煮干しは体に悪い?食べ過ぎると危険?痛風や高血圧になるって本当?

煮干しは小魚を一度に体から干して乾燥させて作る食品で、出汁取りとしても優秀ですし、粉状にして調味料として使うこともできるとても優秀な食品です。乾煎りしたものをそのまま食べることもできます。最近の食事の欧米化に伴って魚を食べる機会はグンと減ってしまいましたが、煮干しは魚を丸ごとそのまま食べることができるので、魚不足の方にもとてもお勧めできる食品です。

ただ煮干しは非常に栄養素が高いものの食べ過ぎてしまうと体に悪い影響が起きる可能性があると言われている食品でもあります。今回の記事では煮干しが体に悪いといわれる理由、煮干しに含まれる栄養素、1日の摂取量などを解説していきたいと思います。

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煮干しが体に悪いといわれる理由は？

では始めに煮干しを食べることで体にどんな影響が出ると言われているかについて解説していきます。

プリン体が多い

煮干しには塩分の他にもプリン体がとても多いと言われています。そもそも煮干し以外でも素材を乾燥させてたべる「乾物」にはプリン体が多く入っている傾向にあります。

＜プリン体が高めな食品の中でもかなり高め＞

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プリン体が多いとどうなるの？

プリン体は尿酸値を上昇させる作用があり、尿酸値が高くなると痛風という病気を引き起こす可能性があります。痛風は足の親指の付け根の関節にできる痛風結節と呼ばれるものが主症状で、「風が吹いても痛い」といわれるほどの激痛が特徴の痛風発作を引き起こします。運動の習慣がない方、お酒が好きな方、水をあまり飲まない方は痛風のリスクが高いので注意しましょう。 

塩分が高い

煮干しは塩分の量が少し高めで、食べ過ぎてしまうと塩分過多になる可能性があります。塩分過多になると血圧が上がってしまったり、むくみの原因になります。血圧が上がるということは血管に負担をかけるということなので、脳卒中や心筋梗塞、心不全、動脈瘤などの循環系の病気につながる可能性があります。

塩分の排出にはカリウムが必須

塩分の摂りすぎが気になる場合はミネラルの一つである「カリウム」を積極的に摂取すると良いと言われています。カリウムは体内に存在する余分な塩分を排出し体細胞の仕事を後を一定に保つ働きがあります。これにより血圧を下げるのにとても大切な栄養素になってきます。

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煮干しは体に良いという見方も

煮干しはプリン体や塩分量が高いので食べ過ぎてしまうと体に悪い影響を与えるということをお伝えしました。ただこれは悪い側面にフォーカスした場合のお話で、基本的には食べ過ぎなければ全く問題ないですし、むしろ身体に良い効果が期待できる食品なのです！次は煮干しに含まれる優秀な栄養素と効果について解説していきたいと思います。 

タンパク質量が高い

煮干しは魚を丸ごとそのまま食べるので、タンパク質の量が多めです。タンパク質は筋肉や内臓などの体の組織を作る栄養素で不足すれば筋肉量や体の大切な臓器が修復されなくなってしまいます。

筋肉量が増えることで新陳代謝が上がり、同じ運動してもたくさんのカロリーを燃焼することができるのでダイエット効果も高くなります。

カルシウムが豊富

カルシウムといえば骨や歯を丈夫に作ってくれる作用があるのはご存知ですよね。実はそれ以外にも筋肉の収縮をサポートしたり、メンタル面でのケアを行ってくれるなど非常に優秀な要素でもあるのです。

煮干しに含まれるカルシウムの含有量は牛乳の約20倍と言われており、様々な食品の中でも群を抜いて多いとされています。ただし煮干しに含まれるカルシウムは吸収されにくいので、吸収を促進するカゼインを多く含む牛乳と合わせて摂ることでより効果的にカルシウムを補給することができます。

噛み応えがあるのでおやつに最適

私はそのまま食べたことがある方はお分かりだと思いますが、煮干しは硬い食品なのでしっかりと歯で噛んで食べる必要があります。この歯で噛むという行動は非常にメリットが大きく、満腹中枢を刺激して食べ過ぎを防いでくれたり、脳の発達をサポートしてくれたり、歯茎や歯を強くしてくれるなど様々な効果が期待できます。

最近では柔らかい食事が多くなってきており歯で噛むという行動自体が減ってきてしまっていますが、時々で良いので煮干しのような硬い食材を食べる習慣をつけておくと良いでしょう。

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煮干しは一日どれくらい食べてもいいの？

煮干しの一日摂取量

煮干しの1日の摂取推奨量は「15g」程度と言われています。この量は小さいイワシの煮干しだと20～30匹程度の量です。煮干しはそのまま食べても全く問題ありませんし、食べにくいようであればミキサーで粉末状にしてお味噌汁やご飯にふりかけて食べるのがオススメです。

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まとめ

いかがでしたでしょうか？今回の記事をまとめると、

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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