期待できます。
  • コレステロールの低下:乳酸菌がコレステロール値を低下させる効果があるという実験結果も古くから報告されています。これは、乳酸菌がもっているコレステロールや胆汁酸の排出促進作用、あるいはコレステロールの合成抑制作用によるものと推測されているようです。
  • 免疫力アップ:骨の成長を高めるカルシウムですが、単体だけではうまく骨を形成できません。そこで必要になってくるのがビタミンDで、カルシウムの吸収率を上げてくれます。さらに、ビタミンDとカルシウムは免疫力を上げるこ効果もあり、大事な栄養素です。
  • 血流促進効果:発酵バターの油は人間の活動するのに必要なエネルギー源になり、豊富に含まれるビタミンやミネラルの吸収を高めてくれる効果もあります。血をサラサラにする作用や、コレステロールを抑制したり、血行不良を改善してくれる効果があります。

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臭いが苦手という人も…

発酵バターの臭いが苦手という人もいらっしゃるようですが、どのような臭いなのでしょうか?みてみましょう。

どんな臭い

発酵バターは発酵臭がします。 発酵した独特の臭いで、チーズのような強い芳香でヨーグルトのような酸味があります。焼いても消えません。

臭いの原因の成分は?

発酵バターの臭いの原因の成分はジアセチルです。ジアセチルはケトンの一種で、バターの発酵過程で乳酸菌が産生したアセト乳酸が、分解されることによって発生します。 レンチオニンは硫黄原子を5つ含む環状の有機化合物で、しいたけの香り成分です。

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発酵バターの使い方

パンに塗る

シンプルに発酵バターをパンに塗って食べてみる使い方があります。特にフランスパンとの相性は抜群ですよ。バターは常温にもどしてから塗るとなめらかで発酵バターの持つ芳醇な香りを楽しめます。

お菓子作りに

お菓子作りに発酵バターを使用できます。特に焼き菓子は、発酵バターが持つ風味を引き出しやすく発酵バターの良さを活かせるでしょう。

フィナンシェは発酵バターを熱して「焦がしバター」にしてから作り始めるので、発酵バター特有の香りがなお一層引き出され、風味がアップするのでおすすめです。

発酵バターで炒めてお酒のあてに

発酵バターで好きほうれん草やキノコなどの好きな食材を炒め、塩コショウで味付けするだけでフランス料理のような上品な味わいになります。お醤油をたらしてもおいしいです。

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まとめ

この記事をまとめると

  • 発酵バターとは原料のクリームに乳酸菌を加え、時間をかけて半日以上ゆっくりと発酵させてつくられたバターのことをいいます。
  • 発酵バターは強い醗酵臭がするので臭いが苦手という人もいます。
  • 発酵バターはパンに塗って食べたり、お菓子作りに使用したり、発酵バターで材料を炒めてお酒のあてにしたりといろいろな活用方法があります。

発酵バターは美味しいだけではなく健康にも良いことがわかりましたね。いつものお菓子作りを一般的なバターから発酵バター変えて、味の変化を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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