カツ丼といえば分厚いロースカツと甘いタレを使った卵とじで作られているどんぶりのイメージがありますが皆さんのカツ丼のイメージはどのようなイメージがありますか?
実は私のように卵でとじたカツ丼が思い浮かぶのは、首都圏に住む人だけで実は地方在住の人の中には全く違うカツ丼をイメージする方も多いようです。今回の記事ではカツ丼とはどのような食べ物なのか、全国各地にあるご当地カツ丼はどのようなものがあるのかについて解説していきたいと思います。
スポンサードリンク
目次
|
|
一般的なカツ丼のスタイル
日本国内で一番有名なカツ丼のスタイルは「豚のロースカツと玉ねぎを醤油の割り下で煮込んで、卵とじにしてご飯に乗せた料理」のことをいうようです。
一部地域「特に福井県、山梨県、群馬県、岡山県、沖縄県、長野県の南部」以外ではこの一般的なカツ丼のスタイルを思い浮かべる人がほとんどでしょう。
スポンサードリンク
豚肉以外の肉を使うところも
基本的には豚のロースカツを使用しますが、他にもビーフかつやチキンカツ、メンチカツ、エビカツといったカツを使用したカツ丼も存在します。それらはビーフカツ丼、チキンカツ丼、親子かつ丼、エビカツ丼、メンチカツ丼などと呼ばれ、牛肉料理や鶏肉料理の専門店などで扱っていることがあります。
スポンサードリンク
カツ丼の歴史
カツ丼の起源は明治30年代後半に甲府の蕎麦屋の老舗「奥村本店」でカツ丼が提供されたのがはじまりとされています。これよりも前にカツ丼が生まれていたという話も出ていますが現時点で確認されている情報では甲府の奥村本店が最古のものとなっているようです。
スポンサードリンク
カツ丼の派生
カツ重との違いは?
カツ重はカツ丼と同じものですが、カツ丼の器を変えたものです。カツ重の重は「重箱」のことで、お弁当屋、スーパー、コンビニエンスストアではプラスチックの四角い容器に入られているものがカツ重になります。
カツ煮、カツとじ、カツ皿
カツ煮、カツとじ、カツ皿はどれも豚カツを卵で閉じたものだけお皿に盛った料理のことを言います。一般にカツ煮定食として別森のご飯とともに提供されています。
カツ丼の上の部分であることからアタマという別名で呼ばれることがあり、アタマライス、かつ頭定食など称する店もあります。
スポンサードリンク
ご当地のカツ丼とは
日本全国的に提供されている一般的な活動のスタイルの他にも、地方ではタレや餡、ソースなどをかけて染み込ませた豚かつやその他のカツレツを用いた丼もの料理があるようです。
これらのカツ丼はご当地グルメの場合、〇〇かつ丼として販売され地域名や特徴をくっつけて名前にしているところがほとんどです。
代表的なご当地かつ丼
では代表的なご当地カツ丼について紹介していきます。
- 千厩駅のあんかけカツ丼
- 会津若松駅のソースカツ丼
- 新潟駅のタレカツ丼
- 長岡駅の洋風カツ丼
- 駒ヶ根市の駒ヶ根ソースカツ丼
- 名古屋の味噌カツ丼
- 瑞浪駅のあんかけカツ丼
- 土岐市駅のてりカツ丼
- 福井駅のソースカツ丼
- 岡山駅のデミカツ丼
ピックアップ「新潟のタレカツ丼」
新潟といえば美味しい日本酒やお米、昔ながらの郷土料理などがたくさんある場所ですが実はカツ丼のご当地のものがあり、代表的なものがタレカツ丼です。カツ丼といえば卵でとじるものがほとんどですが、新潟のタレカツ丼は卵が生のまま別皿に出てくるのが特徴です。
タレカツ丼の作り方は実にシンプルで、豚カツに醤油ベースの甘辛いタレをかけるだけです。新潟は米自体がとても美味しいので、このようなシンプルな味付けがあるのだそう。
豚カツはやや薄いですが味がしっかりしており衣のバランスが非常に良いため、とても食べ応えがあって美味しいので是非機会があれば食べてみてください!
ピックアップ「駒ヶ根ソースカツ丼」
ソースカツ丼は B 級グルメの中でもかなり代表的なものですが、駒ヶ根のソースカツ丼はソースカツ丼という名前では販売しておらず駒ヶ根ソースカツ丼という地名とソースカツ丼を合わせた名前となっています。
駒ヶ根ソースカツ丼が誕生したのは昭和11年ごろで、ご飯の上に千切りキャベツをのせてその上にたっぷりのソースを通したとんかつを乗せるというものです。揚げたてのとんかつをソースに通すだけなので、出来立て熱々なジューシーとんかつと一緒にご飯を食べられるのがポイントですね!
駒ヶ根ソースカツ丼のソースには隠し味に醤油を使っているので日本人の口に馴染みやすいとされています。非常にボリュームがあるので食べ過ぎには注意です!
ピックアップ「デミカツ丼」
晴れの国ともいわれる岡山は暖かいポカポカした瀬戸内式の気候に恵まれて、ぶどうや桃などの高級フルーツで名高い地域です。そんな場所にも独特のご当地カツ丼があります。
全国的にはかなり少数派なのですがデミグラスソースを使ったカツ丼が岡山では有名です。高級感の漂うデミカツ丼はご飯の上に温キャベツが敷かれ、濃厚なデミグラスソースが数切れに切られたとんかつの上にたっぷりとかかっているのが特徴です。
ただこの方法がスタンダードではあるものの岡山のデミカツ丼はかなりのバリエーションがあり、デミグラスソースに味噌や醤油などを入れた和風テイストのソース、ケチャップなどを入れた赤色のデミグラスソースなど岡山県内でも作り手によって様々な違いがあります。
全国的にはあまり知られていませんが、とても美味しいので是非一度食べてみてくださいね!
スポンサードリンク
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、
この記事をまとめると
- カツ丼とは豚のロースカツと玉ねぎを醤油の割り下で煮込んで、卵とじにしてご飯に乗せた料理が基本
- B 級グルメとして様々な素材を使ったカツ丼が誕生している
- カツ重との違いは入れ物の違い
- 新潟のタレカツ丼や駒ヶ根ソースカツ丼、岡山のデミカツ丼などは是非一緒に食べていただきたい!
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください
スポンサードリンク