牛乳の賞味期限切れはいつまで大丈夫?1日・3日・1週間・10日 |

皆さんも小さい頃から馴染みが深い牛乳ですが、大人になってからも習慣的に牛乳を飲んでいる方も少なくないですよね。牛乳は非常に優秀な栄養素を多く含み、通常の食事から摂取することができない栄養素を補うために飲むことが推奨されている飲み物です。特に牛乳に含まれるカルシウムは体に非常に吸収されやすい形なので、とても便利です。

そんな牛乳ですが自宅で保管しているといつのまにか賞味期限が切れていたということはありませんか？牛乳の賞味期限切れと言うとなんだかかなり危険な感じがしますが、賞味期限が切れた牛乳はどれくらい飲むことができるのでしょうか。

今回の記事では牛乳とはどのような飲み物なのか、牛乳の賞味期限切れはどのぐらいまで飲んでも良いのかについて解説していきたいと思います。

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1 牛乳とは？
- 1.1 牛乳に含まれている栄養成分
2 牛乳の賞味期限切れはいつまで飲めるの？
3 腐った牛乳のサイン
4 まとめ

牛乳とは？

牛乳は言わずと知れた牛のお乳のことです。日本では、成分を調整していない生乳が「牛乳」と定義され、脂肪分を調整したものが低脂肪牛乳とされています。牛乳成分を増減したり乳糖を分解したものは加工乳、乳飲料は牛乳由来成分以外を加えた栄養添加やコーヒーミルクなどがあります。

牛乳の安全性

牛乳は生乳だけを原料に使うことが決められているので、製造過程で添加物が入る心配はありません。

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牛乳に含まれている栄養成分

牛乳はいわずもがな、非常に栄養価に優れた食品です。カルシウム、たんぱく質、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンB1、B2、B6など)が豊富に含まれています。栄養バランスに優れ、「準完全栄養食品」と呼ばれています。

カルシウム：カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多用な働きを持ちます。
カゼイン：カゼインは、骨のカルシウムの吸収を助けるカゼインホスホペプチドの元になるたんぱく質です。カルシウム、鉄やナトリウムと結合し吸収を助けるだけではなく、体への吸収が遅いため高いアミノ酸濃度を維持ができるため、筋力トレーニングの後のプロテインの成分としても人気の高い栄養素です。
たんぱく質：たんぱく質は20種類のアミノ酸が複数個結合することで作られています。結合するアミノ酸が種類や配列によって様々な臓器や組織の材料になります。特に筋肉の材料として使用されるため、多くの摂取が望ましいです。食品では魚や肉、大豆に多く含まれており、様々な種類を多く摂ることが大切です。
ビタミンA：ビタミンAは、抗酸化作用、皮膚や肌の粘膜を作る、人間の視覚情報の伝達に関わるビタミンです。体内にある活性酸素を協力に除去し、肌の生成にも関わるため美肌作用、体内へのウイルスや細菌の侵入を防ぎます。加えて、視覚情報に関わる神経伝達に不可欠なロドプシンの生成の主成分にもなっています。
ビタミンB1：ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。食べた糖質全般を燃焼させる工程に関わるため、不足すると疲れやすくなります。また脳の神経伝達物質にも関わり、集中力を増やすや手足の痺れにくくすると言った働きがあります。
ビタミンB2：ビタミンB2は、たんぱく質、脂質、炭水化物の代謝で、酵素に近い補酵素としての働きます。ビタミンB2は単独では酵素としての働きは持たないものの、体内で特定の分子がつくことで代謝の働きを担います。三大エネルギーの分解の他、体内の活性酸素の除去作用も持っています。
ビタミンB6：ビタミンB6は、たんぱく質をアミノ酸に分解し、再合成して筋肉や必要な組織を作る働きがあります。加えて、体内のホルモン分泌のバランスも整える働きを持っています。エネルギー代謝にも関わり、加えて神経伝達にも関わる多くの役割を持つビタミンです。
トリプトファン：トリプトファンは、脳内物質メラトニン、セロトニンの材料です。メラトニンは人間の睡眠の質に関わる物質で、セロトニンは脳内を穏やかにする働きがあります。不足すると睡眠の質が低下やいつもイライラすると言った症状が現れます。摂取することで冷静で穏やかな思考を保ちます。

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牛乳の賞味期限切れはいつまで飲めるの？

では次は賞味期限が切れた牛乳はいつまで飲めるのかについて解説していきたいと思います。

1～2日過ぎていた時

賞味期限が切れてもすぐに品質が損なわれるということはありませんので、1～2日程度切れていた場合でも問題なく飲むことができます。ただこれはあくまで未開封のものに限りますので開封していたものが賞味期限切れの場合は飲まない方が良いでしょう。

また保存状態が悪いと賞味期限が1～2日切れでも悪くなっている可能性があります。状態を見ながら飲むかどうか判断してください。

3～6日過ぎていた時

この場合も正しい方法で保存していたのであれば問題なく飲むことができます。未開封の状態を保っていたのであれば味や風味などはほとんど変化はありません。もしこの時点で安全性が気になるのであれば加熱する調理方法で使うことをお勧めします。

一度加熱してから飲むホットミルク、その他にもスープやパスタなどの調理に使うのがおすすめです。

1週間程度過ぎていた時～それ以降

1週間くらいから少しずつ安全性が低くなっていきます。可能であれば加熱調理して使うようにしてください。また見た目に変化がなくても味や風味が落ちている場合がありますので注意しましょう。これ以上の保存は衛生的に厳しいので早めに使い切るようにしましょう。

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腐った牛乳のサイン

牛乳は一週間程度までであれば問題なく飲むことができますがそれ以上になると賞味期限が切れていた場合飲まない方が良いと言えます。次は腐った牛乳とはどのような状態になるのかについてまとめてみました。

ヨーグルトのようにドロドロしている
明らかにおかしい匂いがする、酸っぱい匂いがする
白いつぶつぶや黄ばみがある
酸味や苦味を感じる
口に入れたときに舌を刺すような痛みを感じる

上記のような状態だとかなり腐敗が進んでいる証拠なのでこれ以上は絶対に飲まないようにしてください。基本的に腐っているものも少し体の中に入るぶんには問題ないのですが、体力に自信がない人や免疫力が落ちている妊娠中の方、高齢者などが摂取してしまうと重い食中毒症状を引き起こす可能性がありますので注意しましょう。

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