ホワイトチョコといえば真っ白な色が特徴で、通常のチョコレートに比べてミルキー感が強く渋みや苦味を感じないところが好きな人には刺さる、といったスイーツなイメージがあります。
そもそもチョコレートといえばあの独特な茶色のイメージですが、ホワイトチョコとどのような違いがあるのかいまいちよくわかりませんよね。またチョコレートにはカフェインが含まれていますが、ホワイトチョコにもカフェインが含まれているのでしょうか?
今回の記事ではホワイトチョコとはどのようなチョコレートなのか、本当にチョコレートと言って良いのか、ホワイトチョコのカフェイン量はどれくらいなのかなどについて解説していきたいと思います。
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目次
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ホワイトチョコってどんなチョコ?
ホワイトチョコレートは「ココアバター」と「砂糖」「ミルク」を元に作られています。ここまでは普通のチョコレートと同じ材料ですが、ここに「カカオマス」が加えられると一般的な茶色のチョコレートになります。
カカオマスとはチョコレートの原料となるカカオ豆を発酵させた後に乾燥、焙煎したものを砕いて作ります。このカカオマスを入れるか入れないかでホワイトチョコになるか茶色のチョコレートになるかが決まります。
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カカオが入っていなくてもチョコレート?
チョコレートの独特な色と風味を作り出すカカオマスですが、カカオマスが入っていないホワイトチョコってそもそもチョコレートと呼べるのか疑問ですよね。
実はチョコレートは日本では公正取引委員会によって「チョコレート類の表示に関する公正競争規約」という決まりから、「カカオ成分が35%以上含まれているものをチョコレートという」ことが定められています。
「カカオ成分とはカカオマスとココアバターによって構成されているもののこと」で、これらの合計が35%であればチョコレートと言っても良いのです。ホワイトチョコレートの場合はカカオマスが0%でも、ココアバターが35%以上含まれているのでチョコレートと記載しても良い事になっています。
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ホワイトチョコにもカフェインが含まれる?
カフェインの含有量についていくつかまとめてみたので参考にしてみてください。
- レギュラーコーヒー100㎖あたりのカフェイン量:60mg
- ダークチョコレート100gあたりのカフェイン量:30mg
- 高カカオチョコレート100gあたりのカフェイン量:68~120mg
- ホワイトチョコレート100gあたりのカフェイン量:4mg
ホワイトチョコレートはカカオマスを使っていないのですが、カカオバターに含まれる微量のカフェインが含まれています。チョコレートにおけるカフェインのほとんどがカカオマスに含まれていますので、ホワイトチョコではカフェイン量がかなり低くなるということですね。
一般的なチョコレートよりもかなりカフェイン量が抑えられるとはいえ、微量のカフェインは含まれていますのでカフェインに敏感な方がホワイトチョコを食べ過ぎてしまうと、カフェインによる症状が出てくる可能性もありますので食べ過ぎには注意しましょう。
<カフェインの摂りすぎによる症状>
- 心拍数の増加
- 不眠
- 胃もたれ
- 胃痛
- カフェイン中毒
妊娠中はホワイトチョコを食べてもいいの?
カフェイン量を気にしなければいけない時期と言えば「妊娠中」ですよね。食品からのカフェイン摂取について注意喚起がなされているというのは皆さんもご存知だと思います。
妊娠した女性は1日コーヒーをマグカップで約2杯分までであれば、カフェインをとっても良いと言われています。ホワイトチョコレートならどれだけ食べてもそこまでの量のカフェイン量を摂るのは難しい事が予想されますので、ホワイトチョコの摂取量に関してはそこまで気にしなくても良いと言えます。
ただし注意が必要なのは高カカオチョコレートはビターチョコレートです。これらのチョコレートはコーヒー以上のカフェイン量が含有されている可能性がありますので、妊娠中に食べるのは控えた方が良いと言えます。
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ホワイトチョコにもポリフェノールは含まれる?
チョコレートといえばカカオポリフェノールによる健康効果が有名ですよね。同じチョコレートであるホワイトチョコレートにもポリフェノールが含まれるかと言うと、実は通常のチョコレートよりもかなりポリフェノールの量は少なくなっています。
カカオポリフェノールはカカオマスに多く含まれる成分です。通常のチョコレートとは違いカカオマスが使われないホワイトチョコではポリフェノールの量が少なくなってしまうのは必然ですね。
もしカカオポリフェノールによる効果を得たいなら通常のチョコレートか、高カカオチョコレートを食べるようにしましょう。
<カカオポリフェノールの効果>
- 血圧低下:カカオポリフェノールには血管を広げてくれる効果があります。血管に炎症があると血流の流れが悪くなることが分かっていますが、カカオポリフェノールには血管の炎症を軽減させてくれる効果が期待できます。
- 動脈硬化予防:カカオポリフェノールにはLDLコレステロールの酸化を抑制し、動脈硬化を予防してくれる働きが期待できます。
- 美肌効果:しみやそばかすなどの原因は紫外線によって生じる活性酸素です。カカオポリフェノールはそんな活性酸素の効果を無力化してくれる作用があるので、肌へのダメージを軽減してくれる効果を期待することができます。
- アレルギーの改善:カカオポリフェノールには肥満細胞から放出されるヒスタミン量を減少させる効果があることがわかっています。このことからアレルギーの症状を軽減させてくれるといわれています。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、
この記事をまとめると
- ホワイトチョコはココアバターと砂糖、ミルクだけで作られたチョコレートのこと
- カカオマスが含まれていないので茶色にならない
- カカオマスが含まれていない分、カフェイン量が通常のチョコレートに比べて低め
- 妊娠中でもホワイトチョコレートは安心して食べることができる
- カカオポリフェノールは少なめなので注意
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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