皆さんはふきのとう味噌(ふき味噌)という調味料をご存知ですか?あまり聞きなじみのない調味料だと思いますが、その名前の通りふきのとうを使った味噌の味の調味料です。ふきのとう味噌はパスタに入れたり炒め物に入れたりなど様々な使い方ができるので、簡単に一品料理が作れる優れものなんですよ!
今回の記事ではふきのとう味噌とはどのようなものなのか、作り方、使い方、ふきのとう味噌が苦い時にどのように対処すればよいのかについて解説していきたいと思います。
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目次
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ふきのとう味噌(ふき味噌)とは?
ふき味噌とは、「ふきのとう味噌」を略したもので、ふきの新芽である「ふきのとう」を使った料理です。細かく切って炒めたふきのとうと、味噌を合わせて作られていて、ご飯のおかずにもぴったりの一品となっています。ふきのとうが採れる地域では、家庭で良く作られるメジャーな調理法です。
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作り方
ふきのとう味噌の作り方は簡単です。調理方法をまとめておきました。
- 味噌大さじ4、みりん大さじ2、砂糖小さじ1をボウルに混ぜ合わせ、タレを作る
- サラダオイルをフライパンに多めに敷き、弱火で加熱
- 摘んできたふきのとうの固い部分を切り取り、あとはみじん切りにする
- ふきのとうをフライパンで弱火で炒め、そこにみそだれを投入する
- 水分が無くなってきたら、最後に砂糖で味を調える
- お皿に空けて冷ませば完成
こんな感じで、味噌とふきのとうさえあれば誰でも簡単に作れる食材なのです。
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ふきのとう味噌の日持ち・賞味期限
ふきのとう味噌の大体の日持ち目安について以下にまとめてみました
- 常温保存:NG
- 冷蔵保存:約10日程
- 冷凍保存:約1年
冷蔵保存
ふきのとう味噌は冷蔵保存で約10日程保存することができます。出来上がったふき味噌を、常温で一旦冷ましきちんと消毒された蓋つき容器に移して、冷蔵庫に入れます。使う時は清潔な箸で必要な分だけ取り分けるようにしましょう。
冷凍保存
続いて、さらに長持ちしやすい「冷凍保存」です。冷凍保存をすると、なんとふき味噌は「1年間くらい保存が可能」だと言われています。ふき味噌にして冷凍すると、カチカチに固まらないので、調理時も使いやすいのです。
まずは、出来上がったふき味噌を冷まし、1回分くらいずつに小分けにしてラップにくるみます。その後、ジップロックなどにまとめて入れて、冷凍庫に保存するだけ。この方法で1年間は保存できるため、年中ふきのとうの香りを楽しむことが出来ます。
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ふきのとう味噌の使い方
では次はふきのとう味噌のおすすめの使い方について解説していきたいと思います。ふきのとう味噌はさまざまな料理に活用することができるのでとても便利な調味料になります。
ふき味噌パスタ
まずは、ふき味噌パスタです。しめじなどのキノコをオリーブオイルを敷いたフライパンで炒め、そこにふき味噌を入れます。パスタが茹で上がったら、フライパンに投入。その後醤油を少量加え、味を見ましょう。最後にコショウと刻みのりをかけて完成です。
豚肉炒め
醤油と酒、みりんで下味をつけた豚肉をフライパンで炒め、そこにふき味噌を適量投入します。豚肉に火が通ったら完成。塩コショウで味を調えて盛り付けましょう。味噌の香りが豚肉との相性抜群です。
ふき味噌なす
ふき味噌は「なす」とも相性がいいです。切ったなすの上にふき味噌を塗って、油を敷いたフライパンで弱火で焼くだけ。なすの食感と、ふきのとうの香りを一緒に楽しみましょう。
ふき味噌チーズ
ふき味噌は意外にも「チーズ」と一緒に味わうと絶品になります。豆腐を一丁スライスにし、耐熱皿に並べます。そこにふき味噌を乗せ、その上にとろけるチーズを刻んでかけます。その後、オーブントースターで焦げ目がつくまで焼けば完成。
豆腐は水分が多いので、事前に水抜きをして調理に使うと、しっかりとした歯ごたえになって美味しくいただけるでしょう。味が足りない時は、塩コショウで調整してください。
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ふき味噌が苦いときの原因と対処法は?
ふき味噌には「独特の苦み」があります。これは、ふきのとうの「アク」が原因で、灰汁をきちんと取り除かなければ、苦みが極端に強くなってしまうのです。
苦味成分
では、苦みの原因となっている「アク」はどうすればいいのか?最も簡単なのは「油で炒めてしまう事」です。ふき味噌を作る段階で、ふきのとうは油で炒められます。しかし、この炒める工程が不十分であると、灰汁が残ったままになってしまい、苦みを強く感じやすいのです。
苦みを極力減らすには、油を敷いたフライパンで丁寧に炒めることが重要です。もし、作った後に苦すぎると感じた場合は、油を敷いて再度軽く炒めてみると、苦みが多少軽減されるでしょう。ごま油などを使って、香りが残るように炒め直すと、さらに美味しく仕上がるはずです。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、
この記事をまとめると
- ふきのとう味噌は様々な料理に使える便利調味料
- 常温保存はできない
- 冷蔵保存だと約10日ほど保存にすることができる
- 状態が良ければ1年ほど冷凍保存することもできる
- ふき味噌が苦い時はアク抜き不足が原因
- 苦くないふき味噌を作るには丁寧に油で炒めよう
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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