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日本人の離乳食として最初に食べるのが「おかゆ」。とはいえ、新米ママパパにとっては、いつから何を食べさせたらいいんだろう?と不安になるもの。今回の内容は、離乳食をステップアップするタイミングや、日々の準備の負担を軽くする方法をご紹介します。
- 9倍粥はいつから食べさせて大丈夫?
- 9倍粥の作り方
- 赤ちゃんがおかゆに飽きた時のアレンジ
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目次
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9倍粥はいつから食べさせて大丈夫?
食べさせていい時期
9~10倍粥を食べさせるタイミングについては、「赤ちゃんの様子」と「月齢」を参考にするといいでしょう。
赤ちゃんの様子
赤ちゃんに次のような変化が見られたら、離乳食を始めるタイミングです。
- 首がすわった
- 授乳時間が一定になってきた
- 母乳やミルクを十分に飲んでいるが満足しない
- 生活のリズムが整ってきた
- 大人が食べている様子に興味を示すようになった など
ただし、離乳食の進み方には個人差があります。ご自身のお子さんに合わせながら進めていきましょう。
月齢
月齢も参考にしてみましょう。離乳食でご飯を食べられるようになるのは、生後5~6カ月頃~。最初は、重湯(お粥を焚いたときにできる上澄みの液体)や10倍粥からスタートします。10倍粥は、米1に対して水10で炊いたお粥です。9倍粥とは、10倍粥の水分よりも少し少なく炊いたもの。10倍粥が食べられるようになった赤ちゃんは、様子を見ながら、9倍粥、8倍粥を食べさせてみましょう。月齢の目安は以下の通りです。
離乳食初期(生後5~6か月) | 重湯・10倍粥 |
離乳食中期(生後7~8か月) | 7倍粥 |
離乳食後期(生後9~11か月) | 5倍粥 |
離乳食完了期(生後11か月~) | 軟飯 |
どのくらいあげる?
厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド 」では、離乳食の1回あたりの目安量は示されていません。目安となる量が示されていないと、与えている量が多すぎたり少なすぎたりしないか心配になってしまうかもしれませんが、離乳初期(生後5〜6ヶ月頃)の離乳食は少量の食材を水やだしで伸ばしてペースト状にしているので、ここからとれるエネルギーや栄養素は問題にするほどの量ではありません。初めての食材を与えるときは、離乳食用のスプーン1さじからスタートして、食物アレルギーが出ないか様子をみてください。目安となる一日の回数は以下の通りです。
離乳食初期(生後5・6ヶ月頃)→1日1回
離乳食中期(生後7・8ヶ月頃)→午前と午後に各1回ずつ
離乳食後期(生後9・10ヶ月頃)→1日3回
食べさせ方は?
舌や喉を上手に使っていくことが出来るように促してあげましょう。まだ離乳食に慣れない赤ちゃんは、うまく飲み込めなかったり、スプーンを舌で押し出したりすることがあります。あまりに嫌がる場合は、時期をずらすなど柔軟に対応しましょう。
食べさせ方のポイント
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口を開けてからスプーンを入れる
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温度に気を付ける やけどしないよう十分に冷ましてから食べさせましょう
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授乳時刻より少し前にあげる
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スプーンは水平にしてあげる
スプーンの柄を上むきにして上げるのはNG!赤ちゃんが斜め上を向いてご飯を食べると飲み辛く、食べ物が気管に入りやすくなり危険です。
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9倍粥の作り方
炊飯器
毎日の家族の食事作りに加えて、離乳食だけ別に準備するのは大変なことです。そのようなときは、炊飯器を使って手間を省いてみましょう。家族のご飯と9倍粥を同時に作れる方法をご紹介します。
材料
- 米 10g
- 水 90ml
- 湯呑茶碗 シンプルな形のもの1つ
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大人用のご飯をいつも通りに研ぎ、炊飯器のお釜に米と水をセットする
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炊飯器の中央に、湯飲茶碗を入れる
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湯飲茶碗の中に、大人用の米10gと90mlの水を入れる
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いつも通り炊飯器のスイッチを押せばOK
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湯飲茶碗に9倍粥ができます(スプーン等ですりつぶして完成)
まとめて多めに作ることもできます。出来上がったら、小さめのタッパーに小分けして冷凍保存しておけば数日分もちます。食べさせるときにレンジで加熱してください。
鍋
一度炊いたご飯をもう一度煮ることで柔らかい9倍がゆを作ることができます。
材料
- ご飯 30g(出来上がりは180gになります)
- 水 180ml
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鍋にご飯と水をいれて、軽くほぐす
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蓋をして中火にかけ、煮立ったら弱火にして15分ほど煮る(蓋をずらして吹きこぼれに気を付ける)
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ご飯がやわらかくなったら火を止め、蓋をして10分程度蒸らす
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すり鉢に移して、ご飯をすりつぶす(重湯の量で固さを調整してください)
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器に移して完成
※ 出来立ては熱々なので、しっかりと冷ましてから食べさせるようにしましょう。
レンジ
忙しいときは、レンジを使っても作ることができます。
材料
- ご飯 10g
- 水 90ml
- 耐熱ボウルにご飯を水を入れてほぐす
- かるくラップをかけて、500wの電子レンジで4分ほど加熱する
- ラップをかけたまま5分ほど蒸らし、一度混ぜ合わせる
- すり鉢に入れ、やわらかくなるまですりつぶす(湯冷ましを少量ずつ加えて固さを調整してください)
- 器に移して完成
赤ちゃんがおかゆに飽きた時のアレンジ
赤ちゃんがおかゆに飽きてきたり、離乳食が進んできたら野菜を混ぜ込んでみましょう。
かぼちゃがゆ
材料
- 9倍粥 30g
- 冷凍かぼちゃ 20g
- 凍ったままのかぼちゃを耐熱容器に入れ、電子レンジ(600w)で50秒加熱する
- かぼちゃの皮を取り除き、スプ―ンなどで潰す
- 9倍粥に1を混ぜて完成
しらすとにんじんのおかゆ
複数の食材を入れることで旨味が増します。
材料
- 9倍粥 30g
- しらす 5g
- 人参 10g
- 人参を鍋で煮てやわらかくなったらすりつぶす(人参ペーストを使う場合はそのままでOK)
- しらすにお湯を注ぎ、塩気を抜くき、湯を切る
- 人参としらすと9倍粥を混ぜ合わせて完成
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まとめ
今回は、「9倍粥はいつから食べさせて大丈夫?鍋・レンジ・炊飯器での作り方」というタイトルでお送りしましたが、いかがでしたか?
この記事をまとめると
- 9倍粥は離乳食が始まって10倍粥に慣れてきた頃からOK
- 離乳食初期の回数は、1日1回~2回
- 炊いたご飯を冷凍保存して、鍋や電子レンジで再度煮てもOK
- 赤ちゃんがお粥に飽きてきたら野菜を加えてアレンジしてみよう
離乳食初期が過ぎたら8倍粥、7倍粥・・・とだんだん水分の量を減らして食べさせてみましょう。家庭の中で「食べる楽しさ」を伝えられるといいですね。
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