さつまいもを天日干しにして干し芋は、甘くねっとりした食感が特徴的なとても美味しいお菓子ですよね。あまり甘味が強くないさつまいもでも干し芋にするだけで甘さが凝縮されとても美味しく食べることができる優れものです。
そんな干し芋ですが、通常のさつまいもよりも比較的長く保存することができる反面、保存していることを忘れてしまって腐らせてしまうことが多い食品でもあります。
今回の記事では、 ・干し芋ってどんな食材? ・食べて干し芋が酸っぱい時 ・干し芋が腐るとどうなるのか ・干し芋適切な保存方法
これらについて解説していきたいと思います。
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目次
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干し芋ってどんな食材?
干し芋はさつまいもを蒸してから乾燥させた食品のことをいいます。その発祥は江戸時代に静岡県で誕生したと言われており、戦時中は軍人の保存食としても有効に活用されていました。
現在では全国各地で干し芋の生産がされていますが、9割は茨城県で生産されているといいます。茨城県の中でも特にひたちなか市などの県北で生産が盛んであり、 ひたちなか市はさつまいもの生育に適した土壌や冬場に雨が少なく海風の吹く気候であることが干し芋の生産に適している理由といわれています。
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食べた干し芋が酸っぱい・・・
干し芋は比較的長く保存できる食品なので、長期間家で保存している方も少なくないでしょう。久しぶりに食べたほしいもが何やら酸っぱい味がした場合、もしかしたらそれは腐っている状態かもしれません。
干し芋が腐ると以下のような状態になりますので参考にしてください。
<干し芋が腐っている時のサイン>
- ピンク、赤、茶色、緑、黒色のカビが生える
- ふわふわとした白いカビが生える
- 明らかにおかしい匂いがする
- 全体的に柔らかくなりべちゃべちゃになる
- 食べた時に舌を刺すような違和感のある、酸味がある
- ぐにゃぐにゃとして形がなくなる
基本的に干し芋は酸味はありません。なのでもしほしいも食べた時に酸味などの刺激を感じるようでしたら傷んでいる証拠ですのでそれ以上は食べないようにした方が良いでしょう。
本的に腐敗が進んでいる食べ物でも、胃酸が細菌を除去してくれるので体に異常が出ることは少ないのですが、免疫力が下がっている時などに体の中に入れてしまうと食中毒を引き起こす可能性があります。上記のような異常を感じたら絶対に口にしないようにしてください。
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干し芋の日持ちはどれくらい?
干し芋は比較的長く保存できる食品だということを先ほど説明しました。ではどれくらいの保存期間なのかについて、以下にまとめてみましたので参考にしてください。
- 未開封の常温保存:2ヶ月
- 冷蔵保存:3ヶ月
- 冷凍保存:6カ月
干し芋の保存に適しているのは「温度が10℃以下で直射日光に当たらない冷暗所」です。保存する上で大切なことはしっかりと密閉して触れさせないこと。特に冬場は部屋の湿度が低くなりますが、夏場は何もしていなくても湿度が高くなりやすくカビが生える環境になりやすいので注意しましょう。
基本は冷蔵保存がおすすめ
基本的に未開封の状態で密閉されているようであれば常温保存できるのですが、開封済みの場合は常温保存よりも冷蔵保存がおすすめです。メーカーによっても賞味期限が異なりますので、必ずパッケージに記載されている食品表示を確認してから保存するようにしてください。
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冷蔵庫に入れるときはラップに包んで
干し芋を冷蔵庫に入れる時は未開封の状態であればそのままで問題ないのですが、開封済みの場合は干し芋の中に含まれる水分が奪われるのを防ぐため必ずラップに包んでから冷蔵庫に入れるようにしましょう。
冷蔵庫に入れるときになるべく温度差を与えない方が良いので、一番温度が安定している「野菜室」にいれるのがおすすめです。
冷凍保存もできる
先ほどの表でも冷凍保存の保存目安をお伝えしましたが干し芋は冷凍保存が可能です。冷凍保存するときは1枚ずつアルミホイルに包んでから、密閉できるジップロックなどの袋に入れて保存するようにしましょう。食べるときは、食べる半日くらい前に冷蔵庫に移しておいて自然解凍してから食べるか、電子レンジやトースターなどで温めて食べてくださいね。
冷凍保存することで約半年程度も保存することができるのでぜひこの方法は覚えておいてください!
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まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、
この記事をまとめると
- 干し芋はさつまいもを蒸してから乾燥させた食品のこと
- もともとは保存食として作られた
- 腐るとカビが生えたり、ぐにゃぐにゃになったり、酸味が出てくる
- 基本の保存方法は冷蔵保存
- 冷凍保存することで半年以上も保存することができる
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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